人生を楽しめる男と女の
ファッションブログ
「ムッシュ・アッシュ・テルース」
のブログです

notice

cafe de diana galarie
カフェ・ド・ディアナ・ギャラリー
香り立つコーヒーと様々なアーティストの絵画がある空間

カフェ・ド・ディアナ・ギャラリーのご案内

■テルースから大事なお知らせ■

■連載記事掲載中■

【連載】旅 ヨーロッパ編
喧噪と静寂、「忙しい」時間と「待つ」時間。長いような短いような、ヨーロッパでの滞在。

【連載】「靴・靴・靴」
靴をモチーフに描かれた、素敵な世界をお楽しみください。

【連載】達磨さん族
「ダウンコートを着る」姿を研究した、ファッションエッセイ。

【連載】テルーススタイル
テルースの雰囲気を持った靴をご紹介。

mobile

モバイル版ブログ
携帯電話からもブログをご覧頂けます。QRコードを読み込んでご利用下さい。
http://tellus-gi.jp
携帯版ブログはこちらから

2012年2月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      






ブログ(連載記事)

2012年2月22日 (水)

旅 (2011年1月記) 5

今日はお昼くらいにホテルを出て、空港に向かうのだが、

今回の旅ではキャフェでサンドウィッチ ジャンボンを食べていない。

大概巴里に来ると、サンドウィッチ ジャンボン、サンドウィッチ パテ、

サンドウィッチ ジャンボン エ フロマージュのどれかを一回食べる。

キャフェではなくパン屋で購入し、街を歩きながら食するのも良し、

キャフェでビエール プレションを飲みながら食するも良し。

さて今回はまだ食していないので

ホテルを出る前にキャフェに寄り、食する計画である。

フランスのパンは実に旨いのだが、パンに挟む物もまた旨い、ときている。

フランス人は小腹が空いた時等も食べるようだが

食の細い僕は、それ一本で昼食分となる。

フランスの昼食と言うと、肉に野菜またはフライドポテトが通常であるが、

今の僕には食べ切れない。

オムレツ ナチュールくらいで丁度良い。

さて、後もう少しで食べられる。早く出発の準備をしないと。

201115

寒い巴里、グレーフランネルのロングスカートにジャケットの上ニット お洒落だネ(272mm×383mm)

2012年2月20日 (月)

靴・靴・靴 その8

春です。

何故かマニッシュ。

どうも僕はこのタイプの靴を女性が履くのが好きなのです。

プレーンパンプスの色違いとは別に持っていたい靴種です。

ローファー、ソフトな紐縛りギリー、麻のブーツ。

そして可愛いバレリーナ。

僕は前からこのブログに書いているように、麻のブーツが欲しいが、

どこにも見掛けない。

これを麻のスーツやサファリ、綺麗なサマーセーターに短パン、

といった格好に合わせたら、どれだけお洒落か。

さて、この絵は何になるのかな。

出来た物をどのような方が使われるのか、思うだけで凄く嬉しい。

2012printemps

2012年2月10日 (金)

旅 (2011年1月記) 4 「タルティーヌ」

僕はホテルで朝食をあまり取らない。

食べ切れないからである。

故に、カフェオレとパン一切れを部屋に持って来てもらうか、

近くにカフェオレとタルティーヌを食べに行く。

タルティーヌってあまり聞き慣れない名前だけど、簡単で美味しい。

通常の食事に出てくるバケットではなく、

細いバケットを半分に切り、それを真ん中で割り、

白いパンの部分に思いきりバターを塗り、カフェオレに浸して食べる。

もちろんカフェオレには砂糖を多めに入れる。

この甘さとバターの塩加減が絶妙な味なのである。

また、このパンの細さが、口に対して丁度良い太さだ。

大口を開けて食べることなく、すんなりといくので

パンに付いたコーヒーの滴を下に垂らすことなく食せる。

是非お試しあれ。旨い!

201114

2012年2月 6日 (月)

旅 (2011年1月記) 3 「デッサン vs デッサン」

待ち合わせの為に、デゥマゴーに居た。

201113_1

あまりに早く着き過ぎたので、デゥマゴーをスケッチし、

201113_3_2

客席の人々もスケッチした。

Photo

2011年1月30日 デゥマゴー (透明水彩 545mm×788mm)

 

僕のモデルとなっていた数人の、多分イタリア人だと思うが、

帰り際にその内の誰かが描いた僕のスケッチをくれた。

笑ってお礼を言った。

黙って描いていたのが分かってしまったのだろうか。

一瞬の楽しいひととき。

突然の知らない人からのプレゼントであった。

201113_4

2012年1月30日 (月)

旅 (2011年1月記) 2

1月の巴里の朝は、8時だというのにまだ外は暗い。

ポールペンは部屋の暖かさで息を吹き返した。

あの東京の渋谷のホームがいかに寒かったかだ。

気温は0度位だっただろう。

今日着る予定の物を着て朝7時、

キャフェまで歩いてテストしたが、まず大丈夫。

カイロは暖かい。

さて、今日はポルトデゥベルサイユまで地下鉄で行かないと。

また昨年9月同様、1日15,000歩の世界が待っている。

歩いて歩いて歩き回るのだろう・・・。

物を見る、探す、と言うのは

未来を探しに行くようなもの。

楽しい未来があると良いのだが、ちょっと心配。

昨年の僕の頭は、ブーツアプレスキーしか興味が無かった。

これはスキーの後ホテルで寛ぐ時に履くブーツ。

でも日本では街履きとなるだろう。

201112

さてさて、出発の時間だ。

昼食後、仕事仲間と別行動を取ることにした。

ポルトデゥベルサイユからサンミッシェルのホテルまでタクシーで向かった。

偶然なのだろうか、僕が昔住んでいたブルバードミュラを通り

セーヌの脇を走り、何度も通ったジュルダンの事務所の

アヴェニュー デゥ ニーヨークを通る。

今は何もなくなって、想い出だけが残されている街を通過していった。

もう、シャンゼリゼもフォーブールもマドレーヌの店も無い。

はるか遠い日の僕の想い出に「さよなら」を言った。

Photo_2

2011年1月30日 リュウデゥゼコールのアパルトマン (透明水彩 545mm×788mm)

 ※寒いので窓を少ししか開けないで描いた

2012年1月27日 (金)

靴・靴・靴 その7

「靴・靴・靴」とは言え、人物の影の絵で

帽子と靴底、リボン等をそれぞれの女性に合わせた色を使った。

これはボツかな、と思いながら提出してみた。

春と言うとパステル、と来るから

ちょっと黒で意地悪をしてみた。

でも楽しい。

人物のデッサンは得意だから、それを描き黒墨でただ塗り潰しただけだ。

これが何かになったら嬉しいが・・・。

自分では気に入っている一枚である。

Lady

2012年1月25日 (水)

旅 (2011年1月記) 1

2010年の9月は、猛暑の東京からヨーロッパであったが、

2011年1月は、極寒の東京から極寒の一週間の巴里・ミラノである。

記憶によると、巴里と札幌は同じ緯度ではないだろうか。

1月末の東京も寒いから、同じようなものか・・・。

さて、何を着ていけば良いか考え始めたのは、その年の1月1日からだ。

結論は「雪山登山スタイル」。

重ね着・重ね着で実に岳人になってしまった。

そして極寒の朝8時、東京を発つのに

渋谷駅の成田エクスプレスのホームには、いつもと同様30分前に着いてしまった。

ホームには冷たい風を防ぐ所もなく、

物陰に入ったり、階段の手すりに座ったり・・・。

とは言え、手すりに腰掛けこの原稿を書いているのだが、

寒いせいか、インクが薄れる。

もしかして、この愛用のペンのインクが無いのでは?

成田に着いたら買うことにしよう。

しかし寒い。

引き続き現行の執筆を託されたBICのポールペンも

インクの出が悪い。

本当に寒い。

手袋は二重である。

今日の出で立ちは、踝までの長いダウンコートに、

山用のポケットがいっぱい付いている黒のジャケット、

その下にダウンベスト、その下が真冬のトレーニング用の上下に

タートルにタイツ、靴はトレッキング用、

そして深いニット帽だ。

ここで再び「達磨さん族」になってしまったことを

お許し願いたい。

201101_1

2012年1月 9日 (月)

旅 ヨーロッパ編 16 (2010年9月記)

マドリッドで最後の仕事。

フェアはミラノよりのんびりしている。

だが、いつものように会場を歩き回る。

まるでトレーニングをしているかのように。

この旅ももうすぐ幕が落ちる。

日本に帰ってからの仕事のことは、今考えるのはやめよう。

とにかく久々のヨーロッパ、そしてまた明日は「待つ」との戦い。

今回は巴里経由で、シャルルデゥゴールで乗り継ぎ、

5時間の長い「待つ」がある。

16_1

「待つ」が好きであっても、これはちょっと長過ぎ。

気が向いたら、また「待つ」を書くことにしよう。

旅は自分も待つが、待つ人もいる。

その待つという時間を、どれだけ自分流に楽しめるか、

それが人生のような気がする。

さて、5時間の「待つ」は、どのような時間になるのだろう。

16_2

空港にて 赤いセーターの女の子(272mm×383mm)

2012年1月 6日 (金)

プレッピー 2

どうも最近「プレッピー」という言葉を耳にするが

2_2

これは60年代のアイビースタイルと同じかな。

ただファッションの名前を変えて新鮮さを出す

いつもの事か、と思っていた。

ある暇な時に辞典をパラパラ見ていると

ふとその言葉を思い出し、調べたくなって「プレッピー」を見た。

それは米国で、大学進学の為の私立学校(プレパラトリースクール)の生徒

または卒業生の俗称、さらに服装や態度が彼らに似ている若者達も指す。

さらに下を見ていくと、「プレッピールック」というファッション用語が出ている。

プレッピーが好んで身に付ける服装、

飾り気のないプリーツスカートにジャケットの組み合わせ、など。

すると矢印で「アイビースタイル」とある。

調べると、男物の説明で

直線的なダブッとした、あの3つボタンとか4つボタンのダブルとか、

細いズボン等と書かれていた。

やはり60年代のそれと同じことなのか・・・。

三省堂「現代外来語辞典」に感謝だ。

やはりファッションの世界に居ると、

手を変え、品を変え、名称を変え、と言うことなのだろうか。

このプレッピーという大学進学学校とは

どのような学校なのだろう。

規律が厳しい学校で、生活・エチケット等も教えるのだろう。

そうか。魔法の世界で言うなら「ハリー・ポッター」が通っていた

全寮制の学校かも。

やはり近年の日本のような

学生服の無くなりつつある世界は

ファッションの中に規律を作らないと乱れていくのだろう。

だからスタイルという言葉が生まれてくるのだ。

2_1

2012年1月 4日 (水)

旅 ヨーロッパ編 15 (2010年9月記)

ひょんなことから、マドリッドでの空き時間。

「待つ」と「空き」の時は正反対。

通常ならばのんびりとしたいところだが

ピカソの「ゲルニカ」の絵が気になる。

数人と近代美術館に急いで行ってみる。

「待つ」とは逆の、時間の無い時。

良かった、館は開いていた。

時間の関係で、すぐにピカソの絵の前に・・・。

見ているだけでパワーを感じる。

「爆撃の絵」と言われなくても、何か恐ろしさを感じ、

絵の前から離れたくなる。

体のパワーが抜かれていくようだ。

この絵だけは、静止の状態でも動いているように見える。

パワーに負けそうなので、早々に退出し

まだ時間があるので別の部屋を覗いたら

あの米国の9・11の時の

世界の新聞を集めた場所があった。

再びあの映画のような場面が想像出来る。

あの事件から世界が変わったような気がする。

あの時から10年経った今でも、

何かが今生きている者達に影響を与えているようだ。

早く帰ろう。明日は待つ旅だ。

Photo

2010年10月10日 マドリッドの飛行場 (透明水彩 788mm×545mm)

2011年12月28日 (水)

旅 ヨーロッパ編 14 (2010年9月記)

昨日はイベリア航空とエールフランスの共同運航便で

エールフランスがスト、イベリア航空のみの運航となったが、

エールフランスが無いとコースが違う。

何故かアフリカの上を飛んで、通常2時間のところ4時間も掛かってしまった。

また「待つ」の繰り返し。

そしてスペインの夜、レストランが開くのが8時半、という事には驚いた。

食事が終わってすぐに床に就いた。

僕は常に、寝ている時は窓を少し開けるのだが

騒音がうるさくて、珍しく閉めてしまった。

朝5時、外の空気が欲しくて窓を開けたら

人々の騒ぐ声に車、パトカーとすごい音だ。

巴里の朝は水の流れる音、ほうきで掃く音、話し声で目が覚め

ミラノではゴミ処理車の音で夜に何度か起き

朝教会の鐘の音で目を覚ますのだが、

この街は、雑音以外耳に入って来ない。

今夜は最初から窓を閉めて眠ることにしよう。

 

14

9月のスペインはまだ暑かった 街の人のデッサン(272mm×383mm)

2011年12月26日 (月)

達磨さん族 その3

長いダウンのコートを着ると、まるで達磨さんのように見える、ということから

この研究が始まった。

一つお決まりのダウンコートさえあれば

一冬それで越して、クリーニング店に出せば済む。

確かにウールのコートを次の日ブラッシングして

洋服タンスにしまう作業は、現代においては大変面倒臭い事である。

3_1

スウェードは特に念入りなブラッシングが必要だし、

カシミア等はカシミア専用のブラシでなくてはならない。

ダウンのコートはシルエットの問題、そればかりではなく

やはり、時、場所、状況により着こなすのがお洒落ではないだろうか。

これは来年の秋冬のテーマにしよう。

9月はこの薄いコート、10月は、11月は・・・

と楽しむのがお洒落者。

とは言え、来年からの実施だと思い、

お腹が空いたので近くのパスタを食しに行こう。

この着ている物の上からダウンを羽織れば・・・。

この安易な発想がいけない。

ただし、僕の今のスタイルは、赤のタートルに501のデニムだが。

3_2

2011年12月23日 (金)

靴・靴・靴 その6

皆さんはどのようなクリスマスを過ごされるのですか?

今回の「靴・靴・靴」は、クリスマスツリーです。

煉瓦の鉢に植えられたもみの木に

沢山の靴やバッグが吊るしてあります。

木の天辺には、星をかたどったプレーンなパンプスがあります。

どうも僕は、その靴を

靴の中の靴!!

靴の基本と思ってやまないのです。

煉瓦の鉢の上には、リボンで結ばれたクリスマスプレゼントがいっぱい。

紺色の夜空に星が輝いている。

どうです? クリスマスの感じが出ているでしょう?

この絵は何に使われたか定かではない。

 

素敵なクリスマスを。

Three

2011年12月21日 (水)

旅 ヨーロッパ編 13 (2010年9月記)

旅には何か事件が付き物である。

我々の乗る便がキャンセル!

僕にとってはいつものこと。

1時間後の飛行機へ変更。

昔は郵便のスト、汽車のスト、飛行機のスト等で

このようなことはよくあった。

もし飛行機に乗れなかったら、再びミラノに戻って、

いよいよパスタ、と思ったのだが・・・。

上手くいって1時間後、やはりいつもの「待つ」が始まった。

13_1

椅子に座る女の子 (383mm×272mm)

 

バーでスコッチでも一杯、これが旅の楽しみかも。

決して腹を立ててはいけないし、この待ち時間では仕事の話をしてはならない。

大笑いの雑談が、待つ時を早く前に押しやってくれる。

この不思議な神が与えてくれた、楽しみ。

この楽しみを、苦しみとか辛さに感じてはならない。

誰にでも理由の付く神からのプレゼント。

どのくらいの「待つ」の時間が過ぎただろうか。

スペインに向かう飛行機に乗った瞬間、もう空の雲の中に引きずり込まれてしまった。

さあ、僕はまた原稿書きにペンを動かしてみようか。

13_2

バーで待つ女性 (272mm×383mm)

2011年12月19日 (月)

日本の四季 その2

最近は春になるとサンダル、

秋にならない内にブーツ、と言う人が見受けられるけど、

6

日本には四季がある。

だからそれに合わせたスタイルがあるべきである。

スーツだって冬はカシミヤ入りの素材やツイードから薄手の裏付きウールになり、

背抜き(上着の背中の裏を付けない)のサマーウールを着てから、

なんとなく夏に麻やコットンを着たくなる。

婦人靴だって四季がきちんとあるのだ。

冬が終わって、春はやはりコンビの甲まで来る深いパンプスか紐締め。

そして、暖かくなってパンプス。

特に春のプレーンパンプスはいろいろな色が欲しくなる。

そしてオープンパンプスで4月を迎え、

7

5月ゴールデンウィークで、スポーツシューズが欲しくなり、

6月ヒールのあるサンダルを履き、

夏にホテルのプールでミュールを履く

(ここで履くのですミュールは!決して街では履かない。

水着からでる脚をより長く見せる為に生きているサンダルなのです!)。

そして、ビーチ用の可愛いペタサンダル。エスパドリーユも欲しい!

8

秋を迎えるに当たっては、やはりスエードのオープンパンプスから入りパンプスに移り、

深い靴か紐縛り。そして11月くらいからブーツ。

12月はちょっと気取ってパーティーシューズ。

1月に必要なのはスキーが終わってホテルでくつろぐ時、

雪道を散歩する時の毛皮付きアフタースキーブーツも欲しい、

などとまた一年が過ぎていく。

9

ただ日本は湿気があるので大事なもののメンテナンスはきちんとしないとね。

2011年12月16日 (金)

日本の四季 その1

日本という国は素晴らしい国だ。

何故って、四季と、それに応じたお洒落があるから。

俳句だって五、七、五の文面に必ず季語を入れて表現していく

日本ならではのお洒落な文化だ。

僕はいつも、お風呂とか、旅に出る時には季節の柄のてぬぐいを持って行く。

てぬぐいには四季折々の柄がある。

春には、梅とか桜の柄があり、秋は紅葉の柄がある。

なんとなく、お風呂に入っていると

手元でそのてぬぐいに季節を感じて、

さらに露天風呂から眺める景色で四季を感じ、心がなごんでくる。

そして、風呂から上がり、食事で四季を感じる。

もちろん一年中常夏(とこなつ)にも憧れるけど、

だからと言って一年中Tシャツに短パンと言うのもわびしい気がする。

それでは、メドレーで追ってみましょう、日本の四季を。

3月弥生は、ひな祭りから始まる。

ちらし寿司、あられ、ハマグリの吸物、草餅、菜の花。

洋服だって春だからうきうきして、

アイボリー地にいろいろなパステル色がミックスしたニットに、

ハマグリの吸物色のレザーのスカートを合わせたり。

1

菜の花色のシャツを探したり、と

楽しいわくわくとした気分で春を迎えるのだ。

この様に食べる物の季節感で洋服を想像して見よう。行きますよぉ!

4月は卯月で、花見の団子。

5月は皐月、端午の節句、ちまきに柏餅。

葉の色と和菓子のピンクは外国の発色とは違う。

2

なんて、絶妙な組み合せ!そしてお風呂に入れる菖蒲も香りがいいねぇ。

6月水無月は夏至。さくらんぼ、桃、梅。

そろそろ肌を焼きたくなって肩を出したくなってくるだろうな。

3

7月文月で、七夕。そう、夏が始まる前に恋への思いを短冊に託すのです。

七夕そう麺に、じゅんさい、はも・・・・そして風鈴。

じゅんさい色の麻のジャケットにホワイトジィーンズ、

それに茶のマットパイソンのサンダル。

そして夏を迎える。

4

8月葉月とはいえもう立秋、お盆。

何と情緒のある事、浴衣姿でうちわ片手に盆踊り。

5

精進揚げ、かき氷、花火に、そうそう鰻も忘れてはならない。

かば焼きの色!濃い茶と黒。まだ暑いけどそろそろ秋が恋しい。

9月長月はお彼岸でお月見の月見団子、衣かつぎにサツマイモ。

そしてサツマイモを食べながら秋のおしゃれを考える。

この色も秋のポイントカラー。

10月神無月は寒露、まつたけ、菊花びたし、サンマに大根おろしが良いねぇ。

七厘で、ベランダで七厘をうちわでパタパタやりたいもの。

11月霜月、もう美味しくなる里いも。

12月は先生も走って師走、カボチャに柚子湯。

カボチャの色は、お芋の色より暖か味がある色で冬のポイントカラー。

1月睦月、おせち料理に、

七草(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)、そして鏡開き。

2月如月節分で、豆撒きに、イワシですかぁ?

そして、松竹梅の梅で締める。

どうです?洋服も想像できますでしょ?

2011年12月14日 (水)

達磨さん族 その2

楽、軽い、長いから着てしまえば脱がなければ中身は何でも良いか、

と言うのはファッションから離れる。

では、巴里の初老の紳士のごとく、キャフェに行く時

シンプルなキャメルか紺のコートのポケットに雑誌か新聞を差し込み、

上質な革の手袋をして出掛けるのも悪くない。

そうだ、タンスの中にいっぱいあるではないですか。カシミヤのダブル。

チェスターコート、ハンティング用のコート、ツウィードのコート、

2_2

そして前から見ても後ろから見てもシルエット抜群のトレンチコート。

 2_1

少し暖かければ、スウェードのジャンパー、ハリスツウィードのジャケット。

この組み合わせを忘れてしまったのであろうか。

革のパンツも悪くないし。

先日旅をした時、伊太利亜の伊達男は

朝・昼・晩の三回着替えたものだ、と自慢している紳士が居た。

まッ良いか、ちょっとの外出だから。

ついでに中は見えないし、ダウンコートで・・・。

貴殿はいかがですか?

