






昔、巴里のジュルダンで仕事をしていた時。
仏蘭西人の上品な母娘が靴を買いに来た。
毎年のクリスマスプレゼントなのだろう。会話の中で
「去年までは黒の表革、お呼ばれ用に黒のエナメルの
プレーンパンプスを買ったわ。
今年はベルベットやフランネルのお洋服に合わせるために
黒のスウェードをプレゼントするわ。」
つまり起毛の布地にはスウェードなのだ。
なるほど。このような母娘の会話を日本でも聞いてみたい。
そして母が娘に勧めるのは絶対にプレーン。きっと会話の続きは
「紺まではママがプレゼントするけど、茶色後は自分で買うのヨ。」
という感じだろう。
プレーンパンプスは足が一番綺麗に見える。
靴のカットが浅ければ浅いほど、膝から下が長く美しく見える。
ついついデザイン物を持って来ると、色々目が行ってしまって
膝から下が目立たなくなってしまう。
テルースは二十六年前から
プレーンパンプスのカットはミリ単位で拘ってきた。また、プレーンパンプスは
黒、黒エナメル、黒スウェード、マロン、紺、赤、アイボリー、
ジュニエーブル(濃い緑)があると
どんなファッションにも合わせられる。
であるからして、このようなプレーンが無い店は
僕は未だに靴屋と呼ばないことにしている。
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tellus-gi.jp
最近サマーセーターが恋しい。近年温暖化と言われ、暑くてムシムシした日々が続く。
でも、日焼けした肌に洗いざらしの綿のシャツの前のボタンを思い切り外し、
サマーカーディガンを羽織り、海辺のレストランにでも行きたいもの。
サマーセーターはニット物から綿の荒い糸で編んだ物が好き。
もちろん色鮮やかな物が大好きだ。
最近の若い人に聞くと、やはりTシャツとかスウェットになるようだけど
若い人はいつでも自分で洗濯機に突っ込んで洗えるものが便利で良いのかも。
若い人の色鮮やかなTシャツに丈の短めのパンツに素足なんて
若いから出来る技。
僕が出来るのはヨットパーカーに細身のパンツにデッキシューズかな。
さて、ヨットハーバーに行ってくるか。もちろん絵を描きに。
僕は漁港を描くのが好きだ。六月は千葉の大原漁港には必ず行く。
それは恩師が好きだった場所であり、亡くなった場所でもある。
学生時代の思い出に浸り、旅館のおばさんと昔話をしたり…。
でも年々、淋しくなる大原。前はサイクルセンター等でにぎわった頃もあったのに。
今日は日帰り。潮風に打たれ、その潮風に乗って先生の声が流れて行くようだ。今は昔…。
2008/5/2 大原漁港 オレンジの漁船 (透明水彩 545mm×788mm)
あと、三浦半島の金田漁港も好きだ。寂れた感じも大好き。
漁船。魚市場。網を繕う老人達の話し声。いつも、やっているのかわからないパンと
たばこ屋「やまざき」。切り壊したような崖。
それらが全て絵になる。
この前も朝八時から午後一時までに八枚ほど描き上げた。
中でも気に入った一枚を載せるね。
2008/6/14 金田漁港 二艘の漁船(透明水彩 545mm×788mm)
靴って大地を踏みしめるからとても大切。そして自分の体を支える重要なもの。
だから選び方から考えたい。
まずパンプスは、スニーカーのように少し大きめを買うのではなく
ちょうど良い大きさを買うのがベスト。
歩いていてパカパカ後ろが脱げてしまうと、脱げないようにと歩くために
膝が曲がる。
足の指の付け根をしっかりと包んで押さえ込み、そして
土踏まずの傾斜の上に乗せ、そのサイドはやはり足を包み込み、
かかとをしっかり脱げないように押さえるものを選ぶ。
きついのはイヤだと言って緩めを買うと、足は前に行き
だらしない歩き方になる。
ヒールの高さは、歩くには5cm位が良いが、やはり高いものも履きたい。
朝から晩まで目に涙を浮かべ、ヒールの高い靴を履くという
我慢する時代では無いので、
お呼ばれの時は履き替えるくらいのことを考えてもらいたい。
とにかくきちんとした靴を選ばないと、綺麗な歩き方にはならない。
カットの浅いパンプスは、前から見た時脚が長く見えて、より綺麗に見える。
でも、ものすごく長い距離を歩くのは無理。美しさを取るか、辛さを取るか、だ。
また、女性が靴を履く姿を見てしばしば幻滅を感じるのだが、
つぶすかのように靴の上に乗せてから履いたり、
突っかけるように靴を履いては駄目。
何故なら、靴の心臓部分の指先を包み込むところや
脱げないようにするかかとの部分を自ら壊してしまうことになるから。
映画の中で、外国人の女性がパンプスを履く時、椅子に座り、片足を膝に乗せ
斜めから靴をねじ込むように履くシーンって見たことない?
