夏の待ち合わせ
夏が終りそうでも、まだ暑い。
いつものように街に居ると、「今年も僕は東京に居たか…」と
虚しい気がした。
夏って普通の人は時間が空いて、夏休みというところだけど
物創りの人間は9月のオーダーに向けてのサンプル作りに忙しい。
コレクションとプレスミーティングが終ったら小さい旅にでも、と思っているけど
今年は十月は個展がある。
そこに夏の暑さを吹っ飛ばすかのように、細いデニムにショートブーツ、
水玉の大き目ブラウスを素肌に纏った男が現れた。
彼女と待ち合わせなのか、その時
ガードレールの高いところに脚を上げて
まるでポーズを取るかのように…。
街の中が禁煙でなかったら、タバコをくわえれば
映画の中の主人公といったところだ。
風でブラウスが揺れて涼しそう。
このようなスタイルを持った人とは、ここのところ会っていないような気がする。
残暑にスゥーっと爽やかな気分になった。











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