2011年12月12日 (月)

旅 ヨーロッパ編 12 (2010年9月記)

仕事のある日は、朝食は全員で打ち合わせの時間となる。

今日は最後の朝。

皆朝から、いや昨夜から荷物を詰めているところだろう。

僕は朝5時に起きて、6時には準備が出来たが

食後の歯磨きの為に洗面具だけは入れていない。

「そうだ、今日は仕事がない!!」と散歩に出て

朝のキャフェに行こう。

歩きやすい運動靴を履き、人気(ひとけ)の無いホテルの前の道に出る。

靴底から伝わる石畳。仕事に行く時は感じなかったデコボコした感じ。

うるさいな、と思っていた市電の音が

何故か懐かしい気がする。

教会の鐘の音も、仕事の時に感じるものと今朝では別物。

キャフェに入り、カプチーノを頼む。

ついでに何と言う名前なのか知らないが

チョコの入ったクロワッサンを注文した。

何でだろう、ホテルの朝食と違う味を感じる。「旨い」。

愛想の良い親父。朝から大声で話す人々。

やっと自分のミラノを取り戻したようだ。

せっかくとは思いながらも、昼にはミラノを発っている。

束の間の朝の一時。自分のミラノであった。

12

ポーズを取る女の子(ミラノ) (272mm×383mm)

2011年12月 7日 (水)

旅 ヨーロッパ編 11 (2010年9月記)

6日間のミラノが終わる。

この期間、机に向かって原稿を書く作業は全く出来なかった。

朝起きて、昨日の疲労からかお腹が空いて、朝食のパンにかぶりつく。

ちょっと休んで地下鉄でフェア会場へ。

初日は広大な広さの中を、ひたすら歩き回る。

万歩計を付けている人が居たので、聞いてみたら

1日15,000歩と言っていたが、これに4日も通い詰めれば

相当な運動となるだろう。

昼はスタンドでサンドウィッチ。

さて、ミラノでの夕食はさぞかし旨い物、と思われるだろうが

疲れているので近く・・・いや

隣の中華かイタリアンの2択になってしまう。

しかも胃の事と疲労と沢山の睡眠を考えると

ほとんどが中華で早々の食事。

この4日間は何だったんだろう、とつくづく思った。

絵も描けず、文も書けず、イタリア料理も食せず、

まぁこれが仕事だろう。

日本での、のんびりとした仕事の毎日を考えると、天と地のようだ。

さて今日は、昼の飛行機でスペインへ飛ぶ。

これを書く手も何となく疲労を感じて指が痛い。

まぁ、たまには良いだろう。さて、出発の準備をしないと。

11

2011年12月 2日 (金)

絵の具の色 7

【茶系】

・セピア

茶系は皆さんも分かりやすいでしょう。

チョコレート色、ココア色等と言うとすぐに思い浮かぶだろうが、

セピアとくると、よく耳にする色なのに・・・?となる。

焦茶でごく暗い、彩度の低い茶を言う。

烏賊の墨からとった色である。

7

・バーントシェンナ

バーントシェンナはセピアより明るい茶であり、よく使用する。

ライトレッドは赤茶色、イエローオーカーはオークの黄色がかった物。

しかし色の説明は難しい。

「チャイニーズホワイト」?

中国陶器の白だと思うのだが・・・。

とにかく色はこのように名前が付けられているが

これは絵の具を注文する時に間違いのないことが目的のような気がする。

しかしこの絵の具達は、混じり合い、良い色が出来てくるので

その絵の具一色での表現をあまりしない。

独自の色を作り、描いていく楽しさは何とも言えない。

ただし混ぜ過ぎると濁ってしまう時があるので要注意。

是非お試し下さい。

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月28日 (月)

達磨さん族 その1

長いダウンのロングコートを着て街へ出た。

信号待ちで、前の店のショーウインドウに映る自分の姿を見た。

ニット帽に踝丈の大きなダウン。

シルエットの美感も無い。まるで七転八起の達磨さんのようだ。

1_1

ついつい寒いから、これを着れば安心。

どうせ近くの買い物だから、部屋着(決してスウェットではない)の上から

このダウンを羽織るだけでいい。

それに軽いし、楽だし・・・。

そう、この気持ちがいけない。

ローライズはご飯がいっぱい食べられるから楽だし、

スウェットはパジャマ代わりにもなって楽だし。

つまりその世界の物だとするならば、僕としては考え方を変えないといけない。

このウインドウに映る姿を見て、

これでも昔はファッションの中に居た人間なのだろうか、と思った。

ただただ反省し、今後の見直しを図らねばならなくなった。

便利、楽、軽い、中は何でもオーケー、では

ファッションのみならず、丸く可愛い達磨さんにも申し訳ない。

「達磨さん族」からの脱皮が始まる。

1_2

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月25日 (金)

旅 ヨーロッパ編 10 (2010年9月記)

日本を出て4日目の朝。

パリでの習慣とは違い、朝の水の音は聞こえないが、

4時くらいにゴミ処理の車の作業音で目が覚める。

それが原因なのか、時差ぼけのせいなのかは分からない。

昨夜は凄い雨が降っていたので、雨に濡れるのが嫌いな僕は

隣の中華料理屋に入ってみる。

すると、7時には中国人でほぼ満席。大声で話す人々。

まずお茶を飲み、信じられないほどの山のような白いご飯が

テーブル中央に届いていた。

次にスープ。そして鶏の揚げ物、春巻き、卵料理・・・。

とにかくその白いご飯を皿又はボウルに山盛りに入れ、

その上に箸やレンゲで料理を取り、掻き込む。

早々と、ガツガツ大人数で食する。

中国もよく行ったので、食べ方は知っていたが

ミラノでこの豪快な食事を見るとは。

すぐ食べ終わり、爪楊枝を口にくわえ出て行く。

するとまた違う中国の団体がやって来て、同様な食の作業をする。

隣で一人で食べていたイタリア人は

目が点になっていた。

さて、僕が何を食べたかは秘密。

今日からコレクション。

信じられないくらい大きな、いくつものパビリオンを廻る。

これがコレクションというものであるから、致し方ない。

朝6時をちょっと過ぎた。朝食は7時からだ。

さて、今日の準備をしよう。

 

10  

街のバーで、カウンターに居る女の子 (272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月21日 (月)

靴・靴・靴 その5

今年の冬は、スノーブーツ風が気になって

いくつかこの絵の中に描いた。

スノーブーツ、フランス語でブッテゥアプレスキー、と言い

スキーの後ホテル等で寛ぐ時に履くブーツである。

実は僕も毛皮のロングブーツを持っている。

僕のブーツは、茶スウェードのシンプルなウエスタンブーツ。

それから乗馬ブーツスタイルのゴム長靴、そしてこの毛皮、の3足である。

今は絵を描きに行く時に履きたいのだが

田舎の町ではどうも目立ち過ぎ、履く訳にはいかないし、

かと言って東京の街中で履くには邪道である・・・

等と思いながらこの絵を描いていると、楽しくなる。

今回この絵は何に使われるのだろう。

2011withlove

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月18日 (金)

テルーススタイル 25

可愛い毛皮のブーツの横に、今日僕の履いて来た

ポニーの毛皮のブーツも脱いで陳列してみた。

このような悪戯をしていると、雑誌社の人に笑われるかナ。

しかしナイスなコーディネート。

このような毛皮のブーツを履く人と一緒に歩く時は

男も毛皮の靴を履いて、洒落てもらいたい。

普通の人は履かないだろうか・・・?

前にも書いたけど、僕は爬虫類・毛皮物が大好きだ。

このブーツの他に、豹柄の毛皮のブーツや

豹柄のドライビングシューズを愛用している。

楽しいネ、ファッションって。

おっと忘れていた。寒い時に履く毛皮のロングブーツもあった。

25

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月16日 (水)

旅 ヨーロッパ編 9 (2010年9月記)

パリ、ミラノって、昔は国越え(インターナショナル)の便であった。

パリ発は、お昼ちょっと過ぎ。

サンドウィッチくらい出るだろうと思い、

混雑している空港のキャフェに入るのを止め、

9_2

機内食に期待を寄せたが、飲み物とクッキーだけであった。

やはりユーロに統一されてからの変化なのか、僕の思い違いか、

空港で何か食べれば良かった。

時既に遅し。目の前にあるクッキーを食べることにしよう。

もうすぐミラノだ。これから耳痛が始まるかな・・・。

どうも耳痛より空腹の方が気になる。

ただミラノに着いて、バーでサンドウィッチを食べれば

夕食は食べられなくなるし、困ったものだ。

しかし昔のように元気は出ない。

時差ぼけが取れないのである。

ミラノのホテルに着いても、ボーっとして

昼食を食べていないのに空腹にならない。

これは「待つ」の繰り返しや、乗り物の乗り継ぎが原因しているのか。

さて、夕食時間。スコッチで空腹を呼ぼう。

 

9_1

空港でのデッサン 旅する女の子 (272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月 9日 (水)

絵の具の色 6

【青系】

ずっと色の説明をしているが、やはり自分の目で見た方が良いと分かった。

・ウルトラマリンディープ

これは分かり易い。濃い紺である。

フランス語で言うと「Nuit(夜中)」の色。

この色とパーマネントバイオレット(紫)は、風景の影等によく使う色だ。

群青色とも言う。

・コバルトブルー

輝くコバルト鉱から取った酸コバルトの顔料。

色合いは「青のほぼ中心とみられる青」等と書かれているが

まぁ紺色と青空色の真ん中と言えばよいのだろうか。

・セルリアンブルー

これは空の色の意味で、やや緑味のある明るい青色であるが、

決してこの1色で空を塗る訳ではない。

洗わないパレットの中、他の色と混ざりながら

独特のブルーが生まれてくる。

6

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年11月 7日 (月)

旅 ヨーロッパ編 8 (2010年9月記)

日本を発ってまだ3日しか過ぎていない。

100回近く海外を旅して、フランスには住んでいたのに

今日は1日が長く感じ、早く帰りたい気もする。

見たくもない年間スケジュールを見ると、帰国後はスケジュールが詰まっているし、

おまけに今年の秋は自分の個展がある。

自分で計画したのだから致し方ない。

今日からミラノの展示会を廻る。

1日で何キロ歩くのだろうか。

若い頃は団長で仕切っていたが、今は言われる通り付いて行く。

昼食は常に軽いサンドウィッチ。

各ブースで1時間から2時間の仕事。

何件ブースを廻るのだろう。

ある夜は、ミラノオフィスでの夜のミーティング。

夕食を一緒に、と言われたが、さすがに食べるのは断った。

何時に寝られるか分からないからだ。

彼らの食事は8時か9時くらいにスタートし、夜中まで掛かる。

昔は付き合いもしたが、今は限度を超える。

さてさて、このような事を考えているから早く帰りたい、等と思うのだろう。

仕事はこれからだと言うのに。

8

巴里の街の女の子デッサン お洒落!!(272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月28日 (金)

旅 ヨーロッパ編 7 (2010年9月記)

携帯電話は、日本に居る時は切って

1時、3時、5時、とチェックを入れる。

ヨーロッパに居ると尚更ずっと切りっ放し。

時差があるので、メール等は朝チェックするだけで

日本はすぐ夜になり、その間メールは来ない。

さて、今日はミラノに入る。

巴里よりは暖かいだろう。

今朝の巴里も寒い。そして今日はまた「待つ」の繰り返し。

もう慣れているけど、やはりこの長旅では疲れるものがある。

日本を発って数日後、携帯の電池切れで機械が唸った。

持って来た充電器の赤いライトが点いて、どれだけの時間が掛かるのだろうか。

これも「待つ」だ。

7_1

今朝は5時に起きて、出発の準備。

やはり荷物が多いので、整理に時間が掛かる。

後はシャワーを浴びて洗顔して、朝食が来て、出発までののんびりタイムだ。

道端を流れる水の音が聞こえてきた。

次に箒の掃く音と話し声。

最後の巴里のスタートだ。

7_2

のんびりスタイルの女性 (272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月26日 (水)

旅 ヨーロッパ編 6 (2010年9月記)

巴里2日目の朝は6時まで眠れた。

しかしこちらの時間に合って来ると

日本に帰ってから時差ぼけのシッペ返しを食らう。

そうなると日本時間に慣れるまで数日かかる。

今日、昼食を現地のファッション界の人と取る予定だが

何を食べるのであろうか。

毎日沢山の人と会うと、何が何だか分からなくなってくる。

明日の伊太利亜はずっとジャーナリストと一緒だ。

1度でよいから、ファッションという物が入っていない

ヨーロッパの旅をしてみたいものだ。

時間、時間に追われない、のんびりとした旅を。

一ヶ所に一週間滞在なんて素敵だろう。

だが知人は言う。

「もしサンジェルマンに居たら、

朝デゥマゴー、昼デゥマゴー、夜デゥマゴーに君は居るだろう。

それも目立つ表でなく、いつもの奥の角の席で」。

さて、出掛ける時間が来た。

少々「待つ」の日課も、絵を描くか、原稿書きで過ぎていく。

6_2

キャフェに座る女の子 (272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月24日 (月)

女性って・・・ その3

ある東京のホテルの駐車場で、

僕の車の脇に一台空けて

グレーのGTRが止まった。

扉が開き、レース用のドライヴィングシューズを履いた脚が出て

地面に両足揃えて降りた。

靴は小さい。その靴紐をほどく赤いマニュキュアの細い指。

靴を脱ぐ。ストッキングの足が見える。

グレーのドアに隠れていて、足と手しか見えない。

するとその脇に黒のエナメルのハイヒールが置かれ、履き替える。

その時初めて女性の全身が現れた。

言葉に詰まる一瞬の出来事。

家の近くに駐車場がある。

ミニクーパーSがいつも停めてあり、持ち主も女性だと知っている。

ある時、車が無かったので、出掛けたのかな、と思った。

ふと駐車場を見ると、赤のハイヒールが揃えて置いてあった。

不思議な光景だった。

GTRの人も、ミニSの人も、きちんと運転する時

靴を履き替えるのだなと感心した。

まさか両車ともマニュアルだったりして。

心がワクワクしてくる。

3

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月21日 (金)

絵の具の色 5

【緑系】

・ヴィリジャン

「色名小辞典」で調べると、

「クロム酸化物から作られる透明性の絵の具

oxide of chromium の色をヴィリジャンと言う。

青みがかった深い緑」

と書いてあるが、僕には分からない。

きっと皆さんも分からないだろう

この深い緑は、丹沢湖に行って描く時の湖の色。

と言っても分かりにくいかもしれない。

色って難しい。

 

・パーマネントグリーンNo1

・パーマネントグリーンNo2

・パーマネントグリーンNo3

この「パーマネント」と付く色は、「黄色」のところで説明したが

美容院のパーマではなく「永久に、不変に」と言う意味。

つまり、不変な緑色1、2、3 である。

全くもって色というのは不可思議なものである。

もし興味のある方は、画材屋さんに行って

僕の使用しているホルベイン透明水彩絵の具の中から

これらの色を探してみて下さい。

 

・サップグリーン

これまた分からない。

「暗緑色」と英語の辞典に書いてあるが、

やはり現物の色で見ないと分からない。

色の名称は注文する時、困らない為の物であると思うばかりだ。

 

・コバルトグリーン

「コバルトと亜鉛の酸化物で作った色で、

明るく鮮やかな緑色を言う。」と書いてあるが、

僕にとっては、先程の丹沢湖で使う色がヴィリジャンなら、

宮古島の海を描く色がこのコバルトグリーンである。

少しは想像出来るであろうか。

 

・コンポーズグリーン

「コンポーズ」には、「組み立てる、構える」等の意味があるが、

「和らげる、落ち着かせる」と言う別の意味もある。

その絵の具を、この機会なのでまじまじと見てみたが・・・

和らげるグリーンね・・・。

 

・オリーブグリーン

これは皆さんにも想像がつくと思うのだが、

オリーブの葉のような、暗い黄緑系の色。

とは言え、やはり現物の色を見ないと分からないね。

5

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月19日 (水)

旅 ヨーロッパ編 5 (2010年9月記)

ロベールクレジュリーとの食事、シェルシュミディーのショップで待ち合わせ。

小さいその店は御婦人達でいっぱいだった。

いつものように顔一杯の笑顔で迎えてくれた。

プレスルームに招待され、

何でもない業界の話、売上、経済の様子を話し合った後、

奥様をホテルまで迎えに行った。

食事は旅で疲れた僕を労ってくれたのか、日本食。

これは嬉しかった。

食事の席では、家族の話、もう孫が6人居て

南フランスの小さな島に家を買い

夏を過ごすと言っていた。

いつも僕がロマンに着くと、彼の家で食事を頂くのだが、

油の少ない白身の魚に日本酒、と

常に彼の家族は僕の体のことを心配してくれた。

彼が日本に来ると、我々がするように。

止めどもなく昔話に花が咲く。

もう何度となく楽しんだ会話が

今また巴里のレストランの中をとても速いスピードで流れていく。

人生ってこんなに短い時間で話せてしまうのか。

彼らをタクシーに乗せる。

彼の笑顔が巴里の闇に消えて行く。

もし元気だったら、ホテルバーでもう一杯、と言うところだが、

それをするにはお互い時が流れ過ぎた。

また来年会おうと言う約束も

その時だけが知っている僕と彼との物語の次の一幕。

「元気で、ロベール」

 

5

バーで待つ女性 (272mm×383mm)

--------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月7日(月) ~ 12月4日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月15日(火曜日)、16日(水曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんと美味しいサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2011年10月14日 (金)

テルーススタイル 24

キルトにタッセル付きの、甲の深いパンプス。

今年の冬はこれかな?

とにかくよく見るとステッチが綺麗で

靴の縁のステッチと他のステッチとの番手(糸の太さ)が違う。

これだけ近くで見ると分かるのだが・・・。

僕のような仕事をしていた人間だと、どうもそこまで見てしまう。

このようなタイプの靴には、ツゥイードのジャケット、

フラノの箱ひだスカート、アーガイルのタイツ、そして帽子は無論必要だろうな。

踝までの、ちょっと短めのパンツも悪くない。

そしてブーツ。

ブーツはシンプルな物に限る。さらに防寒のためにも

上質の革の良い物を選んでもらいたい。

良い物を長く履く。やはり質が大切。

シックにカジュアルに。

24

2011年10月10日 (月)

旅 ヨーロッパ編 4 (2010年9月記)

朝食はいつも少食。キャフェオレとクロワッサン1つ。

明日はタルティーヌにしてみよう。

タルティーヌは、細いバケットを横に切り

バターを塗って食べる。

そしてキャフェオレに浸して食べると旨い。

パリの朝の楽しみ。

いつもは朝はあまり食べないのに

旅に出るとちゃんと食べる。

何が違うのだろうか。

空気、それともやはり旅は疲れて、お腹が空くのか、

いや、日本は丁度お昼過ぎか・・・?

そう言えば、あのロマンでの朝食の半熟卵は美味しい。

柔道家の故大国民が、朝から沢山の卵を食べていたのを想い出す。

今日のお昼はサンドウィッチジャンボンかオムレツが食べたいな。

今日はマレー地区に行ってみよう。

しかしフランスのパンは、どうしてこんなに旨いのだろうか?

やはりこの乾燥の度合いが良いのか、世界一だと思う。

決してフランスびいきではない。

朝食が終わり、後は部屋の外に食器を出しておけば片付けてくれる。

 

4_3

キャフェの椅子に座る娘 (383mm×272mm)

2011年10月 7日 (金)

旅 ヨーロッパ編 3 (2010年9月記)

どうも時差ボケがあってかなわない。

朝4時に目が覚めて眠れないので、

明け方の「部屋から見たアパルトマン」をスケッチ。

Photo

2010年10月10日 ホテルから見たパリのアパルトマン (透明水彩 545mm×788mm)

 

巴里は昨日発った猛暑の東京に比べると、涼しい。

いつもの巴里だ。

今日は友人のロベールクレジュリーと会う予定。

懐かしい気持ちで一杯だ。

20数年間共に仕事をし、最後はライセンス終了となり終わったが、

彼とはいまだに友人である。

次回の旅には工場のあるロマンに行ってみよう。

巴里の朝は寒い。

パジャマの上からカーディガンを羽織る。

今回のホテルは、ジャンゼルマンの裏にある小さなホテル。

昨晩はマゴーでペッパーステーキを食した。

いつもと同じ味。何も変わっていない。

食後は裏のアンティーク街のウインドウを眺めて腹ごなしの散歩をした。

昔住んでいた街、あまり変わりのないいつも通りの巴里だ。

この原稿も時間を持て余し、ついでに書いている。

朝食が部屋に運ばれてくるのは7時だ。

まだ沢山の時間がある。

明るくなったら散歩にでも行ってみようか。

6時過ぎに道路の脇を水が流れる音が聞こえ、

7時になるとほうきの掃く音と話し声が古い建物の間をこだまする。

これも変わっていない。

2011年9月30日 (金)

絵の具の色 4

【黄系】

・パーマネントイエローオレンジ

・パーマネントイエローディープ

・パーマネントイエローレモン

 

さて、「パーマネント」とは?

これは美容院でウェーブをかけることだと思っていたが、

これは「永久に、不変に」の意味がある。

つまり、順に

不変な黄色系オレンジ色、

黄色の深い色、

そしてレモン色、の意味。

勉強になる。

これを外来語辞典やら大百科辞典やら、

英語の辞典を片手に調べているわけである。

 

さて次は、

・ネイプルスイエロー

NAPLES・・・

これはイタリアのナポリのこと。

つまりナポリ黄色!

不思議だ。いつも使っている黄色はナポリの色か!

なんとなく感動。

 

・ジョンブリアン No1

僕はこの色名の響きが好きだ。

英語の辞典には出ていない。

綴りを見ると、JAUNE BRILLANT ・・・

何だ、JAUNE はフランス語で「黄色」ではないか!!

ということは、「輝かしい黄色」?

でもこの色を見る限り「肌色」としか思えないが・・・。

No1 とは一番だと言うことではなく

この他に彩度の違う No2 もある。

僕の好みで No1 を選んでいるのである。

4_2

2011年9月28日 (水)

旅 ヨーロッパ編 2 (2010年9月記)

10数時間の飛行機の旅は、僕にとって過酷な旅だ。

成田の鮨屋で出発前の打ち上げをし、

酔いが「待つ」を少しずつ楽しくさせてくれる。

出国税関で検査員が眼鏡を掛けた人で、品があり綺麗な人だった。

思わず「綺麗ですね」とパスポートを出しながら言ってしまった。

彼女はパスポートを僕に返しながら「どうもありがとう」と言ってくれた。

そこから先は外国。

頼まれた物をエルメスに買いに行くが・・・

練習の為、フランス語で話す。

気分的に成田の出国後は次の国へ慣れたい。

面白いことに、フランス人で日本語を話せる人が

僕の言葉を日本人の販売員に通訳する。別にいいんだ!!