パンプスも足を斜めに入れるくらいでないとジャストフィットと言えないのです。
工場でパンプスが出来上がり、木型から抜く時は
ポンと取るのではなく、やや傾け気味で抜き取るのです。
ちょっとバーで見かけた女の人。でも靴がパカッと脱げて、
せっかくの綺麗なポーズが台無し!
やはり靴はこんな時でもきちんと履いてて欲しいもの。
靴は足に吸い付くようでなくてはならない。
今年は雨の日が昨年より多い気がする。このような時は
さわやかな香りのオーデコロンを、なんて思う。
昔は旅のついでに免税店でエルメスのエキュパージュを買いだめし
いつも持っていたが、最近は免税店に置いていない。
この際だから、思い切って香りも気にせず
綺麗なビンのオーデコロンを買いあさった。
それを大きな器に入れて楽しんでいたが、やはりスタイルを持って使うことにした。
そのスタイルは、ブルー・グリーン系のシャツを着る時は
ブルー・グリーン色をしたオーデコロン。
するとちょうど柑橘系の香りでファッションに合う。
ピンク系やオレンジ系のシャツを着る時は
やはりピンクから赤系の色のオーデコロン。
これは甘い香りで色に合う。
これをしばらくの間続け、楽しんでいる。
やはり自分の組み合わせにあった香りを、と言うのもお洒落ではないかナ。
もちろん黄色のロードレーサーに乗る時は、イエロージャージ…。
オット、とんでもない。これだけはできない。
イエローは、ツール・ド・フランスの優勝者が着る色、「マイヨジョーヌ」だ!!!
これだけはやめておこう。
「今年はマリンファッション」と言われたけど、街にどうも見当たらない。
マリンファッションはやはりバカンス地で見るものなのであろうか。
でも、紺のボーダーシャツに白のパンツでもマリンファッションか。
今年の秋のメンズブーツの広告写真を撮る時期がやって来た。
今秋はブリティッシュと言っているが、新しい着方の提案があっても良いかも。
今考えているのは、デニムをブーツインして
上にショートの着物、なんてお洒落かも。
または毛羽立ったベロアブーツにデニムインして、
綺麗な女性物の着物をベルトで締め、ジャケット。
そして黒のリボン紐のドレッシーシューズに
黒のデニムに花柄・トランプ柄など遊んだリボンの紐を付けてパーティーに行きたい。
もちろん上は古着のタキシード。
さてどうなることやら。カメラマン・デザイナーとの打ち合わせも間近だ。
七月になったら、箱根ポーラ美術館にシャガールを見に行こうかな。
箱根に行くには、やはりオープンエアの車がいいかな!
横にはうら若き乙女を乗せて、頭に風が強いからスカーフを巻いて。
もちろんサングラスも必要。
スカーフは今年は旬。秋にかけての重要ファッションアイテム。
テルースはこの秋、アーティストとコラボを張って
百枚限定でそのアーティストの絵でスカーフを作ろうと思う。
そして、お客様が靴を買った時に入れるショッピングバッグにも
その絵を使い、千枚限定ということを考えているところ。
第一弾は僕のガーベラ。
第二弾は加藤氏。
そしてクリスマスバージョンは童話の青木氏に依頼しようかな
と思っている。
風になびくスカーフと、美しき乙女の横顔。BGMはエンジン音。いざ箱根へ。
スカーフの柄ができたら常時載せるネ。
七月、ツール・ド・フランスの季節がやって来る。
前々年のアームストロングの七連覇はすごかった。
何故ツール・ド・フランスかと言うと、僕自身が自転車乗りだから。
三十五から四十五歳まではトライアスロンをやっていて、
九十六年の琵琶湖のレースで終わりにした。
今はロードレーサーで山岳コースを楽しんでいる。
人間の趣味として、「動の趣味」と「静の趣味」を持つと人生が楽しい。
僕の「動」は自転車で、「静」は絵かな?
