






「土着族」を書いていると、どうも土が気になる。
「スウェット族」は夏も一日中家に居るわけではないだろう。
公園の大きい木の陰で
ベンチに座り転寝するのも良いだろうな。
どこかでサンドウィッチを買い、のんびりと公園で過ごす。
そこには木々があり土がある。
やはり人は土着に居心地を感じるのだろう。
今年の秋の色はトープ。
これはフランス語で「もぐら」の意味。
つまり土の中に住むもぐら、土の色に同化したもぐら色。
山に行って畑の側にモッコリ土が盛り上がっている所を発見したら
それはもぐらの巣である。
昼はこの男の子のように穴の中で
昼寝を楽しんでいるのだろう。
たっぷりとした長袖シャツにカーキのスウェットパンツ。
このカーキ色ももぐら色と相性が良い。
やはり、木々や土に混ざる色だからであろう。
今年の秋もファッションが楽しみだ。
ちなみに、「もぐら」という漢字は
このような難しい字だ。
ジージャンという言葉は、辞典には出ていなかった。
ジーパンジャンパーの略かな?
しかし今はジーパンというより「デニム」と
皆から呼ばれるようになったから
「デージャン」の方が良いのだろうか。
夏、タンクトップやTシャツでは
ちょっと涼しさを感じる日等
カーディガン感覚でジージャン(やはり「ジー」と呼ぶ)を羽織る。
衿を立て、この細い娘は上手にマリンしている。
ブルーのジージャンに、白のスカート。
そして白のロングホーズ(ロングソックス)にブルーの靴、
色を揃えるお洒落は大変だ。
やはり探すのも大変だと思う。
さて、白のソックスは新鮮だ。
僕は今日もデニムに白ソックス。
今年の夏は、誰に何と言われようと
白ソックスを履こう。
久しく見なかったドルマンスリーブ。
何と言うか、専門家でないから上手に言えないけど
アームホールがものすごくタップリしている服。
秋冬のジャケットだと、アームホールから袖付けになるけど、
肩に袖付けせず、肩から袖が続いている。
辞典で調べると、「深い袖ぐりで、袖口へかけてすぼまっている」と
記してあったが、表現しにくい服だ。
でも涼しそう。デニムのショートパンツに合わせていた。
やはり夏はこのスタイルが一番かな?
でもちゃんとマリンスタイルだ。
街と言うのは、木々の緑で影を作り涼しさを呼び、
ファッションで色付いていくと信じて止まない。
グレーのビル・アスファルトの世界に、この娘は目立っていた。
6月頃にデカパンが登場。
その太さに驚いたけど、今日も街で発見。
薄い綿のピーコートにボーダーシャツ。
そしてウエストをベルトでギュッと締めた
ダーツもタックも入っていないようなデカパン。
前回にも書いたけど、デカパンと言うより
二本の土管という感じだから、「ドカパン」と僕は名付けた。
今年はサファリジャケットにバギー。
七十年代のサンローランと思っていたけど、
若い人は面白いアレンジをする。
だからファッションは楽しい。
靴は男の子の履く紐縛りの短靴に白のソックス。
これも新鮮。
白のソックスってマリンファッションに合うのかも。
やはり、青い海、青い空、白い雲、白いヨットの帆、という感じかな。
僕も夏は白のソックスかな。
日本の若い子って、バッシュにしても紐靴にしても
紐をルーズに締める子が多い。
外国のファッション誌ではあまり見掛けない。
最近はビジネススーツに紐の革短靴を履いている人が多いが
昔はスポッと履ける靴が
仕事履きではほとんどだったような気がする。
それは、日本の家では靴を脱ぐ習慣だからであろう。
昔、ロベール・クレジュリーが家に来た時
「先に上がっていて。ちょっと買い物してくるから」と言って外に出て、
戻ったら、何と家に居たのは良いが
ソファーに靴を履いたまま座っていた。
トニー・キャレルもまったくその通りだったな。
あの大柄の外人が
日本の天井の低い家で靴を履いていたら「ギョッ」とする。
日本は習慣で脱ぎ履きしやすいように
ルーズに紐を締めるのかなァ。
僕は残念でならない。
白いソックスが
今僕にとって新鮮である。
学生時代、Gパンに合わせて
白いソックスにコインローファーを履いていた。
頭の中は白しか考えられなかった。
最近は休みの日等、ちょっと街へ出る時は
デニム(あえてGパンとは言わず)に白ソックス、
コインローファーというスタイル。
ちょっと恥ずかしいけど・・・。
というのも、垢抜けないファッションかな? とちょっと感じて
自信が無いのである。
でも自分で言うのも変だが、可愛らしさもある。
デニムの裾を捲り上げ、わざと白ソックスが見えるように。
この感じって土着感も充分あるかな?