今日からちょっと、マジカルミステリーツアー。

まるで魔法にでも掛かったようだ。さァ、旅の始まり。

 

2

成田でのデッサン (272mm×383mm)

2011年9月26日 (月)

旅 ヨーロッパ編 1 (2010年9月記)

昨年の9月の話である。

今回はヨーロッパへの旅だ。

前回の香港より季節は心地の良い秋だ。

相変わらず渋谷の成田エクスプレスのホームに

1時間前に着いてしまった。

朝6時の渋谷の裏は、酔っぱらいの叫び声と

後は駅の機械音とアナウンスの声が聞こえるだけだ。

僕の荷物は17kg。2週間分の衣服が入っている。

きっと他の人に比べると量が多いと思う。

しかし売店もキャフェもどこも開いていない。

何をすることが無いので、椅子に座り

この原稿を書き始めている。

「待つ」この時間が好きなんだな・・・僕は。

1_2

いつもの海外同様、チェックインで待ち、

手荷物検査、出国検査、そして出発まで待つ

が繰り返される。

おや、考えながら書いていると、もう30分が過ぎてしまった。

隣の席に外国人夫婦が座った。

朝早く眠いせいか言葉が無い。雑誌を取り出したが、何語だか分からない。

僕と同様の大きさの荷物、どこへ行くのだろうか。

旅人には行く先の空港のラベルは貼っていないから。

1_1

2011年9月23日 (金)

シック・カジュアル 3

今年の秋も「山人・山姫・またぎ族」

おまけに金ボタンのサファリの変身でミリタリー、

そしてプレッピー等と来るのであろうが、変化は無い。

どうせ変化が無いのなら、大人達は質を求めるべきだろう。

ダウンを着たダルマのようなファッションから

ダウンで無い質の良い素材を選べば暖かだ。

そして常日頃の教養知識から

何気に醸し出される品を質でくるむなんて、

大人でないと出来ない。

革のスウェードの帽子、スウェードのコートに

乗馬パンツにちょっとヒールのある上質の革のブーツ。

何でもない物が目立つ時代になって欲しい。

しかしファッションに飽きたなぁ。

毎年微妙に違うだけ。あとは価格がどうのこうの・・・。

それより大切なのは質感。

それを失ってしまっては、着る楽しみも無くなる。

シックカジュアル。

難しい世界だ。

3

2011年9月21日 (水)

靴・靴・靴 その4

もう依頼されなくても、時期が来ると描いてしまう。

今回はどうしてもプレーンパンプスを描きたかった。

何故って、シンプルで洋服に合わせ易いからだ。

スカートでもパンツでも

色を沢山持っていれば、冠婚葬祭全て大丈夫だ。

下にパレットと題名を書いた。

この靴の絵は、コピーでも版でもなく

一足一足手描きだ。

昔から靴のデザインに携わってきたからだと自分で思った。

アッパーの色に中敷の色を変えて合わせた。

シャルル ジュルダンを何故か思い出してしまった。

これは何になるのだろう。

コンピュータで画像をコピーしてしまえば、何にでもなる。

これはまた楽しみなことだ。

この絵で何を作るかは、口を出すのは止めよう。

その方が楽しみが増えるから。

Palette

2011年9月14日 (水)

旅 香港編 9

「待つ」を繰り返す日々が終わろうとしている。

「待つ、待つ、待つ」の毎日。

本当に頭が集中する時間というのは

1日の内どれだけあったのだろうか。

何かを「待つ」為に時間だけが流れて行ったような気がする。

さて、これからホテルのチェックアウトで待つ、

迎えの車を待つ、車内で到着まで待つ。

そして空港、日本出発と同様の細かい待つ。

チェックイン、荷預け、手荷物検査、出国審査・・・。

昼食を注文し、来るまで待つ。

日本に帰るまで機内で到着を待つ。

人生って待つの繰り返し。

待たないと生まれて来ない物が沢山ある。

オーダーして入荷まで待つ、とかね。

人間って、待つという時間をどれだけ楽しむかが大切なのかもしれない。

キャフェで彼女を待つ。

この待つが何か物語のスタートのような気がする。

いかに待つを楽しめるか・・・。

いかがですか、皆さんは?

前席のテレビ画面フライトマップを見ると、もうすぐ東京だ。

次回の旅はどこへ行こう。そしてまた「待つ」を楽しもう。

9

2011年9月12日 (月)

旅 香港編 8

どうも、僕の「待つ」という動作は、趣味化している。

わざと待つ時間を作り出そうと、約束より早く行ったり

その待ち時間に何を楽しもう、と考えたりしている。

このように文章を書いたり、絵を描いたり、観察したり。

以前、駅の待ち合わせで時間があったので、

男のズボンのシングル・ダブル(日本式ズボンの裾の折り返しの名称)の比率を

正の字で数えたことがあった。

今日は、香港の原稿書きに約45分時間を取っている。

この為に日本から原稿用紙を持参している。

残念ながら筆記具は万年筆ではなく、ボールペンである。

飛行機の旅で、むかし万年筆のインク漏れがあったので

持参しないことにしている。

今回は忙しいので、絵の道具は持参していない。

それを持って来ると、荷物が倍の大きさになってしまう。

その大荷物を苦労して持って来ても

絵を描く時間が無ければ、無駄になってしまうからだ。

しかし今回の旅で、多くの人が車付きの小型トランクを引いて旅をしていた。

僕のような人間は、タイムマシンに乗って

昔からやって来た旅人のようだ。

何故なら、多くの人が「コロコロ引き引きトランク」を使っているからである。

70年代末、大阪に新しい店を作るので、2週間の旅となり

オープニングもあるので服も何着も持参。

ガバメントケースにボストン2個、と重装であった。

昔の東京駅は「赤帽」というポーターが居て、

車から新幹線まで荷物を運んでくれた。

しかし新大阪に着き、赤帽を依頼したら居なくて

自ら赤帽を演じてしまった。

海外でもポーターが居たのだが、今は少ないようだ。

世界中コロコロ引き引きのトランクが蔓延したせいかもしれない。

まァ、ポーターに任せるより安心だし、チップもいらないからかも・・・。

さて、いざ階段下りに立ち向かうと

手で持ち上げ運ばなければならないが

僕の場合、下に仲間を待たせ

階段をごろごろとバッグが落ちて行くのである。

懐かしいボローニャ駅の階段。

それを見て、多くの人が目を丸くするのであった。

8

2011年9月 7日 (水)

旅 香港編 7

九龍城も無く、小型の舟に住む人ももう今はいない・・・。

昔、ブルース・リーの映画で

その多数の舟の中を、彼が小舟で通過する場面があったような気がする。

タクシーも列を作って順を待ち、

道で唾を吐く人も見掛けない。

倉庫の前で半裸で座っている人も見なくなった。

もちろん洗濯物も表に出ているのは少ない。

食堂は全席禁煙、今僕の居る近代的な17階のオフィスも完全禁煙である。

タバコを吸う場合は、外へ出て吸うほかない。

11時頃、この17階から道を見ると

沢山の車が行き交い、渋滞している。

そこでひとつ気が付いた。

東京のように自転車を見掛けない。

聞いてみると、「危ないから」。確かに。

香港島や街から離れたところで、サイクリングを楽しんでいるようだ。

交通ルールを無視した日本の自転車は

まるで中国本土のようだ。

サーズ(原因不明のインフルエンザ)があってから

香港は美化を考えるようになったとか。

さて、日本はこれからどのようになって行くのやら。

100913_3

2010年7月25日 香港島 台風の前 (透明水彩 788mm×545mm)

2011年9月 5日 (月)

絵の具の色 3

~赤系~

【ローズマダー】

ローズマダーとは

ローズはバラであるが

マダーとは英語で、植物の「ムツバアカネ」の意味である。

さて、「ムツバアカネ」とは

アカネ科の蔓性多年草・・・

この根から取った染料である、と記されていた。

ここまで来ると、植物図鑑を見ないと、ということになる。

しかしそこまで調べていったら

学校の夏休みの宿題になってしまう。

【スカーレットレーキ】

スカーレットは深紅色、緋色と出ている。

さて、「レーキ」とは。

深紅色の絵の具のこと。

つまり、同じ意味の言葉が重なっているのだ。

本当に本当に深紅色!!ということかな。

【バーミリオン】

バーミリオンとは簡単。朱色のことだ。

 

自分の使用している絵の具の色。

この長い年月

色の意味を初めて解明していく。面白いではないですか。

3

2011年8月31日 (水)

旅 香港編 6

台風が近くに居るせいか、雲の流れが早く重い灰色の空だ。

雲の位置は低く、背の高いビルを隠してしまう。

雨は降ったり休息したり。

何年ぶりかの香港は、まず飛行場が変わっていた。

ビルの間をぬけ、

アクロバティックな着陸をしていた昔の場所とは別の場所に

近代的な飛行場が出来ていた。

香港島は沢山の高層マンションが立ち並び、

ピンクやオレンジ、ベージュと綺麗な可愛い色で

島の周りを埋め尽くしていた。

これらが低い建物で、ヨットでも海に居たら

まるでヨーロッパの海辺の街、という感じの色合いだ。

本当に変わった!

香港の色の統一感は見習わなくてはいけないかも知れない。

近代的な建物に可愛い色、心が和む気がする。

僕が初めて香港を知った時

まだ九龍城という不思議な世界があり

一般人は入ることも出来ない、と聞かされていた。

もう、あれが壊されて何年が経つのであろうか。

100913_2

2010年7月25日 香港島 台風の去った朝 (透明水彩 788mm×545mm

2011年8月29日 (月)

シック・カジュアル 2

昔、「エレガントカジュアル」等というファッション用語があったが、

どうもエレガントという言葉が田舎臭くて嫌だった。

やはり「シック」の方が良い。

シックの意味を辞典で調べると、

「粋、洒落ているさま、気が利いているさま」と説明が記されていた。

早い話がBCBG(ボンシック・ボンジャンル)だな、と思った。

スーツをカジュアルに着こなす。

ツウィードを粋に、カジュアルに着るには

パンツをブーツインするのも悪くない。

ダウンは達磨のようだから、シックカジュアルとは違う。

楽しいではありませんか。

柄違いのチェック・オン・チェック、

ジャケットのツウィードと違うツウィードのベスト、

それがシックにまとまったら拍手喝采。

この秋はそれが楽しみ。

綺麗なツウィードの衿を立て、キュロットパンツにブーツ、

なんて粋なのだろう。

秋、街を見て歩くのが楽しみになってきた。

2

2011年8月26日 (金)

旅 香港編 5

仕事が詰まっている旅では、

朝早く起きることが自分の楽しい時間を持てる唯一の方法である。

暑いと聞いていた香港。

今もホテルのロビーで、綿シャツ・綿のジャケットの上に

カーディガンを着て、コーヒーを飲んでいる。

ホテルの中の人々はほとんどが半袖だというのに・・・。

チェックアウトをしている外国人1人がジャケットを着ているが、

ホテルで働いている人と間違われそうな感じもする。

これだけ半袖を見ると、ハワイにでも居るかのようだ。

ホテルを出るとすぐに、専用の車で香港の街へ出て行く。

事務所前に着くと、外気にちょっと触れただけで、またビルの中。

これではほとんどの時間、クーラーの中に居るのではないか。

昨晩はさすがに部屋のクーラーを止めた。

さて、そろそろ集合時間だ。

今日も人間冷蔵庫の部屋から部屋への綱渡りだ。

外は風が強い。台風が来ているらしい。

どうも僕は寒がりになってしまったようだ。

5

2011年8月24日 (水)

テルーススタイル 23

僕は爬虫類の革が好きだナ。

自分でも蜥蜴(トカゲ)の靴や、オール蜥蜴のファイロファックスの手帳等を持っている。

この靴は蛇だ・・・でもプリントではないだろうか。

後で作者に聞いてみよう。

このサロメ(Tストラップ)は素敵だ。

サイドの3本のベルトの持っていき方といい、実に美しい。

これをどのように履いて欲しいか。

例えばスウェードのサファリ調のジャケットに

靴と同様の蛇の太いベルトでウェストをギュッと締め

堅い感じのサファリに対し、柔らか布地のスカート

そしてウォッシュが掛かっている大判で皺々のシルクのスカーフを

首にアクセントとして巻いてもらいたい。

これは楽しみな靴だ。皆さんはどのように着るのかな?

23

2011年8月22日 (月)

旅 香港編 4

機内でシートベルトを外してよい、と言われると

ちょっとだけ自由が生まれたような気がする。

周りを見回すと、多くの人々は

イヤホンを付けてテレビを見ているではないか!!

2_2

僕の前に小さな画面があり、ビデオやゲームを選択出来るようになっている。

まずは、車のナビのタッチパネルのつもりで

画面にある項目のそれぞれをタッチしてみるが、反応が無い。

困った。

でも別に見たくもないし・・・。

ふと右前列の席を見ると、女性がリモコンを持ち、画面を変えている。

3

「そうか、リモコン操作か!!」

と思い、前席背のポケットを探してみるが、

雑誌数冊とイヤホンしか入っていない。

どこにあるのだろうか。

しばらくして左のひじ掛けを上げてみると、リモコンが付いているではないか。

それを外さず、ひじ掛けを上げ、付けたまま操作した。

映画・ゲーム等がある。

1

僕はいつも飛行機の中では、大きな壁掛け画面で

「フライトマップ」を見るのが好きだ。

行き先の時間、現在の位置拡大、ちょうど今奄美大島上空だ!

ちょっとずつ画面の飛行機が動いている。

高度・速度・外気温等々・・・。

ちょっとうとうとして目を覚ました時に、どれだけ近付いたか

当機の位置を知るのに丁度良い。

これに飽きたら、機外カメラで気分転換。

僕は下前カメラを選ぶ。

下方に広がる海、そして散らばった雲、海に光る太陽の反射、

小さく船も見える・・・。

また眠くなる。次に見る時は、だいぶ近付いているだろう。

4

さて、数日間の香港の仕事が始まる。

2011年8月17日 (水)

旅 香港編 3

この時期、東京も負けじと暑いのであるが、この旅に

僕は綺麗なトルコブルー色の麻綿のカーディガンを持参した。

綿のジャケットの上から着られる、大ぶりの物だ。

渋谷駅に居る時は肩に羽織り、電車の中はクーラーが効きすぎているので

ジャケットの上から着て、

同様に成田空港や機内も寒いので着ている。

最近の東京も、外と室内・車内の温度が違いすぎるので、常に持ち歩いている。

普通は春先や秋口にニットを楽しむのであるが、

最近は真夏でもニットを着られるので嬉しい。

さて、この大ぶりのニットをジャケットの上から着て「待つ」が始まる。

まず切符と荷預けに「待つ」。手荷物検査で「待つ」。

出国検査でも、そして飛行機出発ゲートで、

飛行機に乗れば出発まで「待つ」。

いつもの「待つ」の繰り返し。

そして香港まで、機内で到着を「待つ」。

3

2011年8月15日 (月)

テルーススタイル 22

底の厚いプレーンなパンプスとオープントゥ、

いずれもスウェードである。

どうも夏物は色鮮やかで楽しいが、

秋はやはりシックなのだろうか。

きっと僕の言っている「シックカジュアル」なのであろう。

しかし、この色が洋服の全身だと淋しい。

洋服を着る時、何か綺麗な色をポイントとして持って来たい。

僕ならスカーフなどで、赤系や黄色系を持って来たいな。

あとは洋服の上から、

光物が入っているベルトでウエストを締めるのも良いかも知れない。

22

2011年8月10日 (水)

旅 香港編 2

旅に出る時は、約1週間前より準備をする。

スケジュールを見ながら、会う人の顔を思い浮かべ、

服の組み合わせを考える。

持って行く服達のカラートーンを揃えると

余分な物を持って行かなくて済む。

今回は黒・白・紺である。

涼しさを生む為、ジャケットは綿の白黒ギンガムチェックやストライプ。

中のシャツは白で統一し、あとはデニムである。

今回は歩くことが多いので、

アシックスのランニングシューズを持参した。

今風のトランクを僕は持っていない。

あの車が付いているトランクが嫌いで、

長旅になると塩ビのガバメントケースにボストン、という形となり

車付きのキャリアに乗せて運ぶ。

何年使用したのだろう。

今回はボストンバッグで、それらはヌメ革のベルトの所に

マジックで名前が書いてあるから、間違えられることはないだろう。

全ての物が修理・補修され、

その箇所それぞれが旅の思い出を物語ってくれる。

2

2011年8月 8日 (月)

絵の具の色 2

絵の具の名称の話である。

「アイボリーブラック」

これはどう見ても黒であり、誰が見ても真っ黒である。

しかし「アイボリーブラック」・・・。

このように分からないことがあると、調べたくなる性分である。

本で調べる、人に聞く。

この連載記事は、僕に勉強させたいようだ。

この黒は水彩であるから、水に溶くわけである。

最初アイボリーブラックを筆に付け、紙に塗る。

すると黒の絵の具そのもの、黒である。

次に筆に水を付け、その紙の上の黒を溶いていくと

紙の白が少し見え、グレーの色と化すわけだ。

更に水を付け薄めていくと、紙の白地がもっと出て

アイボリーとなる。

故、「アイボリーブラック」である。

しかし、このようなトーンの流れの名前が付いた色は他にはない。

これから色の名前を紐解いていくのでお楽しみに。

2_3

2011年8月 3日 (水)

旅 香港編 1

昨年8月、仕事で数日間、久々に香港へ行った。

パスポートを必要とする旅は何年ぶりだろう。

開いて写真を見ると、その当時との自分の変化に驚く。

やはり今よりかは若い。

しかし8月の香港への旅は過酷である。

天気を問うと、気温40度近く、湿度90%である。

昔香港はよく仕事で行っていた。

この時期にも行ったことがあるが、到着してすぐに仕事だったので

黒麻のスーツにタイをしていた。

空港に着き、飛行機から外に出るタラップへ一歩足を踏み出した瞬間

まるで服の中にシャワーを浴びたようだった。

香港空港は飛行機がビルの合間を抜けて着陸したような気がしたが

今はどうなのだろう。

今日は成田エクスプレスに乗る為、渋谷駅に居るのだが

いつものように30分以上前に着いて、この原稿を書いている。

相変わらず「待つ」を楽しんでいる。

このホームは通常の山手線等から離れていて、

渋谷の裏の風景が見られて楽しい。

昔は貨物車等が置かれていた所だろうか。

1_2

2011年7月22日 (金)

大井埠頭 その3

6月10日のクレーン船と7月11日の羽田の続き、今回は千葉側である。

Photo_2

2010年8月16日 大井埠頭左 (透明水彩 788mm×545mm)

 

東京港から入る大きな客船やら、貨物船等で

いつも往来が激しい所だ。

このように止まっている船を描くわけではないので、

大型船が来るまで船のスペースを空けておく。

そして船が通過する時に、一気に描き上げる。

船の速度はゆっくりなのだが、やはり慌てて描くので、気が焦る。

ご覧下さい、三枚の絵。

羽田、真ん中のクレーン船、そして千葉方面。

210

2011年7月20日 (水)

テルーススタイル 21

ファッションの仕事をしている人は大変だ。

5月くらいの雑誌社発表時には

もう秋の商品が完成していなくてはいけないのだから。

僕のようにファッションから離れたのんびり組は

この秋何を着よう、等と

この暑い7月に考えたくもない。

しかしこのサロメ(Tストラップ)のパンプスは素敵だ。

今年はベルト付きが良いようだ。

きっとベルトが付いていると足が押さえられて

靴が脱げにくいのであろう。

さて皆さん、秋物です。

とは言え、かき氷が食べたい。

21

2011年7月15日 (金)

絵の具の色 1

僕のよく使う色 透明水彩

赤系

ローズマダー

スカーレットレーキ

バーミリオン

黄系

パーマネントイエローオレンジ

パーマネントイエローディープ

パーマネントイエローレモン

ネイプルスイエロー

ジョンブリアンNO1

緑系

ヴィリジャン

パーマネントグリーンNO1

パーマネントグリーンNO2

パーマネントグリーンNO3

サップグリーン

コバルトグリーン

コンポーズグリーン

オリーブグリーン

青系

ウルトラマリンディープ

コバルトブルー

パーマネントバイオレット

コンポーズブルー

コバルトターコイズライト

セルリアンブルー

茶系

バーントシエンナ

ライトレッド

イエローオーカー

バンダイキブラウン

セピア

 

アイボリーブラック

グレイオブグレイ

チャイニーズホワイト

グァッシュホワイト これだけは不透明水彩である。

 

これだけの色をパレットに並べて

全部使用するわけではない。

僕の大きなパレットは、海に行くとブルー系、

紅葉時には秋色に色付く。

パレットは一度だけしか洗ったことがない。

海で描いている時

強風でイーゼルごと飛ばされ砂まみれになってしまったからだ。

色って不思議な物で、

それぞれ色の名を付けないと、絵の具屋さんも注文等で困るわけ。

絵の具屋さんに「赤の絵の具を下さい」と言っても

「どの赤でございましょう」と尋ねられる。

「朱赤でもなく、ちょっとオレンジぽく・・・」等と言っても通じる訳が無い。

故、色の名前がある。

ジュルダンに居た時も、シーズンシーズンの赤の色があり

グレー、ベージュ等も色々名称があった。

日本だけだ。単純に赤・青・黄・ベージュ等と付けるのは。

昔、テルースを作っていた時は

「桜色」「サクランボ色」等シーズンごとに名前を付けていた事があった。

さて、問題は色の説明である。

1

2011年7月11日 (月)

大井埠頭 その2

6月10日の「大井埠頭その1」の続きの絵だ。

今回は右側の羽田を描いた。

よく見ると小さい飛行機がいっぱい見えるでしょう。

以前はこんなに沢山無かったような気がする。

やはりインターナショナル化で、増えてきたのかな?