自転車に乗っていると風景を描くポイントも発見できて一石二鳥だ。
山岳で好きな所は秋ヶ瀬湖周辺。
ジャジャベールになったつもりで山を登って行く。
ただ、いくら好きだからと言っても、ロードレーサーは冬はやはり寒い。
寒い冬はMTBで山の中を走り回る。
このような二つの趣味が、コレクション作りの頭をクリアにしてくれる。
さて、次の目標は秋ヶ瀬湖。もちろん、ヘルメットは義務。
最近街中でピストと言うタイプが増えてきたけど、
ピストはトラックを走るための物。決して街では乗らない。
日曜日の大井埠頭で、自転車にロープでタイヤを縛りつけ
それを引きつつトレーニングをしている競輪選手。
ヤビツ峠をゆっくりと登って行く選手たち。
あの太腿があってこそ、あの華奢なクロモリが似合うような気がする。
自転車のハンドルは肩幅に合わせるもの。落車した時にそのハンドルが身代わりになる。
故、短く小さいハンドルは危ないヨ。
今年の夏は、十月個展に向けて描きまくらないと。
テーマは人物。やはり絵を描くにもスタイル。
アトリエで人ばかり見ていてもたまには気分転換しないと。
僕の風景水彩画は常に現場。
現場の空気を吸って、自然の温度を体感することで
それが筆から絵に伝わっていくような気がする。
そしてその季節のお洒落をしないと。
ただ、気分が乗って来ると絵の具が飛び散るので、それなりの…。
今年、自分の気に入っているファッションはパンツオンパンツ、チェックオンチェック。
テルースの雑誌の宣伝でもそのスタイルを使っている。
パンツオンパンツは長いパンツにショートパンツ等、
チェックオンチェックはマドラスに違う柄のマドラス、それにストラップ。
組み合わせには勇気がいるけど、現場で絵を描くには
座ると冷たかったり、寒かったりで
パンツオンパンツは何かと便利。
やはりその時の靴もビブラムのオイル靴が良い。
今は夏でもスリップドレスにブーツを履いている女の子が居るくらい。
男もちょっと冒険してみるのも悪くないのでは。
二月の個展も終わり、そして2008年秋冬、本番の五月のプレスミーティングも終わって
やっとひと息と思っていた矢先に、なんと「テルースのブログを作って」と言われ
ブログって何だ?と大騒ぎ。
何故って、僕は五年前、講談社さんから頼まれ月刊誌「Style」に
三十数回の連載を最後にパソコンの蓋を閉めた…。
そして、今はパソコン・新聞・テレビ・ラジオ・ステレオ・携帯電話の無い世界に居るのに
いまさらパソコンに向かって原稿を書く気にはなれないので、
四百字詰めの原稿用紙で書いて、パソコンで打ってもらうことにした。
この秋のテルースのテーマは一人の婦人の小さいバカンス。
外国の長いバカンスなんて日本には未だに無い。
巴里に居た頃、休みなんて、朝はマゴーでクロワッサンにキャフェオレ、ちょっと散歩。
昼はマゴーでオムレツ、ちょっと絵を描いたりして
夜は、マゴーで胡椒のステーキ。僕の席がちゃんと出来ていた。
日本に帰ってからもたまに行く巴里は、マゴーの近くのマディソンに泊まり、
昔と同じことを繰り返す。
そんな休みの過ごし方、きっとその婦人は田舎の小さい町で
しゃれたホテルに泊まり、素敵な日々を送ることだろう。
その為にも、田舎で過ごすブーツ、ちょっとおよばれの可愛いハイヒール、等々
これからブログで紹介していこうと思う。
今年の僕の夏休みは、これから十月にある個展に向けて絵を描き始めないと。
昨年はヨット。
2006年 アラモアナヨットハーバー(透明水彩 545mm×788mm)
今年の二月は花。
2007/9/24 朝顔(透明水彩 788mm×545mm)
さて十月は人物。ちょっとずつ紹介していきますね。