皆さんは最近履いていますか? デニムに白ソックス。
もちろん踝にブランドマークは入っていません。
僕の周りにはいつもガーベラがある。
あると言うと誤りかな。
ガーベラが好きで、よく飾ってある。
沢山の種類があり、綺麗な色もいっぱい。
以前に絵に描いて、スカーフにもしてもらった。
そのガーベラのスカーフは二枚あり、
一枚はイエロー系、もう一枚がオレンジ系であった。
ある時、イエロー系をイタリア人に見せたら、
ピッツァマルゲリータと言われた。
なるほど、そう言われるとそうかもしれない。
赤いところがトマトか・・・。
ある時、目の手術をして入院している友人のお見舞いに
薄いピンク掛かった白のガーベラを持って行ったら、
あまり良く見えない友人が
「俺はまだ死んでない。白い菊は死んだ時だョ」
と言ってたな。
後で、二人の笑い話だけど、
ガーベラって小さくすると菊のように見える。
まして目の悪い友人にとっては・・・。
本人は今はもう元気で目も治り、
その話を笑いのネタにしている。
大変珍しい靴を発見!
ステファン・ケリアンのマニッシュ!
ケリアンは、メッシュを得意とするメーカーだった。
工場はジュルダンやクレジュリーと同じ、フランスのロマンにあった。
これも古い靴だ。
何とも言えないミルク色を含んだキャメル色。
ちょっとブラシで磨くと、光沢も出て来た。
悔しい。やはり素材の良さだ。
もしこのようなカーフがあれば、何を作るだろうか!!
カーフは仔牛の革。盤が小さい。
サイドゴアのショートブーツも悪くない・・・。
やはり良い物というのは、大切に履くと長く持つ。
しかし、きちんと手入れをしないと駄目だけどね。
テルーススタイル。
自分で靴を作らなくなってから一年以上経過した。
まだまだ想い出すことがある。
お店で靴を買って箱に入れてもらう時
靴に傷が付かないように薄紙に包まれる。
家の奥の掃除をしている時、クリスチャン・ディオールの箱が出て来た。
この箱の傷みと、しまってある場所を考えると
今から三十数年前の物だ。
まず開けてみると、左右より薄紙で閉じられている。
その閉じられている薄紙を
ワクワクしながら左右に開くと・・・
何と薄紙で作られたギャザーが・・・。
ここで「何だろう」と思う。
きっと、二回の感動があるということは
三十年前これをもらった時はリボンが掛けられていたのだろう。
リボンを解く感動を入れたら三回だ。
さて、そのギャザーを開いてみたら、もちろん何も無かったが
後でテルースのスカーフを入れてみた。可愛い。
人にプレゼントを贈る時
相手にドキドキ、ワクワクさせるのも楽しみの一つ。
今はスカーフの包装はどのようにされているのだろう。
省エネ、エコ、と言われ
紙など無駄な物は省かれている現在。
この紙質の手触り、そして沢山使用されている薄紙。
何か夢とかドラマがありそう。
この箱は再びそっとこのままにして、元の位置にしまっておこう。
そして僕の心の中に。