絵には描いていないけど、常に飛行機が空を飛んでいた。

Photo_3

2010年8月16日 大井埠頭右羽田 (透明水彩 545mm×788mm)

2011年6月22日 (水)

シック・カジュアル 1

以前「今、山姫達は」というブログで

洒落たカジュアルを略して「シャレカジュ」と名付けたが

どうもしっくりこない。

昔テルースで、車を洗うセーム革でTシャツを作りたいと思った。

何故なら、普段洗えない革でも

車を洗うセーム革なら

汚れたら洗えるのでは?という発想からだ。

それから、柔らかい素材を探したが

Tシャツは山羊のスウェードになった。

1_2

色はベージュ・カーキ・茶と茶系のバリエーションで3色展開した。

白いデニムを合わせ、素肌にスウェードのTシャツ。

これはなかなかシックな物だった。

もちろん中に綿のTシャツを着ても良いのだが、

僕は素肌を好んだ。

洒落たカジュアルより「シックカジュアル」と名前を変えたい。

シックカジュアル、この秋のテーマが出来た。

ツウィードのジャケットに綿のパンツ等合わせる。

紺のダブルのブレザーコートにデニム、

まるでアンディ・ウォーホールのスタイルだ。

秋はこれで行こう。『シック・カジュアル』

1_1

2011年6月20日 (月)

ブランドの優雅 7

僕はサンローランが大好きだ。

確か70年代、青山外苑に路面店が出来た時は驚きだった。

彼のピンクとオレンジの組み合わせ、ブルーにグリーンの組み合わせは

当時とても感動し、美しさに目を見張った。

あのサファリルックも好きだった。

素晴らしいデザインがいっぱいありすぎて、何を書いて良いか分からない。

亡くなって数年経つが、今日サンローランの写真集を見ていて、

目に留まった後ろリボンのドレスをどうしても描きたくて、筆を走らせた。

大きな平筆にパレットいっぱいのピンク色。

この大きなリボンは一気に描いてしまった。

僕をファッションに引き込んだ1人だろうな。

Photo_2

2010年7月25日 サンローラン リボン (透明水彩 545mm×788mm)

2011年6月15日 (水)

この時期になると その3

千葉の大原漁港と言うと漁船であるが、

テトラポッドの作業船を描いてみた。

岸に寄せられた大きなクレーン付きの船。

たまたま日曜日なので作業をしていない。

もし作業をしていたら、面白くて筆が止まるのではないか、と思う。

今度は絵の道具を持たずに来るのも良いかな。

亡くなった学生時代の恩師との想い出を探しながら

散歩するのも良いかもしれない。

美味しい物でも食べに行こうかなと思っていたのに、

今朝もコンビニで弁当を買ってしまった。

いつ大原で旨い魚が食べられるのだろうか。

一泊してみるのも悪くないかな。

今年もまた来てしまった。

100604_8

2010年4月24日 クレーン船 (透明水彩 545mm×788mm)

2011年6月13日 (月)

靴にまつわる不思議な言葉 5 ~スリッポン

『スリッポンは紐無しで、すぽっと履ける靴』。

僕はてっきり、すぽっと履けるから

「日本語の英語風」かと思って、変な名前だな、と思っていた。

気になるので、ある時外来語辞典で調べてみたところ

文頭の『』の内容である。

僕はちょっと外国語が弱いので、

靴の中に足を入れるのだから「スリップイン」が正しいのかな

等と思っていたが、

ONの反対語はINではなく、OFFなのだ。

INの反対語はOUTなのだ。

であるから、「スリップイン」はおかしい。

やはり「スリップオン(SLIP ON)」。

それがリエゾンされて、通称スリッポンと呼ばれている。

ONは副詞として「身につける」と言う意味がある。

そう言えば、ジャケットオンジャケットね。

この不思議は単に僕の語学力不足としか言えないかも。

 

ある人から面白い話を聞いた。

「シュポ音」同好会、と言う存在である。

「シュポ音」同好会とは

オーダーメードで自分の足にぴったりの靴に足入れする時、

中の空気が圧縮され、踵からシュポっと言う音がする。

その靴の足が入る所にマイクを近付け、

シュポ音を聞き、皆で楽しむ会のようである。

すると靴の型を変えないように靴下の厚さも一定にし・・・。

と考えると、何とも不思議な同好会なのだろう。

Photo

2011年6月 6日 (月)

リフォーム族 9

昨年のコメントを読み直していたら

3月にスタイリストのK・Sさんより

こんなコメントを頂いていた。

 

「今季らしくボーダーを取り入れるのであれば少しロックテイストを

加えてあげればいいとおもいます。

例えば今お手持ちの少しくたくたになった、

いい感じのボーダーカットソーに、

上から赤等でペイントして

まったく自分オリジナルで、世界にひとつしかないなんてものを

作ってしまい、薄い皮のスキニーシルエットを合わせて

しまえば出来上がりです。」

 

なるほど、なるほど。ペイントね。

この素晴らしいコメントもリフォーム族に入れさせてもらった。

今年もまだまだ大丈夫そうだ。

9

2011年6月 3日 (金)

この時期になると その2

もう6月。千葉の大原に行かないと、と心が騒ぐ。

どうもこの時期、4月のブログに書いたように

絵筆、絵具を準備するのだが・・・。結構難しい。

1泊だと楽なのだが、大抵早朝に出て大原に向かい、

昼過ぎくらいに東京に帰る。

運良く雨も風も無ければ良いが

両方無く穏やかな日、というのは経験が無い。

今の大原はテトラポッドの整備の作業船やクレーンが居て

船以外を描くのも楽しい。

漁港に来ると、もう何年も船ばかり描いているから

またこれも良いだろうと思って描いた。

100604_6

2010年4月24日 テトラポッドの作業 (透明水彩 788mm×545mm)

2011年5月30日 (月)

この時期になると その1

この時期になると、学生の頃を想い出す。

6月は、絵の恩師に連れられて

大勢の生徒達と千葉の大原に絵を描きに行った。

大原では漁港が若い生徒達に占領される

年に一度のイベントであったらしい。

しかし僕は何故6月に行くのか分からない。

梅雨の時期で、3泊4日の内

1日・2日は雨にやられる。

恩師は1999年、大原で

散らばっている生徒達の絵を見る為自転車で廻っていて

落車し、頭を打って亡くなった。

今年もまたやって来るのであろうか。

学生達は6月だが、僕の場合は仕事のスケジュールもあるので

4月に1回、5月に1回、と分けて描きに行く。

風景はさほど昔と変わっていないが

漁船が新しくモダンになってきた。

きっと釣人客の中に女性が増えて来たからかも。

まず1枚は、昔風の漁船を描いてみた。

1

2010年4月24日 大原の漁船 (透明水彩 788mm×545mm)

2011年5月18日 (水)

リフォーム族 8 ~メモ用紙の作り方

メモ用紙というのは、買う物ではなく、作る物であると

頑なに信じて止まない。

まず、必要なくなった帳面・コピーの裏面・その他

メモが取れるであろう紙を集め、

同じ大きさに裁断し、揃え、揃えた所にアラビア糊で糊付けし、

クリップで留めておけば、次の日には出来上がり。

その出来上がった自家製のメモ用紙にクリップ、

つまりカット出来る大きさのクリップを付け、

下からメモしたらそのクリップで紙をカットしていけば良いのである。

使い捨ての付箋はもったいないから

あまり使用しない。

そのメモを糊で貼り付け

必要が無くなったら奇麗に剥がし、捨てる。

「糊付けした所が残る」と言うが、

これは最後に残された印となるのである。

僕はこのような非現代的な事を

日々の工作遊びとして楽しんでいる。

Photo

2011年5月11日 (水)

細い男の子 4

見付けた見付けた、細い男の子。

Tシャツにサマーニットに乗馬パンツ。

細いという基準は、僕より細いという見地から言っている。

自分は178cmの54kg、ファットが14、という目線から言っているので

探すのが大変。

以前知人で僕より細い人が居たのだが、

青森へ行ってしまったので残念。

しかし、細い体型故、このようなファッションが出来るのだろうから

細いというのはファッションには重要な要素なのだろう。

この男の子も若いから良いのだが、

世に出てもまれていって、体がどのように変化していくかが心配だ。

今のままで居てくれることを祈る。

4

2011年5月 4日 (水)

ブランドの優雅 6

パリの店にいた時。

上流階級の方が、娘に初めて履かせるヒールの靴を買いに来る・・・。

それは、マドレーヌにあるシャルルジュルダン

(シャンゼリゼの店は観光客が多い)で、母親はちゃんと

シャルルジュルダンの裏にあるシャネル(リューカンボン)で買ったのか

シャネルスーツに身を固め、上品な言葉遣い。

5_1

娘は、ブルーのストライプのシャツに濃紺のカーディガン、

グレーの箱ひだのスカートに、紺のソックス

(なかにはストッキングも履かせられている、なぜなら

パンプスを買いに来ているのだから)。

靴はローファーを履いているのだが、ウェストンだったりしてね。

母親は、まず濃紺の7cmヒールのプレーンパンプスの彼女のサイズを頼み

待っている間、ソックスのまま店の絨毯の上を歩かせていた。

足を慣らさせるつもりだろう。

そしていよいよ試着、母親が土踏まずとか色々な所をチェックする。

もちろん販売員のアドバイスも聞いて。

5_2

やはり、靴の歴史の長い国、

親が正しいハイヒールの履き心地を教える、ということになっているのだろう。

母が子に「去年は黒の革の同じプレーンパンプス、

クリスマスにはベルベット、それから

コーデュロイの洋服に合わせる為にスウェードのプレーン

(服が起毛素材だから靴もそれに合わせて起毛の革を選ぶ)と、

クリスマスパーティー用にエナメル。今回は濃紺・・・。

あとは今年のクリスマスに焦げ茶、来年はベージュとアイボリー・・・。

赤は自分で買いなさい」とか言って。

こんな具合に定番を揃えていくんだなぁ、とつくづく感心した。

お洒落の基本を教えるのも親の仕事。

その家の、○×△家流のファッションスタイルが出来上がり、

受け継がれていく。

まぁ、ナイロンやビニールのバッグも軽くて良いけど、

やはり上質のなめされた革のバッグも良いよ。

決して、それを買うために食べる物を削ったり

無理にねだったりしないで、自分の身分、身のこなし、教養、

そしてもちろん外国語も話し・・・。

その時、ホテルプラザーアテネからタクシーに乗り運転手に

「Bonjour monsieur,24Faubourg Saint-Honore chez HERMES S.V.P.」

とか何とか言っちゃって下さい。

しかし荷物を入れたら革は重いね。

2011年4月15日 (金)

テルーススタイル 20

これはこれは、女性らしいサンダル。

軽そうで、ナチュラルな色、それに後ろにリボンが付いている。

何となくウエストマークした、華奢な服を着て欲しい。

履くより飾っておきたい気もする。

これを履く女性って、どのような女性なのだろう。

気品漂うが如く、可愛らしい顔立ち・・・等と思ってしまう。

やはりファッションって、ああして、こうしてと服を着て

誰と会って、どこへ行って、何を食べて、と

想像出来る物が好きだし、

物を作る人々には、それを身に付ける人の夢が膨らむ物を作って欲しい。

ファッションって、素晴らしい夢の世界への案内人なのです。

20

2011年4月13日 (水)

リフォーム族 6

靴のリフォームは難しい。

僕の最近のリフォームは、革底をビブラムにすることかな。

これでカジュアルシューズの出来上がり。

僕の修理屋の名人芸である。

生まれ変わってまた履いて。

それも今までスーツ等に合わせていたものが、

今度はカジュアル服に丁度良い。

大概はデニムに合わせるのだが、

アッパーが真面目なウイングチップ等は

何となくアンバランスで面白い。

八十年代のロベールクレジュリーの靴のようだ。

6

黒革なので、黒白だったら良いのに、と思う。

今度着色してみようかな。

しかし、ペイントはきっと革に良くないので我慢しよう。

靴はリフォームと言うより、アレンジと言う方が良いかも。

レースアップの紐を洋服に合わせたリボンに変える、とか

大きなリボンを作り、レースアップの紐締め部分に結ぶとか・・・。

靴のリフォームで絶対にやってはいけないことは、

ヒールを切ることです。

これはアーチ部分を変形させ、さらに歩き方にまで悪影響を及ぼします。

これだけはしないようにね。

2011年3月28日 (月)

リフォーム族 5

アトリエで仕事をしている女の子のお母様が裁縫名人で、

切れた黒のデニムの数ヶ所を

裏から赤布で当て布し、赤糸でミシンをかけてもらった。

パンツの裾も擦れてボロボロになっていたので

赤のリボンテープでテープ取り、

おまけに前ボタンのホールも切れていたので

赤いテープで補強してもらった。

ダメージデニムが流行していた時、洋服屋に行ったら

「どこの製品か」と聞かれた。

5

黒のデニムの破けた所から赤布がチラチラ見え、裾も赤いテープ。

可愛い。

ボタンのテープも・・・。トイレに行くのが楽しくなる。

しかし本当に長年着た古いデニムなので

洗濯の度に穴が開くか切れてくる。

またお願いしに行きたくなってきた。

2011年3月25日 (金)

靴にまつわる不思議な言葉 4 ~市革・一革・位置革

長い年月、ジュルダン社やロベールクレジュリー社と

仕事をしていたので、

日本の工場で生産される靴を見て驚いた。

靴の後ろに穴が開いている!!

そして踵の上の部分に

隣にまたがり革が掛かっている。

4_1

これは初めて見ると驚くな・・・。

これを疑問に思い、聞いて回ること一年。

まず隣にまたがる革を「いちかわ」と言う。

どのような漢字を書くのかと問うと

「市革・一革・位置革」と三つあるそうだ。

「市革」は不明であるが、

「一革」は、昔後ろの縫い目が裂けないように

一枚の革を当てた、それが数字の「1」のようだから「一革」。

4_2

なるほど。

さて、「位置革」は、

この踵の位置決めは靴を作るにあたり重要なところで

ずれるとトップラインからトゥのラインまで崩れてくる。

故、海外だとサイドから革を出し

木型に打ち付け、ズレ防止をするのだが、

日本では踵の後ろに釘打ちして、より強化した。

なるほど、海外の靴よりも安心である。

さらに今までは

一枚の革を縫い目に付け押さえしていた物を、

奇麗に見せるために、丸く飾りのように縫い目をまたいで

小さい裂け防止に改良した。

4_1_2

これが日本の靴の特長である。

プライスタグを付けるために穴を開けるのではなく、

靴のラインをより安定させるための穴であり、

この位置が重要で、「位置革」と言う。

さて、まだはっきりしたことが言えないで申し訳ないのだが、

文献・その他に載っていない

靴にまつわる不思議な言葉である。

2011年3月14日 (月)

テルーススタイル 19

ウエッジヒール。

フランス語で「コンパンセ」という。

このサンダルの太いベルトには

この重厚なウエッジが良く合う。

夏のロングのティアードスカートや

ハギがいっぱい入ったロングスカートにピッタリ。

ウエッジは底がつながっているので、安定して履き易い。

お洒落が楽しくなってくる。

花柄の綿のロングスカートも悪くない。

このサンダルを履いて、色の綺麗な服を着て街を楽しくして欲しい。

19

2011年3月11日 (金)

リフォーム族 4

カラー無しの丸襟。前ボタンのスウェットと同素材のスカート。

そのスーツの全ての縁に

リボンテープをミシンで縫ってトリミングした娘が居る。

襟刳り、ボタン部分、ポケットの縁、

もちろんジャケットの裾、スカートの裾。

そのスーツを着て、首からアクセサリーを思いっきりぶら下げ、

手首にもアクセサリーだらけ。

これでもかと言うくらい。

そして頭にターバンを巻く。

よく見るとボタンまで金キラ金。

夜暗い所で見たら、どこか高級ブランド。

驚かされるな。

4

まァ、「リフォーム族」は洋服に限らない。

昔の四角いデリカをキャンピングカーにリフォームした知人も居たな。

また、身近なリフォーム、と言えば

額くらいの庭をいつもいじって四季折々の花を咲かせ、

またいじっている人。

やはり「スウェット族」も「またぎ族」も

何か改良をしているのかも知れない。

この春の街のファッションが楽しみだ。

2011年3月 4日 (金)

ブランドの優雅 5

やはり七十年代、長いこと巴里に居た友人に

あるお金持ちの学生のお嬢様の巴里滞在の間

通訳として買い物に付き合って欲しいとの依頼があった。

もちろん友人は引き受けた。

買い物をしたい所は、もちろん有名なメゾンである。

彼が重い扉を引き、彼女を中に入れ、

一階から二階への鏡の壁面の階段を上っていった。

やはり二階のオートクチュールのフロアは一段と品があり

ゴージャスであった。

黒服のマダムが挨拶と要件を伺いにやって来た。

それも上品な丁寧言葉。

友人は「この方が服をオーダーしたい」と伝えると、

黒服のマダムは笑顔いっぱいに

「ありがとうございます。

御来店下さいまして、大変ありがたいのですが、

まだお嬢様には一階のプレタポルテの方がよろしいかと・・・」。

優しい笑顔に謝罪をいっぱい込め、

黒服のマダムは深々と頭を下げて

二人を一階へと導いたのであった。

やはりオートクチュールはこの時代凄い自信に満ち、

そのブランドのターゲット・ポリシーが明確になっているのだと感動した。

友人とお嬢様は、その上品な対応の中

一階にて買い物をした。

彼女は、「もっと大人になったら再度来たい、

そしてその黒服のマダムに教えられたことは

最高の想い出だ」と友人に言ったそうだ。

ブランドって凄い。

5

2010年2月11日 夜会服 (透明水彩・パステル 788mm×545mm)

2011年3月 2日 (水)

待つ 5

待つって一人芝居の物語。待つ相手が来るまで、

コーヒーに入れる砂糖はどのようにするか、なんて考えたり。

角砂糖の包みを剥がし、しかしこれがなかなか上手くいかない。

ようやく紙が一つ剥けて、コーヒーの中に落とす。

僕は二つ入れるから、同じ動作をもう一度。

二度目の時は指に注意を配りながら、外を眺める。

二つ目の砂糖を入れ、ちょっと間を置く。

砂糖がコーヒーの中で少し崩れるのを待つのである。

その間に煙草に火を点け、煙草をくわえながら

スプーンでコーヒーと砂糖を混ぜる。

スプーンは右回りで3~4回。

これだけの「待つ」と言う時間を書くと、二百字位になる。

10分は知らぬ間に流れていく。

このような細かなことばかり考えていると

毎日が楽しくなって来る。

今日はどのような物語があるのだろう。

物語の台詞を都度考えていくのは、又楽しみの一つ。

今日も良いことがあるだろうか。

良いことって、作らないと無いのかも知れないけど。

5_2

2011年2月25日 (金)

リフォーム族 3

組み合わせでアレンジする。

例えば、着なくなったツゥィード三つ揃いのパンツをデニムにする。

すると、上とのバランスが少々おかしいが

見方によれば、上(ジャケット・ベスト)は古着と思って、

中に可愛いシャツを着て、ズボンから出す。

よれよれのスカーフを巻く。何故かスニーカー。

もう着なくなった上着が生まれ変わるのです。

丈が長くても短くても、古着感覚で着れば何でも大丈夫。

綿のコートでも家で洗ってくしゃくしゃにして

ウエストを太いベルトで締めれば、

これも古着的感覚でなかなか。

知人はそのようにし、コムデギャルソンのコートを

裏返しにして、ベルトでギュッと締めて着ていた。

「コムデギャルソン」とネームが表に出ていたけど、

これが普通かと思ってしまう。

面白いちょっとしたアイデアと勇気で、ファッションは変わって行く。

ファッションって楽しいね。

3

2011年2月 9日 (水)

ブランドの優雅 4

4

次の日、指定の時間に店に行ってみると

その紳士が微笑みを浮かべて迎えてくれた。

店は相変わらず、着飾った人々でごったがえしている。

修理されたバッグを手渡され、修理の完璧さに驚いた彼は、

いよいよ「ありがとう、お値段は?」

その紳士は、笑みを浮かべ、

「GUCCIは、皆様の旅を手伝う事も目的の一つ。

お祖父様が長年お使いになり痛んできたのでしょうが、

旅の途中でこの様な事になってしまって、さぞお困りでしょう。

無料で結構です。そしていつの日か、貴方のお祖父様のように

貴方が私たちGUCCIと共に常に楽しい旅が出来ます様に祈っております。

その未来のお客様を偶然にも紹介してくださったお祖父様に、

私どもは感謝いたします。

お祖父様によろしくお伝えください。」

あんなに店が混んでいて、

自分のようなGパン姿の貧乏旅行者を

大金持ち達同様に丁寧に。

その言葉と感動と、彼の親切な態度を胸に秘め、

大学を卒業し、彼は再びGUCCIの戸をたたいたのであった。

その時、その初老の紳士がGUCCIである事が分かった。

ブランドって・・・。

<<ブランドの優雅 5 に続きます>>

2011年2月 7日 (月)

リフォーム族 2

ここ数年

「スウェット族」「またぎ族」「土着族」「居心地族」等と

一部のライフスタイルを書いて来たが、

この中で技術力のある者、つまり裁縫が器用に出来る人や、

その技術の無い人でも

リフォーム感覚を味わってみたい人は沢山いるだろう。

手始めに、ワッペンや面白い材料でアレンジすること。

2_2

これは洋品雑貨の店に行けば、山のようにある。

またはボタンアレンジ。

例えば、紺のスウェットカーディガンに赤と白のボタンを付け、

イカリのワッペンを縫い付ければ、マリンスタイル。

もう大量生産されている物も様変わりする。

楽しいではありませんか!

これをやると癖になる。

2_1

2011年2月 4日 (金)

ブランドの優雅 3

ここでもう一つ、やはり、70年代のGUCCIにまつわる話をしたい。

フィレンツェのハリスバーで、ある人に

グッチへ入社した理由を聞かせてもらった事がある。

彼が学生時代、イタリアに貧乏旅行をした時の事である。

何しろトランクも持っていない。

その時彼の祖父が、

愛用の使い古したグッチの大きなバッグを貸してくれた。

しかし、そのバッグだけが、学生に不つりあいな旅であったが・・・。

最後にローマに着く途中で、そのバッグの持ち手が壊れてしまった。

そこでローマのグッチをたずねる訳だが、

自分のスタイル。そして、GUCCI。

3

ドアマンに開けられ、おずおずと中に入ると

沢山の着飾ったお客様でごったがえしていた。

その時彼の所に、初老の紳士がやってきて「何か・・・」と聞かれた。

彼は「祖父の愛用のバッグで、旅行中壊れてしまって・・・。」

そのグッチの店の中で自分だけ場違いのように浮いてしまって、

彼はどうしてよいのかわからなかった。

その紳士は「 それはお困りでしょう。修理はお急ぎでしょうから、

明日のこの時間までになんとかしましょう」

彼はその返事を聞いて店を後にするが、何せ貧乏旅行。

修理代は気になるし、かと言って大事な祖父のバッグを壊してしまって。

その晩は修理代が気になって、

何度も自分のポケットのお金を計算しなおして眠れなかったとか。

<<ブランドの優雅 4 に続きます>>

2011年1月24日 (月)

リフォーム族 1

近年、大量生産で安価なファッションが出回っている。

大量生産で同じ物が沢山あるから

どこかで同じ物を着ている人と出会うだろうと思っていたが、案の定。

ある時、高速道路のパーキングエリアのトイレで

僕が下を向き手を洗っていたら

隣に人がやって来て手を洗っていた。

その時、二人同時に顔を上げ鏡に目を向けると

何と同じ色の縞々Tシャツではありませんか。

鏡の中で二人とも笑ってしまった。

お互いどこの製品か分かったのでしょう。

軽く会釈をしてトイレを出たが、

やはり大量生産で作られた物は、このようなことが無きにしも非ず、だ。

1

この絵の娘は、小さい奇麗な綿布を幾枚も結び合わせて

不思議な帽子のような物を被っている、いや

巻いているという日本語が正しいのかも知れない。

とても奇麗で、可愛い。

手作り風。世の中に二つと無いのだろう。

2011年1月21日 (金)

テルーススタイル 18

僕はプレーンパンプスが大好きだ。

前のカットが浅ければ浅いほど

脚が長く綺麗に見える。

その代わり、押さえる所をきちんとしないと脱げてしまう。

 

この綺麗でシンプルな靴。

靴の中の靴、ではないだろうか。

デザインが無いではないか、と言われればそれまでだが、

シンプル・イズ・ベスト、という言葉もある。

このプレーンパンプスこそ、ラインがデザインなのだ。

デザインする者は、その1ミリのラインのカットにこだわる。

この靴はクロコダイルの型押しだが、

僕はキッド、スウェード、夏のカジュアル裏無しヌビュックと

コレクションを揃えたい。

懐かしい、あのミラモンテのキッドの革が・・・。

今はもう存在しない。残念。

18

2011年1月10日 (月)

ブランドの優雅 2

さて、二階に上がるとユニフォームを着た女性二人と

黒のスーツの責任者の女性が

「今日はどのような物をお探しですか?」

外国は買い物が難しいもので、

必ず目的、この様な物、と決めておかないと大変です。

「スーツで色はカーキ、または短めのコート、

それにチェック柄のスカート」と言うと、

「こちらへ」とサロンへ案内してくれます。

日本のようにハンガーラックに掛かっている商品を彼女が選んでいる時は、

私はソファーにゆっくりと腰をおろし、

モンテクリストのジョイタスでもふかしていましょうか。

そこまでは日本のセールと一緒でも・・・

優雅さはちょっと違うか。

彼女が商品を決めるとそこからが凄い!

