待ち合わせにもスタイル Vol.3
彼女は車で来るのだろうか。車で来たら食事の時お酒が飲めない。
僕一人で飲んでいたらしらけないかなぁ。
いや、そんなことはない、きっと。
もう僕の心の中には食事の場所も決めてあるから。
夕食といえば、パリではテラスに席をとると、
ありとあらゆる物乞いや見世物や花売りがやって来て、
その度に散財する。
フランス人曰く、持てる者は
公共の場に出ると持たざる者のために消費しなければならない。
ある初夏の夕べ、
ライトアップされたノートルダム寺院を眺めつつ
テラスで食事をしていると、
テラスのシーズンが始まったばかりで芸人たちも一斉に出動開始。
入れ代わり立ち代わり現れるので、
テーブルを囲んでいた友人4人とも小銭入れが空っぽになってしまった。
ほとんどの客が食後のディジェスティフや葉巻も終えるころ、
アコーデオン弾きのおじさんが来たが、
「今夜はもう持ち合わせが無くて」と言うと、
残念そうに「出てくるのが遅かったぜ」と呟いていた。
色々な想い出とともに半分の時間が経過した。
タバコでも吸って間を持たせないと。
そして、全部ビールを飲んでしまって、
空に近いグラスが置かれていては、
彼女が待たせたかと思い心配するといけない。
飲まずに半分は残しておこう。
相手を待たせるのは辛いし、
相手に《待たせてしまった》と思わせない気遣いは難しいし、
JUST ON TIME って言うのもビジネスみたいで味気ないし。
【7月22日掲載のVol.4に続きます】











ぼんそわーるMonsieur H.T
楽しみに拝見してましたが 懐かしい一文ですね^^
ブログは続けてください ときどきでも
お休みの間に 今さらですが古いフランス映画のおすすめ^^
も名わき役
『ぼくの伯父さんの休暇』 Les Vacances de Monsieur Hulot
『ぼくの伯父さん』Mon Oncle
おしゃれでのんびりしていて
それではBonnes Vacances@io
投稿: | 2009年7月15日 (水) 22:57