トラ トラ トラ
僕はほとんどテレビを見ないのだが、
たまたまテレビが掛かっていて
靴のことを取り上げていたので
観てしまった。
なんと靴の革に血筋が残っていたので
B級品でアウトレットに行く、等と
馬鹿なことを言っているのだ。
革の血筋を業界用語で「トラ」と言うらしいが、
正真正銘の革と言うことではないか。
昔ヨーロッパでは、革だということで
価値を認められたもの。
ある革屋さんに聞いたら
トラが出ていたら染料で見えない様にする。
つまり化粧を厚めにすると言うこと。
すると革は通気性が悪くなり、革の生命を壊してしまう。
聞いてみるともっとある。
靴に毛皮を使用した部分。
やはり左右がちゃんと同じでないと駄目だと・・・。
もちろん毛皮を選ぶ時、同じ様な物を選ぶが、
毛皮なんて天然物。
同じ物があるわけはない。
微妙に違っているから、本物の印だ。
もし嫌ならフェイクファーで作った方がまだまし。
この様に本来自然の物は
人工化すると本物が消えて行く。
ビニールの人工皮革、フェイクファー、そして
合成皮革の敷革。
通気性、居心地、履き心地はどうなのだろうか。
革の敷革は履いている人の汗を吸い取って
汚れて行くのです。それを合成皮革・・・。
テルースは色が落ちようが革を使用してきた。
きっとお客様達も慣れてしまったのだろう。
でも履きやすい、快適と言って
また買いに来て頂いた。
やれやれ、テルースをお休みする理由は
こんなこともあるのだ。
本物の良い革、発色の良いキッド、
ランクは常に最上級であった。
懐かしいネ、ナバロカーフ。
バッグに使ったボックスカーフ。
今は型押しでごまかしている様だ。
良い物を求めてもまだ見つからない。




