黒服のマダムが「どの服からモデルに着せましょうか?」

何と!!!!! モデルに着せて商品を見せるのですよ!

DIORのバーゲンは、どんな商品でも生き物なのです。

ただハンガーに掛かっているのでは雰囲気は分かりませんし、

バーゲンだからと言って雑に扱っては

品質とデザインがいくら良くても、ダウンしてしまいます。

シャナリシャナリと彼女の選んだ服を着て歩くモデル。

それはバーゲン品ではなくニューコレクションのようです。

座って見ている私たちの前をターンして、

ニコッと微笑み、最後にまたターンして、着替えに入る。

そんなにお金がある訳でない私たちに、

一着一着を丁寧に見せるモデル、そしてその服の特長を説明するマダム。

やはりメゾンの自信と風格が感じられる。

商品を選ぶと、今度は本人が試着室へ。

私は空想するのだが、きっとそれを試着している時の頭の中は、

モデルの歩く姿になっているんだろうなぁ・・・。

そして自分が着替えて、鏡の前で・・・。

がしかし。黒服のマダムは、彼女に巧みな誉め言葉・・・。

商品が決まると、きちんと大きな薄紙で包装するユニフォームの女性。

お金を払い終えると、黒服のマダムが

「お持ち帰りになりますか? それとも今日中に配達致しましょうか?」

もちろんその答えは、「配達を」。この習慣が凄い。

「では御住所を」。ホテルの住所を言うと、

「では3時にお届けに上がります」。

このような習慣が無い我々って、結構心配になるではないですか。

せっかくパリに来て買い物して、

その買った物が間違ったり届かなかったり、または・・・。

お金を払った以上は、やはり自分で持って帰りたい。

でも優雅な国では、この後散歩したり、食事したり、

大きな荷物をいっぱい持って歩いては様にならない。

DIORを出たのが午後1時。

軽い食事を済ませ、ホテルのキャフェでお茶を飲んでいたら

3時5分過ぎに、黒塗りのルノー・・・

脇のドアにCDのマークが付いている。

黒服の、きちんと制帽をかぶった男が

大きな白い袋をフロントへ運んで行くではないですか!

・・・やっと安心。

2_2

<<ブランドの優雅 3 に続きます>>

2011年1月 5日 (水)

ブランドの優雅 1

七十年代の話になりますが、パリで仕事をしていた頃です。

せっかくの休日の朝は、太陽の光を目覚まし代わりにして

ゆっくりと熱いシャワーを浴びてタオルで髪を拭きながら、

なんとなく煙草の煙が洗いざらしの髪に付くのを気にし、

クリーニング屋から上がってきたばかりのシャツに袖を通す。

まぁ、彼女が洋服を買いに行きたいと言うから、

ちょっと洒落てみようかなと言う感じで・・・

モッシュの帽子、ジバンシージェントルマンの紺のダブルのジャケット。

カシミヤ入りのグレーフランネルのトラウザース、

ブルーストライプのシャツにペイズリーのタイにポケットチーフ、

アーガイルのソックスにウイングチップの靴、

フォックスの傘にペッカリーの手袋。

この様なスタイルだとどんな高級店に行ってもおかしくないし、

女性にも失礼に当たらない。

その当時でも、僕らにとってはブランド品は高い。

ちょうどDIORのセールの招待券を持ってた僕は、

スーツが欲しいと言う彼女を連れて、

マロニエの葉が散ったアヴェニューモンテニューを

ゆっくりとタクシーで向かって行きました。

昔は、皆さん御存じの大きな入口とは別に、

今は分かりませんが、脇に赤いテントの付いた入口がありました。

そこにはきちんと制服を来た門番がいて(帽子にはCDマークが付いている)

車で来ると、ちゃんと車のドアを開け

「ボンジュール マダム、エ ムッシュー

(フランスでは若くともマダム)

今日はどのようなお買い物を?」

と問いかけてくれる。

その微笑みは「ようこそ我が店に」と言っているかのように。

それには、自分の仕事に対するプライドと

DIORに勤めていると言う自信がうかがわれます。

「今日は二階のソルド(バーゲン)へ」と言うと

その男は、白い手袋を右斜めに揚げ

赤いじゅうたんの階段を指すのでした。

「今日も素晴らしい事がお二人にあります様にお祈り申し上げます。」

なんとキザな言いまわしでしょう。

「通常のお客さんは、左の入口から、招待状のある我々は違うの!」

1_2

 

<<ブランドの優雅 2 に続きます>>

2010年12月17日 (金)

玉川・多摩川

12月13日のブログ「待つ 4」で

「多摩川髙島屋」と書いたら

正しくは「玉川髙島屋」である、と

ある人から指摘を受けた。

100604_9

2010年5月1日 玉川 (透明水彩 545mm×788mm)

 

調べてみると、かつては「玉川」「多摩川」など

複数の表記があり、

河川の正式名としては、明治以後に国が統一を図り

「多摩川」が採用されたそうだ。

山、川、島等の表記は、現在は

国土地理院の地形図に採用されている名称が

正式名として扱われているとのこと。

話が段々難しくなってきた。

しかし、「多摩川」と統一される前から

「玉川」の表記は各所で使われていたことから

河川名以外でも現在は使われているようだ。

東京都世田谷区には、川にちなんで「玉川村」と呼ばれていた地域があり、

これが現在の「玉川地区」と総称され

「玉川」「玉堤」という表記が町名として使われている。

「玉川上水」もその一例だそうだ。

東急の旧玉川線、旧新玉川線は「玉川」という地名を意識し、

現在の多摩川線は「多摩川」という河川を意識して

名付けられているようだ。

100604_9_2

2010年5月1日 多摩川 (透明水彩 545mm×788mm)

 

「玉川」とは地名を意識し、「多摩川」とは河川を意識したことが

大きな違いである。

と言うことは、髙島屋は「世田谷区玉川3」と言う住所にあるので

「玉川髙島屋」と言うのが正しいのであった。

間違えると、一つ勉強になる。

指摘して下さった方、ありがとうございます。

2010年12月13日 (月)

待つ 4

僕は、待ち合わせや店に行く時は

いつも待ち合わせ時間や開店時間の

三十分前後早めに行くという癖がある。

であるからして、人を待たせたことも、遅刻も一度も無い。

ただし、飛行機等の外的要因による遅れは、旅の中時々ある。

今日もまた、多摩川髙島屋の開店三十分以上前に着いてしまった。

しかし、自分の仕事場・アトリエより

まず景色が違う。

目に飛び込んで来る物が違うので、クロッキー紙にスケッチしたり

原稿書きをする。

頭の中では、食品売場でどのようなお弁当を買おうか、

等と考えている。

「待つ」と言うのは、自分が意図的に作る物ではなく

偶然から生まれる。

ただ、遅れないようにちょっと早く、が

何故か三十分前後となる。

でも楽しい研究時間だ。

人を見たり、駐車場の車を見たり・・・。

駐車場はデパートオープンの三十分前に開く。

その時デパートの入口近くのベストポジションを狙う。

二機の券売機、右が早いか、左が早いか。

券の出るのを数秒待つ。

取るとすぐ車を発進させ、駐車場に向かう。

まるで駅伝のバトンをもらい受けたランナーかのように。

早いおかげで、ベストポジション。

楽しいではありませんか。ゲームのようだ。

ここでオープンまでの三十分、車の中で待つのであるが、

何ともない、原稿書き。

やはり待ち時間は楽しい。

今日も僕はデイトリッパー、スタート!

さて、あと五分だ。しかし僕の場合

オープンぎりぎりまで車の中に居るが

多くの人が車から出て、入口付近まで行く。

そして外で待っている。

大売出しがあるわけでもないのに。

車の方が暖かいし、居心地は良いのだが・・・。

やはり急ぎの虫が騒ぐのであろうか。

まァ、人それぞれデイトリッパーだろう。

4

2010年12月10日 (金)

靴にまつわる不思議な言葉 ~ツバメヒール

燕ヒール。

1_2

僕は燕の形をしているのかと思ったが・・・。

ヒールが鳥の格好をしているわけでもない。

ある年配の職人に、このヒールはこのように呼ぶと言われた。

しかしどう見ても燕には見えない・・・。

そこでヒールの化粧と化粧をくっつけてみた。

すると、なるほど。何となくそのように見えてきた。

これは不思議だ。

2_2

2010年12月 1日 (水)

居心地族 その6

「スウェット族」「またぎ」「山人」「土着族」と書いてきたが、

彼らには共通性がある。

人の多いアスファルトの街より、土のある町(小さな都会)を好み、

縦の階を上り下りする縦歩きより

横歩き(蟹のような歩き方ではなく、ただ平らな所を歩く意味)を好む

と前回まで書いた。

それを「蟹族」と呼んだが、しかし

蟹は蟹でも海水浴場に居る蟹も居れば、

沢に居る蟹も居て

上海蟹も居ることが分かった。

スウェット、またぎ、土着、と

ライフスタイルは変わらないものの

山人はプロの目の素材を好むのに対し

この蟹族は何でもないスタイルだが

中には質にこだわる、と言う人種も居るのだ。

洋服屋に行き、「カシミアでなくビキューナーのコートが欲しい」

「ペッカリーは南米産の物」

「カシミアは中国の物でなく、インドの物」

「ボックスカーフはちゃんと縦に、横に揉んで

四角の小皺が見える物」等と言う。

それに何でもない色、紺、グレー・・・等。

ボンシック ボンジャンルな蟹族である。

しかしこのようなお客様が来て、販売員に問うわけである。

「ボックスカーフの・・・」

販売員の目はただ「点」となるのであった。

これは実際にあった話だ。

6

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月26日 (金)

待つ 3

やっと病院と薬局が終わり、さて、次は銀行である。

振込用紙に記入する。

決して順番カードを先に取るような事はしない。

自分の順番が来たら振込みを依頼するのだが、

先に病院・薬局があったので、時間は九時半を廻っている故

この待ち時間も長いので、原稿二百字は書ける。

しかし振込みの場合、証明する物を持参しなくてはいけなかった。

特に会社の場合は・・・。

しかしいつも来ているので、銀行で調べてもらうことが出来た。

これで待ち時間増。

3

さて、銀行が終わると区役所。

これがまた、印鑑証明をもらう窓口を探すのに一苦労。

そして銀行のごとく、依頼書に記入し、窓口に行き、順番を待つ。

役所は雑誌があるわけではないので、

区の行事の用紙に目を通す。

美術館の案内、施設の案内等々、結構見ていると面白い。

そしてなんと食堂があり、値段が安い。

また、テレビも大きい。

何だかんだで十一時近くなる。

この四ヶ所寄ることを、次回は

楽しいデイトリッパーにしてみよう。

十一時に終わるなら、昼食場所の設定。そして

もっとのんびりと時間を掛け、タイムトライアル的闘争心を無くし、

のんびりと一つ一つに時間を掛け、雑誌なんか一冊読んだりして

楽しもうではないか。

これが僕の雑務のデイトリッパー。

今日のお昼はイタリアンかな?

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月24日 (水)

待つ 2

続きは、病院待ちのコーヒーショップの話。

340円のコーヒー。

土日休みで二十日間とすると

ひと月約七千円の出費となる。

それにトースト等食すると、月一万円は超える。

つまり大分前に書いた「スウェット族(五百円族)」(2009年11月11日の記事)の

昼食の半分を朝消化してしまう。

と言うことは、リッチな人々なのであろう。

だって、あと昼御飯は160円分しかない。

故、この人々は朝・昼食で「千五百円族」と言う

リッチな人々なのであろう。

このようなことを考えながら原稿書きをすると

三十分は「あっ」と言う間。

病院に入り、受付に聞くと、案の定三番目であった。

2

僕が病院に来た理由を皆様に説明するのを忘れていた。

風邪ではないだろうか?と言うのと

常に飲んでいる薬を貰う為である。

診察の様子等は皆様も想像が付くだろうと思う。

診察が終わるとお金を払い、薬の処方箋を貰い、

次に調剤薬局に行き、薬を貰う為にまた待つわけである。

病院もそうであるように、待ちの人は

そこにある雑誌を読んで待ち時間を過ごす。

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月22日 (月)

待つ 1

今朝は、病院・薬局・銀行振込・区役所にて印鑑証明を貰って来る、という

「待ち」が付き物の日である。

病院の診察開始は九時からであるが、

八時半くらいから受付が始まる。

しかし頑張って行っても、順番が二番目か三番目・・・。

八時半ちょっと前に行っても

外で待たなくてはならない。

このちょっとの扉の開く時間。

丁度のバランスがなかなか上手くはいかず、

一位を取れた例がない。

今日も早く来て一位を取っている人が居る。

やはり鍵当番の人の

それぞれの出勤時間によるのだろう。

これだけは分からない。

さて、今朝は三番目。

診察開始まで三十分の待ちがある。

近くのコーヒーショップに行って

何か作業をしなくてはいけないのだが、

この時間帯と言うのは会社始業前の時間で、

よく顔を見かける人がいる。

これから仕事の人、年配夫婦、メールを見ている人、

新聞を読む人、碁の研究をしている人、

まぁいつものメンバーだ。

僕の病院なんて、月に二、三度位なのだから、

その度に会うということは

ほぼ毎日来ているのだろう。

1

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月19日 (金)

居心地族 その5

スウェットで一日過ごす人々、

外に出るのも楽で、暖かな物を選ぶ「またぎ族」、

アスファルトに包まれた街に居ず、

町(小さな都会)と土をこよなく愛する土着的な過ごし方、

他人の名前(ブランド)が表に出ているブランドの安心感より

プロの目で見た安心感。

子供の頃親に連れられ、世界が一望出来るようなお好み食堂で食を楽しみ、

一階ごと目を肥やし、楽しかった日々は

僕の遠い想い出となってしまった。

「居心地族」の買い物は、木の高さまでの世界のようだ。

低い位置の世界を横に歩いて楽しむ方が良い。

上がったり降りたりするより、平らな所をどこまでも、

水の流れに沿って、好きな店があれば立ち寄り、

次のキャフェまでの二人で居る時の会話、

履き慣れた靴の音、川の水音・・・。

楽しいではありませんか。

自分の好きな所にしか行かないから、販売員の邪魔も入らない。

横歩きの人々、僕はその人々を「蟹族」とも呼ぶことにした。

5

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月 8日 (月)

居心地族 その4

とにかく、「山人」「またぎ族」「スウェット族」は

しばらくは続くと思う。

ブランド物を「印半天」と僕は言うのだが

他人の名前が表に付けられているより

自分が心底惚れて買った物の方が

大切にするような気がする。

会社には手頃な目立たない物。

しかし自由の時は「スウェット族」であり「またぎ族」でもある。

雨が降った時は、

折り畳んだ高性能ゴアテックスのレインジャケットを着れば

良いのであるから、何よりも

人の名前が表に出ていない。

自分の選んだ、世界で最高と思われる物を着れば

雨が降ろうが心地良い。

誰からも「これが良い」と言われたわけでもなく

プロショップ(専門店)の強さ、

これが一番安心する。

安心イコール居心地に繋がってくる。

さて、このような人々が増してくる世の中、

若者の人口も減少する世の中、

どのような変化が起こるのであろうか。

4

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年11月 1日 (月)

居心地族 その3

人の話を聞くと、エレガントな方向に

ファッションは向かっていると言うけど、

僕は「どうかな」と思う。

エレガントな、ちょっと高い服を着て、

イタリア料理を食べに行き、パスタを食し、

巻き損じ、洋服に飛ばした! とすると

一回着ただけなのに、洗濯表示を見ると、ドライクリーニング・・・。

男にしてみれば、ジャケット着用義務の店に

十年に何回行くのだろう。

「土着族」的スタイルに限りなく近い屋台で食することが

どれだけ旨いか。

3  

エレガントという言葉って、ある一部の世界が作り

踊らされてGOLDに行ったが、

やはり扇子はセンスが問われたのか

いつの間にか消えてしまった。

今は、その自分の時間、土のある町(小さな都会)で

土着風に居心地が良く、話の合う楽しい仲間が居て、

食事が旨く、零しても大丈夫な服に身を包み

楽しむ生活が時代の流れ、ファッションと言うのではなかろうか。

GOLDと言ったら、ビブロス・茶蘭花・サラが懐かしい。

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年10月27日 (水)

街から町へ(小さな都会) 3

つまり、この秋に向けて書いている「居心地族」というのは、

街よりも町(小さな都会)を居心地が良いと思うのであろう。

一つ一つの気に入りの店は点在しているが、少し遠い。

古着屋、小洒落た服屋、キャフェ、レストラン、

美容院、蕎麦屋、ライブハウス(小劇場)、ちょっとした住宅街。

若い人は少し遠いが、電車に乗らず、緑を眺め、

河の水面で和み、その時を楽しむのであろう。

とにかく街のガチャガチャした所より、

居心地の良い所が良いのだろう。

早い話が、「スウェット プラス 何か」を着れば居られる所。

銀座にスウェットで行くとは、誰も思わないだろう。

町を求めて、昔だったら田園調布、吉祥寺かな。

今は中目黒。河は流れ、公園があり、どこかでサンドウィッチを買って

河の縁でも公園でも食べられる。

または小さなキャフェ、レストランで食事が出来る。

洒落た洋服屋、古着屋があり、だいたい4kmくらいで行き着く範囲。

そこに住んでなくても、自分の町。

まるで昔の青山・原宿のように。

3

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年10月25日 (月)

居心地族 その2

この族達は、アスファルトから土へ

つまり街から町(小さな都会)への移動であると思うし、

大都会離れが目立つ。

仕事で街に居るのであるから

休みの日は町へ、と言う事も分かる。

街の近くに住むより、仕事から離れた町での生活。

前にも書いたけど、「土」という言葉が

ナチュラルと言う流行りの英単語に当てはまる。

休みの日は「スウェット族」、ジャケットはカーディガン感覚、

コートはジャケット感覚で

ちょっとしたレストランでも大丈夫。

お互い着られたら、男女兼用。

2

もっとゆっくりしたい。そして過ごしたい。

僕達の若い頃もあった。

スウェットと言う素材は無かったかも知れないけど

洗いざらしの着古したTシャツにブルージーンズなんて当てはまる。

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年10月22日 (金)

テルーススタイル 17

リボンのパンプス。誰もが一足は持っている物だと思う。

僕はこの靴のように、リボンがしっかり固定されている物を好む。

何故か・・・。

やはり金具での取り外しは淋しい気がする。

特に知らない間に取れてしまい、

「右がリボン付き、左がプレーンパンプス」になってしまい、

誰かに言われて気が付くなんて、悲しくて考えられない。

とにかく、リボンのパンプスは一足は持っていて欲しい。

僕の好きな靴種の一つだ。

17

2010年10月15日 (金)

居心地族 その1

2008年は「釣り師とまたぎとロックンロール」。

2009年は「山人、山姫、ロックンロール」。

そして「スウェット族」「脚長族」「ギャルソン」等と書いた。

この全てに共通することが、「住み易い町(小さな都会)」。

仲間が居て、食べる物が旨い。

そして洋服は着易くて、後の洗濯等の処理が楽で、

暑ければ脱げばよい、寒ければ羽織ればよい、という感覚だ。

次に仕事には、手ごろな物で、間違えの無い物であればよし。

女の子にしてみれば、ユニフォームがあればラッキー。

つまり、自分を主張するエネルギーを仕事においてでなく

自分達の普段の生活の中で好きなように使いたい。

仕事が自分主張のOFFの時間であれば、

自分の生活がスイッチの入ったON時間。

故、帽子、ダウン、スウェイター、パンツ、靴でも

生活雑貨が全て自分なりにこだわる。

ONとOFFが今までと逆の言葉になり

両極端に別れるというより

「割れる」と言った方が良いかもしれない。

そして、今年の夏のファッションに書いた

「土着族」「ユニセックス」等まさにその物である。

つまり、「スウェット族」も「山人・山姫」も

「土着族」と全て共通しており

まさにそれが今の仕事から離れた人々の姿である。

1

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年10月11日 (月)

街から町へ(小さな都会) 2

原宿はデザイナー集合地であったが、

その「レオン」にはもう一つ店があった。

青山である。

原宿のユニセックスなファッションに比べると

青山はアメリカントラッドであった。

それはVANジャケットがあったからである。

故、待ち合わせ等

「青山レオン」と「原宿レオン」ではお洒落が違うのである。

夏だと原宿はピタピタのTシャツにベルボトム。

青山だとボタンダウンの半袖のシャツにコットンパンツ

という出で立ちだ。

今、「街」と「町(小さな都会)」を見ていると

アスファルト度がキーのような気がする。

その度が高いのは、銀座・新宿・池袋・渋谷かな。

昔の原宿は、レオンで待ち合わせ、

明治神宮の横を通り、渋谷のローストビーフの「シャーウッド」に

よく行ったもんだ。

まだ原宿は、明治神宮・代々木公園といった

身近に緑と土があり、

定かではないが、キャットストリートは河だったような気がする。

2

---------------------------------------------------------------------------------------

●僕の個展のお知らせ

【場所】

代官山「トムスサンドウィッチ」

【日時】

11月8日(月) ~ 12月5日(日)

 午前11時30分 ~ 午後5時30分(午後5時オーダーストップ)

定休日:11月17日(水曜日)、18日(木曜日)

ランチタイムは「お茶だけ」はお断り。

とにかく「花より団子」。ちゃんとサンドウィッチを食して下さい。

◆トムスサンドウィッチ

http://www.tom-s.com/ 

2010年9月27日 (月)

街から町へ(小さな都会) 1

東京は、銀座・渋谷・新宿・池袋等、大きな街がある。

これほど大きい街で構成されている都会は

少ないのでは、と思う。

巴里なんてセーヌ川を挟んで

シャンゼリゼ・サントノーレ・マドレーヌ、

左岸がサンジェルマン・サンミッシェル、という感じかな。

今はもっと小さな町が出来ているかも知れない。

東京の原宿も町だった。

セントラルアパートを中心に、

古着屋とミルク・ヴィオロン・マデゥモアゼルノンノン。

ピザ屋にドンキーのコーヒー屋に、あとは中田の天ぷら屋、等々。

町というのは、古着屋さんからスタートするような気がする。

古着屋ができ、若者が集まり、軽食屋ができ・・・。

そしてどこからか人が集まり、

打合せをする場を中心に大きくなってくる。

セントラルアパートの一階に「レオン」という喫茶店があり、

いつも長髪にTシャツにフレアーパンツの人々で一杯だった。

そのレオンの上のアパートには

横文字肩書きの人々が仕事をしていた。

Photo_5

2010年9月24日 (金)

テルーススタイル 16

秋はやはりお洒落がしたい。

この白黒の素材はよく分からない。

展示会の時にちゃんと聞けばよかったのだが、

写真は撮らなくてはいけないし、他にも仕事があったので

聞きそびれてしまった。

パンプスは後ろに革でギャザーを寄せて、すごく奇麗だ。

また、セパレートしたパンプス?いや、サンダルと言うのか不明であるが

甲の部分を縛る靴だ。

質の良さが醸し出すデザインだ。

16

2010年9月13日 (月)

テルーススタイル 15

フランス語で「Tストラップ」のことを「サロメ」と言う。

なるほど、このサンダルは前から見るとTのベルト、

つまり「サロメ」であり、その甲のベルト部分に

スウェードで花のような飾りが付いて美しい。

美しい物を見ると、ついついテルーススタイルに載せたくなる。

しかし写真が上手でないのが残念。

これも前回紹介した秋サンダルの一部なのであろうか。

美しい靴だ。

15

2010年8月16日 (月)

土着族 最終回

土着族を研究してみると、

やはり空の色、土の色、壁の色、草木

そして花の色、その土地にある物。

そしてその空気、湿度の中で過ごしやすい着る物、

素材が重要であった。

すると日本的土着は

浅草の路地、鉢に植えられた木、朝顔の花の色、

木の板の塀、土の壁、紙の障子、襖、打ち水、西瓜・・・。

考えてみると、夏に過ごしやすい服、「浴衣」になってしまう。

今、日本の夏は

昔とは違って来ている。

風呂上りに浴衣を着て、古い町の路地を散歩してもらいたい。

_

スウェット族も、日本の浴衣が原点となったが

日本の土着の原点も浴衣に辿り着いてしまった。

やはり日本の物を大切にしてもらいたい。

浴衣の絵柄・色は

洋服ではあまり表現できない物。

_2

2010年8月13日 (金)

テルーススタイル 14

「秋サンダル」と言う不思議な言葉を耳にした。

男物で言うと何だろう、と思ったが

男の着る物・履く物で該当する物は無いだろう。

つまり、夏から秋に入る時のファッションで

ワンピースの上にカーディガンを羽織り、

しかしパンプスでは少々重い。

そこで暖か味のあるサンダル。これはお洒落で便利かも。

本当に男物と言うのは楽しくないとつくづく感じる。

14

2010年8月 4日 (水)

土 その2

今年の秋は「土」をテーマに考えてみようかな。

七月二十八日に書いた、昼寝の男の子。

ちょっと涼しくなってきたので、

綿の奇麗な色のショールをして、僕の前を去っていった。

やはりこれから友人と会うにしても

ショールがあれば、夏の夜は大丈夫。

このショールの巻き方も女性風、

やはりユニセックスの時代が来ている。

女性が彼のジャケットを着て袖をまくり、

ウエストをギュッとベルトで締め、衿を立てる。

それにアーミーパンツでも良い。

男が彼女の奇麗なショールを借りて巻いても良し。

今年の秋は土色、もぐら色。

その色で全身、というと暗くなる。

やはり、赤・オレンジ・グリーン等の

奇麗なショールをアクセントで持っていきたい。

もぐら色(トープ)って可愛い色のような気がしてきた。

やはりこれは夏の土着族からの流れかもしれない。

土色、壁の色、アジアの空、木々・・・。

2

2010年7月30日 (金)

土着族 8

しかし、この土着度は凄い。

_08

昨年も綺麗なタイシルクの大判のショールを腰に巻いた男の子を見たけど、

土着色ってなかなか色で表現出来ない。

やはり、今年も海で発見。

編んだような帽子、この絵の具の色よりグレー、いや、やはり

砂色と言った方が良いのかな?

シャツをお腹まで開き、土着色の腰巻。

どうやら巻き物が土着度を増加させるようだ。

気温も湿度も高い夏には一番。

しかし、街には出られないが、まだ土のある町は歩けるかも・・・。

2010年7月28日 (水)

「土着族」を書いていると、どうも土が気になる。

「スウェット族」は夏も一日中家に居るわけではないだろう。

公園の大きい木の陰で

ベンチに座り転寝するのも良いだろうな。

どこかでサンドウィッチを買い、のんびりと公園で過ごす。

そこには木々があり土がある。

やはり人は土着に居心地を感じるのだろう。

今年の秋の色はトープ。

これはフランス語で「もぐら」の意味。

つまり土の中に住むもぐら、土の色に同化したもぐら色。

山に行って畑の側にモッコリ土が盛り上がっている所を発見したら

それはもぐらの巣である。

昼はこの男の子のように穴の中で

昼寝を楽しんでいるのだろう。

たっぷりとした長袖シャツにカーキのスウェットパンツ。

このカーキ色ももぐら色と相性が良い。

やはり、木々や土に混ざる色だからであろう。

今年の秋もファッションが楽しみだ。

ちなみに、「もぐら」という漢字は

Photo

このような難しい字だ。

Photo_2

2010年7月19日 (月)

土着族 7

土着ファッションとは言え、

オーバーオールは、米国かなァ。

どうも東洋の太陽の光と土色とは違うようだ。

でも、もう片一方のベルトを外してラフさを出している。

でもこの男の子、「脚長族」に入れたいくらい脚が長い。

画用紙からはみ出してしまう。

これは困った。「脚長族」か「土着族」か。

まァ、とりあえず

カントリーファッション。

シャツが古着っぽくヨレヨレで感じも良い。

今年の秋、この男の子が

フレアーかバギーを履いてくれたら拍手喝采なのだが

また会えることを楽しみに。

_07

2010年7月 7日 (水)

テルーススタイル 13

大変珍しい靴を発見!

ステファン・ケリアンのマニッシュ!

13

ケリアンは、メッシュを得意とするメーカーだった。

工場はジュルダンやクレジュリーと同じ、フランスのロマンにあった。

これも古い靴だ。

何とも言えないミルク色を含んだキャメル色。

ちょっとブラシで磨くと、光沢も出て来た。

悔しい。やはり素材の良さだ。

もしこのようなカーフがあれば、何を作るだろうか!!

カーフは仔牛の革。盤が小さい。

サイドゴアのショートブーツも悪くない・・・。

やはり良い物というのは、大切に履くと長く持つ。

しかし、きちんと手入れをしないと駄目だけどね。

テルーススタイル。

自分で靴を作らなくなってから一年以上経過した。

まだまだ想い出すことがある。

2010年7月 5日 (月)

土着族 6

よくタイ等休日の朝市に洋服も売りに出ていて

その色が派手な物もあれば、

やはり独特の砂色混じりの物もある。

砂色と言うより、埃と陽焼けしたという感じ。

それにピカピカのサテンのようなボクシングパンツ。

やはり、タイボクシングの国だからであろうか。

とにかく、土着ファッションは男の子はちょっと苦手かな。

でも、いるいる!

汚れたような白のジャンパーに、ピカピカグリーンの短パン。

これで朝ご飯を屋台で食していたら・・・雰囲気は出る。

が、やはりこのファッションも女の子に取られそうだ。

_06_2

2010年6月25日 (金)

テルーススタイル 12

テルースはペタンコなブーツをコレクションの中に必ず入れた。

フランス語で「ブーツ キャバリエール」(乗馬ブーツ)。

たまたま前回、タニノクリスチーのブーツ修理の相談を受けた時

他のブーツも見せてもらったら、このテルーススタイルのブーツがあった。

ブランドはシャルル・ジュルダンで、

工場はアドリアーノ・フォッシーであった。素晴らしい。

金具とベルト付きで品のある。

それも未だにしっかりと立っている。

12

保管もちゃんとして、もちろんブーツキーパーも入っており、

下駄箱に吊るしてある、というのも正しい。

素材は最高のカーフに、裏も革、故

劣化もしておらず、どこも壊れたところは無い。

やはり質の追求こそ、現在求められている物だと思った。

ケミカルの安い物は、長くは持たない。

良い物を大切にしてこそ、長く長く主人と共に人生を歩む。

このブーツもその人と三十年過ごしている。

これが秋のテーマ「BCBG」かも。

しかし、もうこのような素材は手に入らないだろう。

2010年6月23日 (水)

土着族 5

やはり、擦れたデニムをロールアップして

_05_2

スカーフを頭に巻く。そしてキャミソール。

その上下に花のような飾りが付いているが・・・。

それがどことなく何度も洗ったようにしなっている。

困ったな、「土着族」。

いっぱい服は持っているけど、良い物も知り、悪い物も分かり、

しかしあえてこれをこのように着る。

誰かに聞いたら、「エスニック風」とか言うけど

何となく違う気がする。

服を着崩すことを「ドレスダウン」と言うが、

僕は「ドチャクダウン」と表現したい。

よく東洋の風景に写っている、

そこの町に住んで居る人。

その人の着ている物の一部分をちょっと拝借。

自分流のスタイル。早く夏が来ないかな。

_05

2010年6月11日 (金)

撮影 4 ~撮影にまつわる不思議な言葉

前回は「ポラで押さえる」と言う死語の話を書いたが

今回は現場で使われる言葉を説明しながら綴ってみる。

「わらう(笑う)」

わらう、とは「どける」と言う意味。語源は分からない。

「セッシュ」

上げ座をすること。下に物を置いて上に上げること。

「八百屋にする」

台等、斜めにして傾斜をつけること。

これは昔の八百屋さんは、野菜・果物を陳列する台を

入口に面して斜めにしていた。お客様から良く見えるように。

4_2

「なぐり」

ちょっと恐い言葉だけど、「金槌」のこと。

「ガバチョ」

昔の人なら、「ひょっこりひょうたん島」の「ドン・ガバチョ」のことかと

思ってしまいそうだが、これはガムテープのこと。

「場見る(ばみる)」

これは黒のテープをTの字に床に貼り、立つ位置を定める。

または、椅子・机の脚の位置を動かした時に

元の位置に戻せるようにテープで印を付けること。

「行って来い」

これはロープ等、天井から吊るす時

上に掛け左右に垂らすこと。

つまり天井へ行って下に戻るように吊るすことを言う。

4_1

しかし今回の撮影はテルースを想い出す。

第三者の立場でカメラを持ち、皆さんに現場を知ってもらおうと

四回に渡って綴ったが、

スタジオに足を入れ、光を浴びると

あの昔の世界に吸い込まれていく。

まるでライブのようだ。

楽しかった。

カメラマンさん、大道具さん、スタイリストさん、ディレクターさん、

他沢山の人々、どうもありがとう。

2010年6月 9日 (水)

土着族 4

ほら、このワンピースの女の子。

_04

柄が何と言っていいやら。

通常なら、ドットかペイズリーと来るけど、

砂と水でウォッシュしたような素朴感。

布地も透けるか透けないか。

何となく貧しそうな感じだけど、これがリッチ。

だって、探すのが大変そう。

そしてエスニックのカゴバッグ。可愛い。

何と表現したら良いのだろう。

でしゃばらず、貧相ではない。大変難しい。自然の素材。

2010年6月 2日 (水)

テルーススタイル 11

本当に質の良い物が無くなった。

ある人から、靴の修理の相談を受けた。

三十七年前のタニノクリスチーのブーツだと言う。

僕は心配しながら、その靴を見に行った。

見て驚いた!!

11

昔と何にも変わりなく、素材の傷みも無く、

中の革も傷んではいない。

合成皮革だと劣化ということが起こるかも知れないが、

表革は素晴らしいカーフ。そして中も革。

修理は底に穴が開いただけ。

僕はMr. タニノ・クリスチーに会った事があるし、

特別なオーダーもしたことがある。

職人気質の素晴らしいイタリア人であった。

その気質の凄さは、素材選び・作りに

本当にこだわりを持って作っているのだと感動した。

そしていつもの

僕の愛する修理屋を紹介したのであった。

 

これが以前テルースが求めていた物。

テルースも、このようなこだわりを持って三十年生きて来たんだな。

2010年5月26日 (水)

撮影 3 ~撮影にまつわる不思議な言葉

靴にまつわる不思議な言葉を連載していたが、

今回撮影現場に入ったら、懐かしい言葉が飛び交っていた。

ただ「ポラで押さえて」と言う言葉は死語となっていた。

その意味は、昔は

モデルがポーズして良いところをカメラで撮る前に

ポラロイドカメラでテストで撮るのだ。

確かシャッターボタンをカシャッと押すと

数秒後に、「ジー・・・ガチャ」とフィルムが出て来る。

それを両手で温めていると、段々映像が浮かび上がる。

その写真を見て、修正等するのだが、時すでに遅し!!

モデルのポーズも変わってくる。

再度ポラを見ながらポーズを修正して、

いよいよカメラのシャッターを切る。

しかし何十枚か撮った中でも、現像から上がると駄目出しが出る。

再度違う日に撮影。このような大変な作業。

でも今はデジタルカメラで撮り、画像はPCですぐ見られる。

もちろんPC画像は修正もきくわけだから、便利な世の中になったものだ。

3_2

「ハァーイ、ポラで押さえて・・・ッ」

懐かしい言葉だ。

2010年5月24日 (月)

土着族 3

この男の子も、帽子といい、ソックスに履いたサンダル?靴?といい・・・。

短パン、腰巻の様な物。

何か、東京銀座に居たらおかしいような・・・。

都会でもなく、ものすごい山奥でもない。

町の中で生活している人々のような。

でも湿気があり、暑い国。

色も、赤でもなくピンクでもなく、

東京の色に砂をかけて濁したような。

_03

でも新鮮。

この人達は意識してそのような服を探し出したのであろう。

ファッションは楽しい。

この雰囲気! 分かるかなァ。

ヒントを知ってたら、誰か教えて下さい。

2010年5月17日 (月)

再び「スウェット族」 2

スウェット族とは、一日中スウェットで過ごし

それで寝てしまう人のことを言う。

前回は、日本でも旅館の浴衣ではないか! と

結論を出したが

スウェット族が出る前、昔はパジャマで一日中過ごす人々が居て

「パジャマ族」と呼ばれていたと言う。

つまりスウェット族とまったく同様の行動を取っていた。

当時はきっとコットンとかネルのような素材で

伸び縮みが無い。

ただ、洗濯は楽であるが、プレスは必要であったと思う。

浴衣は糊が必要であったような気がする。

そうすると、浴衣は洗濯し、糊付けをし、アイロンを掛ける。

パジャマはアイロン、スウェットは折り畳むだけ。

なるほど、これが時代なのだろう。

人はやはり「簡単・楽」を選んでいく。

スウェットは伸び縮みし、着心地も楽だ。

スウェットの次はどんな素材が出てくるのであろう。

2

2010年5月14日 (金)

撮影 2 ~履き撮り

前回は一足の靴を撮る為の過程を書いたが

今回はモデルさんを使った履き撮りだ。

前回使ったバックの壁を取り外し、次にブルーの床を運び込む。

2_01

2_02

2_03

2_04

2_05

床板が出来たら、ブルーの椅子が運び込まれる。

椅子のシーツの皺伸ばしやら、大道具さんは大変。

2_06

2_07

2_08

2_09

2_10

そこへモデルさん登場。

何十人ものモデルさんの中から、美脚の人を選ぶのは大変なこと。

これは事前に何日も掛けて実施される。

しかし靴の場合、頭から足の先まで撮るわけではない。

ほとんどが腰から下である。

物撮りの時は靴を置けば良いのだが、靴合わせ、ポーズ、

不自然なポーズではいけない。

靴の内側を見せるのはタブーだし、

着ている物の綺麗なギャザーが出ないと写真が美しくない。

スタイリストさん大活躍。

このように、前回のブログと合わせると、丸一日の大仕事。

このブログを読んだ方は、雑誌の靴の宣伝広告を見たら

この様子を思い出して下さい。

2010年5月12日 (水)

土着族 2

何でもないスタイル。

ショートなレギンスに布を巻いただけかのようなスカート。

何でもないタンクトップ、素足にサンダル。

ウエスト位置に太いベルト。

しかし、このサンダルも、ハイウエストベルトも

ちょっと前まではローライズ主流でお目にかかれなかった。

サンダルは民族調の物。

面白いではありませんか。

色も、東洋の町の市場か何かで売っているような感じ。

このファッション、表現しにくい。

_02

わざと「土着風」とでも言おうか。

あのベトナムの空の色、土の色、道端に生えている木の緑、土の壁、

その中に溶け込むようなスタイルと色の組み合わせ。

もしタカダケンゾー氏がコレクションを作れば表現できるだろう。

2010年5月10日 (月)

テルーススタイル 10

テルースのコレクションで

無くてはならない物、それはギリーだ。

10_2 

レースアップシューズと言うのか・・・。

これは7センチヒールくらいのパンプスだが、

テルースは春になるとバレリーナ。

盛夏にはサンダル、秋冬はショートブーツ・甲深パンプス、と

幅広く展開していた。

中でも良く出来たのは、夏用のホワイトヌビュックの

メンズっぽいギリーシューズだった。

さて、この写真の靴は綺麗なラインだ。

僕だったら、赤い底に合わせて

赤い花柄の細いリボンを買って来て

エナメル紐と交換したりして、ファッションを楽しむのだが・・・。

しかし良く出来た靴だ。

2010年5月 3日 (月)

脚長族 3

やはり、フランス語でズボンのことを「パンタロン」と言うから、

「フレアーパンツ」と言った方が良いのだろうか。

洋服屋さんの方が読んだら、「正解」を教えて欲しい。

しかしシルエットが綺麗で、脚が長く見える。

_122201_2

帽子、体にフィットするサマーニット、それにフレアーパンツ。

オーソドックスに普通のプレーンパンプスを合わせていた。

_122202

これから暑くなるのに、いつまでフレアーパンツ・・・。

しかしフレアーだから下から風も入るか。

いやいや、七十年代は一年中履いていた。

裾もボロボロ。

怒られたけど、たかがファッション、されどファッションであった。

2010年4月30日 (金)

撮影 1 ~物撮り

テルースの写真撮影は、いつも立ち会っていた。

立ち会うと言うより、指示をしていたと言う方が正しいかもしれない。

靴の位置、モデルのポーズ、

最後の頃はメンズの足モデルもやったくらいだ。

さて今日は、新ブランドの第一回目の撮影に参加。

何か昔を想い出してウキウキしている。

スタジオの重い扉が見える。

1_01

扉から入ると中は薄暗く、目が暗闇に慣れていない。

1_02

おや、その黒いカーテンの次の間は

何とテントのような物が天井から吊るされて、

中は非常に明るく、そしてライトの光で暖かい。

1_03

大道具さんが、バックの壁を着色し、カメラマンはカメラのセット。

1_04

1_05

そして、黒幕の反対側では

スタイリストがモデルの服の皺を伸ばす為、スチームアイロンを掛ける。

軽食の準備をする人。

1_06

1_07

1_08

裏は裏で忙しいのだ。

1_09

靴を乗せる椅子の設置、そしてその上に靴を乗せる。

ああだこうだと騒がしい一時。

1_10

1_11

1_12

一足の靴を、本当に美しく撮ると言うのは大変なことだ。

雑誌の誌面に美しく載っている、たった1ページの写真は

このように作られているのです。

2010年4月26日 (月)

土着族 1

「またぎ族」、「スウェット族」、「山人」、「山姫」。

そして夏になると、ティアードタンクトップの「クラゲ族」。

春がもうすぐ「さよなら」の手を振る時

街はすでにマリン、サファリ。

毎年同様のことを言っているけど、

今年気になるのは、土着色・土着的。

例えば、色も砂色とか、デニムでもシャンブレーとか、

どことなくある物の組み合わせで、色も渋い物。

今日は、この後ろ姿に興味を持った。

タイ、ベトナム、マレーシアに住んでいる人の

何でもないスタイル。

_01

Tシャツに古臭いようなプリントの砂色スカートに

つっかけペタサンダル。

素材はベロアのようだが。

この土着性を意識したのか、表現が難しい。

「土着族」の秋が楽しみだ。

辞典で見ると、「土着」とは

「その土地に生まれ育っていること、その土地に住み着いていること。」

(旺文社 国語辞典)

2010年4月14日 (水)

再び「またぎ族」(春編)

しかし、男の子も女の子も

「またぎファッション」が好きらしい。

今日も発見、春の「またぎ族」。

Tシャツの上から、ピンクのファーベスト、そして短パン。

薄手のタイツ側章付き。可愛い!!

またぎ帽子(ハンティング帽)を被っていた。

_2

でも春だから陽が少し強くなってきた。

帽子を取って、手で陽射しを塞ぐ。

_1

さて、どうして「またぎ族」。

富士山の麓でロックフェスティバルがスタートした頃かな。

皆、キャンプスタイルで寝泊りし、音楽を聴き、キャンプする。

僕は行ったことはないけど、その頃からのような気がする。

「またぎ族」の服は、常に脱ぎ着の便利性から生まれているようだ。

「またぎ族」は、冬は女の子に多く、夏は男の子に移っていくように感じる。

2010年3月29日 (月)

脚長族 2

2_

パンタロンやバギーパンツの後ろ姿って

本当に脚が長く見える。

パンツの裾は地面でボロボロになっているけど、

とにかく素敵だ。

昨年はブーツインと言って

パンツをブーツの中に入れるファッションだったけど、

脚が一つの筒でストンと地面まで落ちると、長くて綺麗だ。

2__2

二年前から騒がれていたけど

なかなか街で見ることが出来なかった。

七十年代は、誰もが脚長族だった。

そろそろ来るかな?

するとヒールは高くなり、前が厚くなり

出来る限り脚を長く見せる靴が出てくるけど、

お洒落な人はバギーパンツの裾をダブルにして

普通のハイヒールを履いていたっけ。

どれどれ、今年は楽しみだ。

2__3

2010年3月22日 (月)

脚長族 1

今の若い人は脚が長~い。羨ましいくらいだ。

体が柔らかそうな男の子に、

足を大きく開いてポーズしてもらった。

通常だったら、画用紙を縦に使うのに、

横にしないと入らない。スゴイ!!

1

この男の子が履いているパンツはベルボトム。

時代時代で名称が違ってくる。

セーラーパンツ、ラッパズボン、パンタロン、ベルボトム、バギーパンツ。

それぞれ型が違ってくる。

それはその時代のファッション傾向なのかも。

僕が好きなのは、サンローランのスペンサージャケットに

ハイウエストにタックの入ったバギーパンツを合わせ

ハイヒールを履いたスタイル。

あの頃は、皆とても脚が長かった。

確か男の子の靴も5センチから7センチのヒールがあったような気がする。

2010年3月17日 (水)

テルーススタイル 9

テルースのコレクションで欠かせないのがマニッシュライン。

男っぽい靴。

9

やはりヒールのある方は

タックの入った裾に折り返しのあるバギーパンツにスペンサージャケット。

ヒールの低い方は、ソックスの色で遊びたい。

僕も夏は黒・白エナメルコンビの靴を履く。

合わせる服は、色こそ選ぶが

何でも可。

でも・・・。この靴に

黒地に白のペンシルストライプのダブルのスーツに

黒のストローハットは

ちょっと行き過ぎかな。でも凄くお洒落。

僕の大好きな靴種。

2010年3月 5日 (金)

テルーススタイル 8

何と言ってもデニム素材。

これは綺麗な靴だ。

ステッチの入り具合も太さも申し分ない。

また、このサロメ(Tストラップ)もなかなか。

麻のニットにパンツは白、またはデニム。

絶対バカンス地で履いてもらいたい。

8

太陽の光を浴び、昼からサラダニソワーズに

シャブリの白ワイン、といきたいところ。

海のアジュール(ブルー)に空の色。

眺めの美しいテラスのレストランで

ゆっくりとした時をこの靴と過ごしてもらいたい。

2010年3月 3日 (水)

靴にまつわる不思議な言葉 2 ~化粧

化粧(けしょう)とは、ヒールの先に付いている

大半が黒いプラスティックの物。

それが減ったら修理して取り替える。

何故、「化粧」と言うのだろう・・・?

1

これはアンティックの靴の底。

見えますか、底にあるステッチ飾り。

もっと近くに寄ると・・・。

2

底の真ん中くらいに一本、ヒールの付け根に一本、

ステッチが見えるかな?

これは、アッパーと底を付け、靴として出来上がった時

職人さんが底に飾り付けをするのです。

ある時は底の周りに刻みのような物を入れたり、

この写真のようにステッチを入れたり。

底だから履いたら消えてしまうのに、と思うでしょうが

きっと「心を込めて作りました。大切に履いて下さいネ。」と

職人の心を秘める物なのでしょう。

そして最後に

底のお化粧が終わりました、と言うように

ヒールに化粧を打つのです。

綺麗な話ですよね。聞いて感動!!

今日、三月三日のひな祭りに

女の子にこれを送ります。

2010年2月22日 (月)

テルーススタイル 7

7

僕はこの写真の左のサンダルが好きだ。

このサンダルこそ、ショートのサファリジャケットに

くるぶしまでのバギーパンツで履いてもらいたい。

または八枚ハギのロングのデニムスカート。

これぞ今年の夏、という感じ。

ヒールは高いけど、身長のある女性に

歩道を大股で歩いてもらいたい。

サンダルって、最近は夏ばかりではない。

少しゆるくなってきた時、カラーソックスで秋に履いても可愛い。

ただ、サンダルはソックスで履くとその分広がるので

また次の年に買ったお店で

中敷の下に一枚

薄い敷物を入れてもらうと履き易くなる。

2010年2月 8日 (月)

テルーススタイル 6

「バレリーナ」と最近多くの人が呼んでいるけど、

この名付け親は僕かな?

昔、日本では「カッター」等と呼ばれていた。

ジュルダン社で仕事をしていた時

このようなラインの靴を「バレリーナ」と呼んでいた。

カッターよりバレリーナの方が

女の子っぽくて好きな名称だと思っている。

6

この写真のバレリーナは、本物の蛇のコンビネーションだ。

まるで縞蛇のような・・・。

ジャングルの中に置いてあったら、びっくりしてしまう。

コレクションの中では必要アイテム。

バレリーナは価格の安い物が沢山世に出ているが、

バレリーナこそ、良い素材で、履き心地の良い物を選ぶべき。

何故って、ヒールの靴よりよく歩くから。

2010年2月 3日 (水)

靴にまつわる不思議な言葉 ~鬼刳り(おにぐり)

前回、鬼ぐりのパンプスのことを書いたけど

鬼ぐりの言葉の由来を調べた。

すると、なるほどと思った。

漢字で書くと「鬼刳り」。

「刳り」は「襟刳り」などと同様の意味。

この絵を見て下さい。

Photo

右が通常の甲深パンプス、左には顔が描いてありますが

足の甲に掛かるところが角に見えませんか。

つまり「鬼刳り」になるのです。

たぶん昔の人がこの靴を見て

鬼の顔に見えたのでしょう。

まるで星座の名称のようで、何となくロマンティックと言うか

笑える話です。

今日は節分。「福は内、鬼は外」でも

甲深パンプス(鬼刳りパンプス)まで外に出さないように。

雨が降ったら大変。

2010年1月25日 (月)

テルーススタイル 5

オープントゥ。前がちょっと開いた靴。

木型のことを言うと、パンプス・サンダルはもちろんそれぞれ違うし

オープントゥも木型が違うことが望ましい。

だってパンプスの木型だと

前の部分が余り気味になってしまうし、

サンダルの木型だと踵のホールド部分ができなくなる。

だから木型と言うのは、

甲の深い物、マニッシュタイプも違うし、ブーツも違う。

故、靴というのはデザインから製造まで

色々な物が必要となってくる。

だから大切にして欲しい。

このオープントゥ、微妙な色の組み合わせが抜群の靴だ。

5

2010年1月13日 (水)

テルーススタイル 4

こんなシマウマのような靴を発見。

4

よくテルースも

シマウマ、象、キリン、虎、豹、ダルメシアン等と靴を作った。

象はその頃は本物を使用でき、大変丈夫で

未だに修理を持って来る人がいる。

あとは亀かな・・・。

亀の靴は鬼ぐりのローヒール。

先日も修理の靴を工場で見た。

未だに愛用して下さっているなんて・・・。

ありがたいことです。

でもこのパンプスはシマウマ靴だと思ったが

少々縞が違う。

プリントのデザインかな?

でも僕は昔からこのような靴が大好きだ。

2009年12月28日 (月)

テルーススタイル 3

昔、テルースで

マットに仕上げた革で「ナバロカーフ」というものをよく使った。

ソフトでカジュアル感が出る、その素材によく似た靴達。

リボンのパンプスと、大きなリボンのオープントゥ。

ステッチが洒落ている。

どうも僕の好きなのは、BCBG的な物が多い。

さて、履き心地が良いかは

男の僕は履けないから分からないけど・・・。

履きやすさも重視しているようだ。

このベージュは今年の旬。

色が合わせやすいし、洋服に組み合わせしやすいと思う。

お楽しみに。

3_2

2009年12月21日 (月)

テルーススタイル 2

テルースチックの「チック」という言葉を再度検討したけど、

今回は「テルーススタイル」に変えてみた。

テルースに似ている、と言うと

デザイナーに失礼になるので、

「雰囲気を持った靴」と言おう。

前回プレーンパンプスを紹介したが、今回はオープントゥ。

スタックヒールが可愛いし、カジュアルエレガントかな。

(ちょっと無理な表現!!)

テルースだったらオレンジにライトオレンジではなく、

オレンジにはピンクの組み合わせだろうな、と思いながら・・・。

僕の好きな靴。発売は一月末らしい。

2_2

そう言えば、テルースのデザインポリシーって

「我々の描く線は可能な限りシンプルな線に近く、

時の流れの中にある」

だったっけかなァ。

2009年12月11日 (金)

再び「スウェット族」

スウェット族を研究してみると、面白いことを発見。

スウェット族は以前連載して書いたけど、

家で一日中スウェットで過ごし、それを着て夜寝てしまう人々を

僕が称した。

しかし日本にはスウェット素材ではないけど

旅館の浴衣がスウェットに似ている。

つまり、旅館に着き、浴衣に着替え、風呂に入り、

1_4

また浴衣を着て、羽織を着て、食事をし酒を飲み、

また風呂に入る。そしてその浴衣で寝る。

正にスウェット族と素材こそ違うが

日本の昔からあったスタイル。これは大発見。

しかし昔の旅館は遊技場があり、そこには必ず卓球台があって

皆浴衣の袖をまくり上げ、汗だくで玉と戯れる。

まだある。将棋に五目並べネ。

まァ遊ぶ物と言えばこの様な物しかなかったなァ。

2_3

2009年11月11日 (水)

スウェット族 No.5 「五百円族」

最近コンビニで昼食を買う。

買うにつれて、今日は五百円以内だった、とか

ちょっとオーバー、なんて気にするようになった。

ある時、若い子にその五百円の話をしたら

多くの子が五百円を目安としていることが分かった。

なるほど、次に僕は五百円・五百カロリーを目標にした。

すると体重の増がなくなった。

五百と言う数字には意味があるのだろうか?

すると、休みの日は一日中家に居る「スウェット族」も

仕事に出ると五百円の昼食になるのであろうか、

興味を持ち始めた・・・。

聞いてみると、多くの子がそうであった。

これは驚き。

スウェット族は平日は「五百円族」に変身するのだ。

すると今、ファッション雑誌が売れない等よく耳にするが

五百円の昼御飯より高い雑誌を買うのは

彼・彼女達にとっては大変なこと。

しかし彼等は、お金を使わず貯めているのかなァ。

それとも千円でお釣りに五百円玉をもらい、

五百円玉貯金箱に貯めているという可能性もあるなァ・・・。

月に一回は贅沢な食事を、年に一度は贅沢な旅にも出る。

ガソリンが高くなり、高速道路が安くなり、

時代が変な変化をしている中、

電車に揺られ、美味しい食べ物のある旅館・ホテルに泊まる。

しかしまだ分からないのが、そこでも

本来のスウェット族であるのであろうか。

未だ不明である。

5_1

~スウェット族 「完」~

2009年10月 2日 (金)

スウェット族 No.4 「裸族」

4_2

スウェット族について、ここ数ヶ月研究し

それがNo.4になってしまった。

一日中スウェットで過ごし、それでパジャマ兼用とする。

そして、そのスタイルで一日中家に居る。

出かけるとするとコンビニまで。

する事は、掃除、洗濯、アイロン掛け。

BGM・テレビは一日中流れていて

作業していない時はダラダラとリラックスタイム。

最近分かったことだけど、夏の暑い時は

スウェット族から「裸族」に変身するとのこと。

2_3

つまり、裸に近いスタイルで一日過ごすと言うこと。

たぶん短めのキャミソールにトランクスと言うスタイルであろう。

八十前半で亡くなった僕の絵の恩師も、

アトリエ上の自室では本当に素裸で過ごしていると言っていたが

一生独身だったから出来ること。

さて、裸族の話を聞いて、なるほど・・・。

実は僕も家に居る時は

夏の間はTシャツにトランクス。

これは涼しくて楽だ。

3_3

ただし、すぐ手が届く所に短パンを準備しておく。

何故って、「ピンポーン」と玄関のブザーが鳴って

届け物が来た時にこのスタイルで表に出る訳には

いかないので、その上に履く。

1_3

話に聞くと、地震の時

このスタイルで逃げられないので、準備はしているみたい。

しかし、スウェット族・裸族は楽だ。

暑い夏、これだとどこにも行きたくない。

キャミソールにトランクスもいいが、

ベビードールもお勧め。来年は是非。

5

2009年9月 7日 (月)

スウェット3

三話になるが、どうも気になるスウェット族。

とにかくパジャマになるスウェットウェアーを一日着て

それで寝ればいいわけであるから

一日何も予定が入っていない日にトライしてみた。

もちろんパジャマにもなり、ちょっと外にも出られる物を買った。

これでスウェット族に変身出来るかも。

しかし、一日約十六時間

何をしているのだろうか。それも部屋の中で。

まァ、ゴロゴロとテレビを見たり、音楽を聴いたり…。

あとは…。

では音楽でも聴こうか、とホコリだらけのプレイヤーにかけるCDを探す。

サティでは暗いし、まァ、ジョージウィンストンあたりかなァ。

とにかく一時間もたない。

テレビのニュースは暗いし、

次々これまたホコリをかぶったPCを開く。

これと言って何もなし、目に悪そうなので止める。

これでも三十分も経っていない。

お昼でも買いにコンビニでも行くか、と思い立ったが

この服?に合わせる靴がない。

しかしこの何もしない時間に耐えられなくなった。

コンビニに行くのに着替えるかァ?

最後にあまり使用してないゴムのつっかけサンダル。

色は茶。歩いて建物のガラスに映る自分を見てガッカリ。

しかしコンビニで買って、家で茶を入れて

一人食べる。

何となくむなしさを感じる。

いったい、皆は何をしているのだろう。

そうだ、掃除・洗濯。

一日居る部屋を綺麗にするのか!!

つまりそれは一日過ごす為、朝の内にやらなくてはいけない。

ついでに風呂とトイレ、キッチン。

そして昼食を済ませ、こうなると昼寝かァ?

昼寝が終わると洗濯物の取り込み。

なるほどなるほど、次に三時くらいから夕食の事を考える。

冷蔵庫とにらみ合い、今日はパスタとサラダかな?

なんて思うわけで、白ワインでも開けるか。

テレビを点け、作業に入り、出来上がり。

テレビを見ながらゆっくりと食事。

のんびりお茶して片付け物。

今日の最後は風呂になにやら薬品を入れてリラックス。

さて後はテレビを見ながら寝るだけかな。

これがスウェット族の一日かも知れない。

いかがですか?

3

2009年7月31日 (金)

ギャラリー ~デッサン5

二人のデッサンも、一人のデッサンも

時間は同じ。

二人の場合、一人描いてその後もう一人、と言う訳ではない。

やはり、からみ合う同一感が大事だ。

だから、一人の顔を描いたらもう一人の顔も描く。

これにより位置関係が生まれる。

1

2

1_2

2_2

3

4

Photo

Photo_2

Photo_3

2009年7月24日 (金)

ギャラリー ~デッサン4

デッサンでいつも大事なのは動きだ。

腰のひねり、足を広げたり、体をひねったり。

このポイントをいかにちょっとオーバー気味に、

そして手と足はちょっと大きく。

これがポイントかなァ~。

Photo_2

Photo_3

1

2

3

Photo_4

Photo_5

1_2

2_2

2009年7月22日 (水)

待ち合わせにもスタイル Vol.4

キャフェの重い扉を開けて日に焼け、

健康そうな人が入ってきた。

「おや、荒木さんこんにちは。今年のレースはどうだった?」

「いやぁ、ドクターストップがかかっちゃってね、お恥ずかしい。」

「僕も去年から、調子が悪くて。お互いに気をつけましょう。」

荒木さんはいつものようにニコニコしながら、

席について先に来ていた友人たちと話し始めた。

その後、昔と同じ笑みを浮かべながら彼女が入ってきた。

立って迎えるべきか・・・・・・。

このままでいよう。大袈裟にするにもここは東京。

僕のグラスに残ったビールは少し気が抜けて、

泡が寂しくなってきた。

ビールの泡の向こうに君の笑顔が見える。

昔と変わらない笑顔と話し声。

この何年もの間、別々の二人に何があったのだろう。

取り留めも無い昔話から始まって、

10分間の短くて長い、そして終わりの無い話。

「お互い色々あったんだねぇ」と

ありきたりの台詞がそのストーリーの終止符だった。

「ところで、お腹空いた?」

すると、彼女が「何が好きだったっけ?」

「僕ね、今日雑誌を見て行きたい所があるんだ。

フレンチでもいい?懐かしい味だと思うけど」

僕は笑いながら立ち上がり、

彼女が出やすいようにテーブルを引いた。

「何だ、背が大きくなってないなぁ」

僕の言葉に彼女は

「あたしたち幾つだと思っているの?」

戸口の席に羽田さんがいた。

彼女が出るために戸を左手で開けながら、

「この前、五反田のパーティーは素晴らしかった」

「あっ、どうもどうも。居るのが分からなかった」

軽い会釈とともに、キャフェの外に出る。

「寒くない?」彼女は首を振った。

さぁ、これから長い年月を短縮しないと。

最速で、しかも焦らず優雅に。

だから僕たちは寂しく優美な短距離ランナーかもしれない。

大人の男と女におけるランデヴーのスタイル、

僕はもっと修行しないと。

4

【Fin】

2009年7月17日 (金)

ギャラリー ~デッサン3

何故こんなに早く描けるの?と聞かれる。

何故・・・

これは描く枚数による。

何事も数をこなしていかないと。

一杯描けば描くほど人が見えてくる。

これまでに何枚描いたことだろう。

何本鉛筆・消しゴムを使っただろう。

万は超えているだろう。

でも気に入って残っているのは、数枚。

Photo_21

Photo_22

Photo_23

Photo_24   

2_11

Photo_25 

01

Photo_26

Photo_27   

Photo_28

Photo_29

Photo_30   

08

2009年7月15日 (水)

待ち合わせにもスタイル Vol.3

彼女は車で来るのだろうか。車で来たら食事の時お酒が飲めない。

僕一人で飲んでいたらしらけないかなぁ。

いや、そんなことはない、きっと。

もう僕の心の中には食事の場所も決めてあるから。

夕食といえば、パリではテラスに席をとると、

ありとあらゆる物乞いや見世物や花売りがやって来て、

その度に散財する。

フランス人曰く、持てる者は

公共の場に出ると持たざる者のために消費しなければならない。

ある初夏の夕べ、

ライトアップされたノートルダム寺院を眺めつつ

テラスで食事をしていると、

テラスのシーズンが始まったばかりで芸人たちも一斉に出動開始。

入れ代わり立ち代わり現れるので、

テーブルを囲んでいた友人4人とも小銭入れが空っぽになってしまった。

ほとんどの客が食後のディジェスティフや葉巻も終えるころ、

アコーデオン弾きのおじさんが来たが、

「今夜はもう持ち合わせが無くて」と言うと、

残念そうに「出てくるのが遅かったぜ」と呟いていた。

色々な想い出とともに半分の時間が経過した。

タバコでも吸って間を持たせないと。

そして、全部ビールを飲んでしまって、

空に近いグラスが置かれていては、

彼女が待たせたかと思い心配するといけない。

飲まずに半分は残しておこう。

相手を待たせるのは辛いし、

相手に《待たせてしまった》と思わせない気遣いは難しいし、

JUST ON TIME って言うのもビジネスみたいで味気ないし。

3_2

【7月22日掲載のVol.4に続きます】

2009年7月10日 (金)

ギャラリー ~デッサン2

デッサンは楽しい。

モデルと一体となり、約十分間の勝負。

また街で時に描く。

まるで狩りの様だ。

そして街の場合は動く。

「アッ、ちょっと待って!」なんて言えやしない。

想像しながらご覧下さい。人は動くものです。

Photo_15

Photo_16

3_3 

2_5

1_5

Photo_17

2_6

1_6   

6_2

5_2

4_2

1_7    

2_7

3_4

4_3 

5_3

Photo_18

Photo_19

Photo_20   

1_8

1_9

2_8

2_9 

1_10

2_10

3_5   

2009年7月 8日 (水)

待ち合わせにもスタイル Vol.2

ひところのパリでは、

男がキャフェテラスでの時を過ごすにもスタイルがあった。

一人で席についても、周囲を落ち着かない様子で見回したり、

ガサゴソと新聞を広げたり、せわしなく時計を見たり、

大声でギャルソンを呼んだりせず、

顔見知りに会えば軽く挨拶して

悠然と舗道を行き交う人々を眺めていたものだ。

いまどきの東京でも、場所を選べば、携帯電話での長話、

ブランド品バーゲンの大きな買い物袋を脇の椅子に置いて

大声のおしゃべりや連れてるペット君たちのほめちぎり、

といった騒音に邪魔されず、

グラスに注がれたビールの泡の数ほどには無いけど、

ちょっとした何年も前の想い出に浸ることができる。

きれいなキャフェテラスは増えたものの、

まだこの街独特のスタイルは出来上がっていないかもしれないな。

雑誌や TV でよく見るセレブリティが出入りしても、

パリやローマやニューヨークだと、

居合わせた人がみんな振り返ってじろじろ見たりはしない。

東京では相変わらず、女性同士や男性同士のテーブルが多い。

かといって、深刻な別れ話で向かい合っているふうなカップルも嫌だ。

女性が早めに着いていて、

落ち着かない様子で髪やメークを直しているのも見苦しい。

2_2

【7月15日掲載のVol.3に続きます】

2009年7月 3日 (金)

ギャラリー ~デッサン1

人を描くと言うのは好きだ。

モデルと向き合うと、前からだと七分、

後姿は三分で描いてしまう。

以前雑誌の仕事をしていたことがある。

今で言うとイラストレーション。

その時「挿絵」と言うことにしてもらった。

どうもカタカナ職種が苦手の様だ。

おまけに自分の絵に文章も書いていた。

僕の様な仕事は何と言うのか?

カタカナ文字は嫌だからといって

「風俗画」と言うと何となくイヤらしい。

要はファッションイラストレーション。

当てはまる日本語が見当たらない。

このブログも早一年。過去のデッサンをご覧下さい。

Vol002_1

Vol007_1

Vol005_2

Vol006_1

Vol005_1

Vol009_3

Vol009_2

Vol009_1

Vol007_2

Vol015_1

Vol013_1

Vol016_1

Photo_7

Photo_8

Photo_9

Photo_10

Photo_11

1_2

2_2

Photo_12      

Photo_13

1_3      

Photo_14 

2_3

1_4

3_2   

2_4

2009年7月 1日 (水)

待ち合わせにもスタイル Vol.1

いつもの癖で、待ち合わせの場所へは30分前に行った。

何年ぶりに会うのだろうか。

この会う日を決めてからずっと昔のことを思い出していた。

今日は朝から、洋服選びに時間がかかった。

スーツじゃぁ堅くなるから、彼女の好みの色のジャケットに

パンツはラフな綿ではなくて、やはり絶対にウール。

洗濯屋から上がったシャツの袋を開けたら、袖がカフス用だった。

じゃぁ、カフスをしないと。

洋服達までが、「今日はちゃんとして」と言っている様だ。

カフスは、彼女が見て「相変わらずね」と笑う物を。

何がいいだろう。

ちょっと「H」なのはやめて、二人して笑えるものを。

本当に久しぶりだから砕けずにネクタイをして行こうか。

ネクタイを選ぶのにいつもより時間を費やし、

そして締めるのに3回もやり直しをした。

香水は、彼女は明るい人なので、さわやかな柑橘系のものを選んだ。

待ち合わせの17時はキャフェでは暇な時間。

30分も心の準備の為に時間がある。

ギャルソンがやってきた。「何になさいますか?」

この時間コーヒーだと後の食事が旨くなさそう。

でも、彼女はお茶だけで食事をするつもりは無かったりして。

まさかぁ!この時間の待ち合わせでお茶だけ?

聞き出す恥ずかしさを抑えるために、

少しアルコールでも入れおかないと。「すみません、ビールを」

1_2

【7月8日掲載のVol.2に続きます】

2009年6月26日 (金)

ギャラリー ~絵画3

人物水彩は得意な方ではない。

やはり自分としては

自然の中で描く風景が好きだ。

このシリーズは珍しく人物水彩メドレー。

ちょっとヘタかも知れないけど見て下さいネ。

1

2007年 ロベール!パーティーは終ったョ (透明水彩 788mm×545mm)

 

2

2007年 ナタリーのポーズ (透明水彩 788mm×545mm)

 

3

2006年 ローランの昼寝 (透明水彩 545mm×788mm)

 

4

2008年 本を読むミッシェル (透明水彩 788mm×545mm)

 

5

2008年 シルビー (透明水彩 788mm×545mm)

 

6

2008年 座るリリアン (透明水彩 760mm×560mm)

 

2009年6月19日 (金)

ギャラリー ~絵画2

前にも書いた様に、絵を描きに行く時

画用紙・絵具等の道具も大切な物だが、

トイレも重要なものの1つ。

必ずトイレを発見し、その廻りから活動が始まる。

水彩の水の入手も簡単。

ですから、最初の絵がトイレの絵です。

__5

2007/12/2 真鶴岬 原生林の中のトイレ  (透明水彩 788mm×545mm)

 

Photo

2008/2/3 部屋からの雪化粧 (透明水彩 545mm×788mm)

 

Photo_2

2007/7/30 ダンボールに描いたカサブランカ (透明水彩 788mm×545mm)

 

Photo_3

2007/3/17 雹(ひょう)の中のヨットハーバー (透明水彩 545mm×788mm)

 

Photo_4

2006/10/1 白山荘  (透明水彩 545mm×788mm)

 

Dayoff

2007/6/9 DAY OFF 山側  (透明水彩 545mm×788mm)

 

Photo_5

2008/4/14 隣の枝垂れ桜  (透明水彩 788mm×545mm)

 

Photo_6

2007/3/12 バルコニーからワインとバラ  (透明水彩 545mm×788mm)

2009年6月17日 (水)

映画の中にもスタイル Vol.3

この映画で素晴らしいのは音楽。

中でもピエールバルーが歌ってる「サンヴァ  サラヴァ 」が大好きで

この曲はサンヴァでありながら、

軽快なリズムにアレンジされフレンチテイストである。

僕は今でもCDを聞いている。

これ以外の曲も特に雨の夜に車で聞くのが良く似合う。

確か、ドーヴィルに迎えに行く時も全て、

長距離の車の場面は雨が降っている。

雨の中インストロメンタルの「オージュル デュイ セ トァ」が流れ、

男と女の想い出、現実、想像そして現実への反省のくり返し。

泣いたり叫んだり、感情をぶつけ合うシーンは無く、

白黒の場面があればカラーになったりしてね。

二人の愛のひと時も、

モノトーンの画面に心臓の鼓動だけが音楽のように流れ、

台詞も語られず、深く優美な大人の官能が表現されていると思う。

またその時のアヌクエーメが煙草(ジターンヌ)を

ジッポライターで付ける吸い方にしてもしかり。

髪をかき上げる姿は天下逸品。

この映画全体を流れるスタイルは、極めて上質で、

落ち着いたトーンでまとめられている。

この映画「男と女」はフランス映画好きの仲間達と話すと

止めどもなく語られる。

この文も先日その仲間達と話していて

ドーヴィルの話になった時にこの映画の話を書こうと思い立った。

だがその場で、僕があんなにフランスに住んでいて

何度も仕事で行き来していたにも拘わらず、

ドーヴィルに行ってない事に冷ややかな目で見られた。

聞くだけで、素晴らしい街、これは絶対に行かなくてはいけない。

行くからにはこの映画の様なシチュエーションがいい。

だがしかし、相手がいない・・・・・。

未だに映画の中のドーヴィルしか知らない僕であった。

3

2009年 無題 (透明水彩・パステル 400mm×296mm)

【Fin】

2009年6月12日 (金)

ギャラリー ~絵画1

子供の頃から絵を描くのが好きだった。

もうデッサンスケッチは何枚になり

水彩画は何枚だろう。

デッサンは十分以内に描いてしまう。

水彩画も四六判半切(545mm×788mm)を

一時間半くらいで描いてしまう。

はけとか太い筆を使うので、

アッと言う間に空は塗れてしまう。

大昔は鉛筆で下書きしていたが、それだと

その下書きの枠から出ることが出来ない。

やはり絵は大胆に自由に、

筆のタッチを楽しみながら描くのが好きだ。

どうぞご覧下さい。このブログで使用した絵を。

Vol008_1

2008/5/2 大原漁港 オレンジの漁船 (透明水彩 545mm×788mm)

 

Vol008_2

2008/6/14 金田漁港 二艘の漁船(透明水彩 545mm×788mm)

 

Vol001_2

2006年 アラモアナヨットハーバー(透明水彩 545mm×788mm)

 

Vol001_1

2007/9/24 朝顔(透明水彩 788mm×545mm)

 

_

2007/7/19 滝 (透明水彩 788mm×545mm)

 

__2

2007/12/3 旅館の窓より真鶴岬  (透明水彩 545mm×788mm)

 

__3

2007年3月 宮古島 ホテルの窓から珊瑚礁とヨットとプール (透明水彩 788mm×545mm)

 

__4

2008/5/2 大原漁港 漁船と魚市場  (透明水彩 545mm×788mm)

2009年6月10日 (水)

映画の中にもスタイル Vol.2

ある日、彼女がパリに帰る終電が無くなり、帰るに困っている時、

彼が車でパリまで送る所からスタートする。

女優が確か、ウンガロのミューズでもあった、アヌク・エ―メ。

彼女の着ているコートがラムのコート、そしてシャネルのバッグに

ある時はヒールの低いパンプス、ある時はミドル丈のブーツ。

平凡な装いなんだけど、彼女なりのシックなスタイルを感じさせられる。

また、この映画は車好きの彼がいたら是非とも一緒にヴィデオを見たら?

そのころのパイロット、グレハムヒルの名前が出る

ルマンのGTカーレース、そして、フォードムスタングが出る

モンテカルロラリー等、

ルルーシュが助手席に便乗して撮影した映像は一見に値する。

その二人は週末に子供に会いに行くたび、心が少しずつ動いていく訳。

そして、彼が、モンテカルロラリーに出場し完走した時に、

今なら携帯電話といくのだろうが、あのころは電報を打つ訳。

電話だって交換台を通してた。

最初は通常の祝電だったんだけど、訂正し

「bravo! Je vous aime」

ここがJe t'aimeでない所がいじらしい。

成熟した大人の愛情表現だからそうなのか、

互いに立場を尊重する微妙な距離感でもあり、

奥ゆかしくエレガントでもある。

電報を受け取った彼は、モンテカルロからパリを経由し

ドーヴィルまで出場したムスタングのレースカーを飛ばして行く。

海辺で彼女と二人の子供を見つけ、パッシングライト。

子供を寄宿舎に送り、ホテルのレストランで二人だけの食事の時。

これとこれ、そしてメインにステーキをオーダーし

「他に御注文はありませんでしょうか?」と

注文欲しげにメートルドテール(この場合ギャルソンかなぁ)が聞く。

そこで、男が「注文?」に対して

「vous avez des chambres?」(部屋はあります?)と言う。

何とフランス映画だねぇ。

大人だから様になっているし、女だって動じたりしない。

僕は、この場面を見る為に何度もヴィデオを借りて見ている。

2

【6月17日掲載のVol.3に続きます】

2009年6月 3日 (水)

映画の中にもスタイル Vol.1

僕は1966年にカンヌ映画祭でグランプリを取った

クロード・ルルーシュ監督、フランシス・レイ音楽の

「男と女」と言う映画が大好きだ。

何故なら、今とは違うゆっくりとした時間を味わえるから。

皆さんは知ってるかなぁ?

ほら、「♪ダバダバダ、ダバダバダ♪」の映画。

そして、フランス語を習っている人にはお薦め!

子供が出演していて、結構簡単なフランス語だよ。

但し数年前、偶然に観る機会があったこの映画のパート2は

何故か僕は好きではない。

さて、この話は

映画のスタントマンだった夫を事故で亡くし、

娘が一人いて、映画の仕事をしている女性。

彼女の娘と同年代の息子がいて、妻に先立たれたカーレーサーの男性。

二人はそれぞれ、子供をドーヴィルにある寄宿舎制の学校に入れ

週末ごとにパリから子供に会いに来る。

これがこのストーリーの始まり。

舞台となるドーヴィルは大西洋岸の高級リゾート地。

対岸は英国で、秋冬でも浜辺で乗馬を楽しむ別荘族。

シックなレストランやホテルも多いところだ。

この背景がすでにリッチでお洒落な大人の恋を演出している。

英仏百年戦争以来、いやそれ以前からか、

フランス人と英国人は歴史的に不仲とも言われるけれど、

実はフランスのブルジョワジーは、

ファッションも英国テイストだったりするのだ。

例えば、ドーヴィルのファッションは基本的に

ブリティッシュトラッドでちょっと甘いフレンチテイスト。

これがB.C.B.G.

知人に聞くとこの地のベストシーズンは夏ではなく秋から冬。

この物語も丁度そのシーズンの物語。

1

【6月10日掲載のVol.2に続きます】

2009年5月29日 (金)

ギャラリー ~ハンカチ・スカーフ・ショッピングバッグ

一週間にひとつ、今までこのブログで掲載した

絵や画像などをギャラリーとして紹介します。

今回はテルースのハンカチ・スカーフ・ショッピングバッグです。

Vol004_1

Vol004_2

Vol004_3

Vol004_4

Photo

Photo_2

081124tl

Photo_3

1_2

2_2

2009年5月22日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.11 【Collection:92/93 Autumn Winter】

テルースはカラー、素材の組み合わせの他に

木型とヒールをいつも新しくしています。

このプラスティックの黒いヒールは、横から見ると細いヒールですが

後ろから見ると板に見える。

そしてマニッシュ、ショートブーツ。常にカジュアルな表現も。

Tel92_93aw07

Tel92_93aw02Tel92_93aw01

Tel92_93aw03

Tel92_93aw04

Tel92_93aw05

Tel92_93aw06

2009年5月 8日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.10 【Collection:91/92 Autumn Winter】

このカタログも前回同様、手作り靴、そして旅のテーマ。

このカタログに色々なことを託しました。

自分達のやってきた靴への美の可能性、そして

テルースの未来。

いつまでもこの様に生きて欲しいという願い。

そう、旅は別れが付き物。沢山の意味を込めて。

Tel91_92aw01

Tel91_92awb01

Tel91_92awb02

Tel91_92awb03

Tel91_92awb04

Tel91_92awb05

Tel91_92awb06

Tel91_92awb07

Tel91_92awb08

Tel91_92awb09

Tel91_92awb10

Tel91_92awb11

Tel91_92awb12

Tel91_92awb13   

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.11」は5月22日公開予定です。

2009年4月24日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.09 【Collection:91 Spring Summer】

91年春夏から、売る靴とカタログ用の靴と分け始めた時。

カタログはあくまでもテルースのイメージ。

これはロケをしたカタログ。

靴は全て手作りで最高の素材。

そしてこの時初めてTELLUS(流れ文字のロゴ)を使用した。

後ろのページのバレリーナは、一つ一つの花のモチーフで

手で縫い付けていった物。

Tel91ss01

Tel91ssb01

Tel91ssb02

Tel91ssb03

Tel91ssb04

Tel91ssb05

Tel91ssb06

Tel91ssb07

Tel91ssb08

Tel91ssb09

Tel91ssb10

Tel91ssb12

Tel91ssb13

Tel91ssb14

Tel91ssb15

Tel91ssb16               

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.10」は5月8日公開予定です。

2009年4月10日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.08 【Collection:90/91 Autumn Winter】

これは撮影が大変だった。

富士山の樹海で撮った物。寒くて寒くて・・・。

靴を虫の様に表現した物。

岩、木、草の中に綺麗な靴達が潜んでいるでしょ。よーく見て下さい。

Tel90_91aw01

Tel90_91aw02

Tel90_91aw03

Tel90_91aw04

Tel90_91aw05

Tel90_91aw06

Tel90_91aw07

Tel90_91aw08

Tel90_91aw09

Tel90_91aw10

Tel90_91aw11

Tel90_91aw12         

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.09」は4月24日公開予定です。

2009年4月 8日 (水)

男の身支度 Vol.10

これはあまり言いたくないが、

僕の書類入れにはいつも小物を忍ばせてある。

ゴムで出来たムカデ、砂袋で出来ている蛇とカエル。

おまけに付け髭。

何故この様な馬鹿な物を持っているかと言うと、

例えば、言葉が通じないような国から人が来た時

場を盛りあげることができる。

付け髭でポラ写真とか、ワッと脅かす小物とか、

芸にも小道具が必要。

ただこれを使用する場合、

相手の好み、その場の雰囲気をよく見て使用しなくてはいけない。

最後に小物達のお手入れも大事。

週に一回7足の靴を磨かないと。

それも明るいところでネ。

傷も明るくないとチェックできない。

磨き方は 12月3日のブログ記事「靴の磨き方にもスタイル」 を見てね。

男って、こだわりと言いながら、

しがらみ、こじつけ、偏見、いい訳で防御しているが、

実はデリケートで結構心配性で、その上恥ずかしがりやな者です。

そして世界一素敵な貴女の為に、この様に日夜努力をする者なのです。

2009年4月 1日 (水)

男の身支度 Vol.9

棚の上には、旅行バッグある。

1泊、2~4泊用、一週間、それ以上の物と。

もちろん、それぞれが大きさも違う。

そして旅行バックは、革のボストンなら、

必ず同色の革のショルダーか

小型のバックがおそろいだとお洒落だ。

バックの色はカーキと黒のナイロン。

これは、トランク型ソフトケースと

3着スーツが入るガ-メントケース。

そして、落書きだらけの長旅のLV。

そうそう、ハンガーで吊り下げ式のガ-メントケースの中に

数着のスーツは裸でつるしてはだめ。

必ず、よくスーツを買うと付いてくるビニールケースを

一枚づつ被せておく。

そうすると他に靴や小物を入れても乱れないし、

水をかぶった時により安全。

旅行に出る時は、多くの事故を予想しなくてはならない。

特に下着の1セットと

歯ブラシを機内持ち込みのバックに入れておく。

何故ならトランクが間違って出てこない事も

想定しておかないとならないから。

2009年3月27日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.07 【Collection:90 Spring Summer】

90年春夏は、テルースの得意なカット。

あと綺麗な色の組み合わせ。

カットと色彩の組み合わせの魔術師とも言えるカタログ。

Tel90ss01

Tel90ssb01

Tel90ssb02

Tel90ssb03_2

Tel90ssb04

Tel90ssb05

Tel90ssb06

Tel90ssb07

Tel90ssb08

Tel90ssb09

Tel90ssb10

Tel90ssb11

Tel90ssb12   

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.08」は4月10日公開予定です。

2009年3月25日 (水)

男の身支度 Vol.8

コートの選び方は本に良く出ているけど、

着方は書いていない。

コートを着て忘れてはいけない事がある。

必ず訪問先の入口前又は入口にて脱ぐ事。

取引先の偉い方といつ会うか分からないし、

その時コートを来て挨拶したのでは、

エチケットに反する。

朝の身仕度をうまくするには

料理の下準備の様な事も大切。

小物達はスーツを着色するパレットに並ぶ

絵の具のような物。

色別に奇麗に並んでいなくてはならない。

まず、ネクタイは、

紺系、茶系、赤系、グリーン系、黄色系に色分けしてあり、

もちろんワイシャツもブルーの無地からストライプに入り、

紫を経過して赤になる。

そして、グリーンから茶に入り黄色になる。

ハンカチも、浅い箱に縦に色別に入れられており、

特に白に関しては普段用と正装用と区別されている。

そして黄ばみやすい白は常にチェックしなくてはならない。

もちろん靴下も、ベルトも、そして靴も色別。

08

2009年3月18日 (水)

男の身支度 Vol.7

ボールペンは僕の場合は

ワイシャツのポケットにさす。

ジャケットにさした場合、ポケット口が痛むし、

上着を脱いだ時でもすぐ取れるから。

またペンは、ネジ式のキャップがいい。

ノックだとしまい忘れて、

ボールペンでシャツに線を書くおそれがある。

そして万年筆をシャツか、

ジャケットにさすのは論外。

蓋が外れて必ずどちらかに

インクのシミを作る結果になる。

そして小物入れへのこだわりは、

女性もバックの中に化粧品などを入れるバックを持っているが、

これはどんなファッションブランド物より、

アウトドアーのものがいい。

僕の持っているのは三つ折りで

それぞれに大小のポケットが付いており、

広げてフックで掛けられるようになっている。

ハンカチの予備をバッグに。

もし素敵な彼女が映画館で涙をこぼした時さっと出せるから。

7

2008年 無題 (透明水彩・パステル 400mm × 295mm)

2009年3月13日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.06 【Collection:89/90 Autumn Winter】

これは、モデルとヘアーと靴のアートカタログ。

あの当時、これを撮るのは大変だった。

この時、テルースのエナメルリボンのバレリーナが出た。

Tel89_90aw01

Tel89_90aw02

Tel89_90aw03

Tel89_90aw04

Tel89_90aw05

Tel89_90aw06

Tel89_90aw07

Tel89_90aw08

Tel89_90aw09

Tel89_90aw10

Tel89_90aw11

Tel89_90aw12         

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.07」は3月27日公開予定です。

2009年3月11日 (水)

男の身支度 Vol.6

洋服に入れる小物財布などは総て薄い物に限る。

そして、表にブランドの付いてない物。

財布の表に金物でブランド表示の物を僕は避ける。

その金具で洋服を痛めてしまうかもしれないから。

財布は札入れとカードのみ。

小銭入れ付きは厚くポケットが膨らむ。

そして、素材は滑りにくいシープにしたい。

ズボンのポケットから出し入れしにくい点は難点だが、

滑りにくい、落としにくい、掏られにくい ( 特に海外などで )

と言う点を重視したい。

小銭入れに関しては、

昔はじゃり銭をポケットに突っ込んでいたが、

ポケットが汚れるし、切れる。

そこで選んだ物は、

柔らかくなめされた革の小さな小銭入れ。

名刺入れは蓋無し。

蓋を付ける事によって厚みが出てポケットが膨らむ。

つまり体に合った細いシルエットのスーツのラインが

壊れない様に小物も考えている。

問題は煙草に関して。

僕は基本的に、煙草の箱はバッグに入れる。

しかしパーティーなどバックを持たない時は、

必ず6~7本入る薄いシガレットケースを

上着の裏の下の方の小型ポケット(身返し横ポケットと言う)に入れる。

06

(295mm×400mm 透明水彩・パステル)

2009年3月 4日 (水)

男の身支度 Vol.5

書類などを入れる鞄、バッグは

雨の日以外は革を使っている。

その形態は別として、絶対にスーツを着て、

バッグのショルダーストラップで肩に掛けたり、

たすき掛けをしてはならない。

ジャケットのパットが痛むし、形を崩すもとになる。

また、ベルトの金具でネクタイを引っ掻けてしまっては大変。

バッグはやはり、

上手な職人が作った手になじみ持ちやすいグリップの物を選ぶ。

バッグの良し悪しはグリップを握れば分かる。

時計のチョイスも大変。僕は電池のものは嫌いだ。

昔、長距離レースに出ていた時、

自分がしていたストップウォッチの電池が切れて、

非常に困った。

だから今は手巻きか自動巻き。

手巻きの古い時計の左右のベルトの革を変えると

楽しく遊べる。

僕はグリーンとブルーの

二本のクロコダイルのベルトを購入して、

左右色違いで使っている、

もちろん二本だから反対色で一セット在庫がある。

05

(295mm×400mm 透明水彩・パステル)

2009年2月27日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.05 【Collection:89 Spring Summer】

89年春夏は、マニッシュタイプ。

やはりテルースのコレクションに絶対必要。

親子穴のパンプス、ゴムで足を押さえるタイプ。

あとはいつもの低いパンプス達。懐かしいけど、今新鮮。

Tel89ss01

Tel89ss02

Tel89ss04

Tel89ss05

Tel89ss06

Tel89ss07

Tel89ss08

Tel89ss09

Tel89ss10

Tel89ss11

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.06」は3月13日公開予定です。 

2009年2月25日 (水)

男の身支度 Vol.4

靴下も重要なお洒落のポイント。

だって足を組んだ時、階段を上がる時、

ちらっと見えるではないですか。

特にくるぶしにブランドマークが入っている物は

僕は履かない。

もちろん銀行のような硬いお取引先と合う時は、

まじめに紺のペンシルストライプのスーツに

紺の長い靴下(ロングホーズ)だが、

普段はちょっと楽しんでみるのも悪くない。

基本的には、履く靴か、スーツの色に合わせる。

僕はほとんど柄物だけど。

ニット素材の靴下の場合は必ず毛玉に注意。

ブラシで掃いた時に取るのがいい。

またシックな紺や黒を履く時は、乾燥肌の人は注意!

乾燥した肌の粉がズボンで擦れて、靴下に付く。

これはみっともないので、

クリームを足に塗りこまなくてはいけない。

オーデコロンは、出張に行く時

持参しないで空港で買う事にしている。

本来ならば正しい香水の選び方があるのだろうが、

今はもう、これだと決めず。

行く度いろいろ買って、

帰国後大きなガラスのボールに入れてある。

瓶がきれいだから見ていても楽しい。

香りも、例えばスポーツ観戦に行く時、食事に行く時、

それと仕事に行く時と、

まだ結論は出ていないけど、全部変えなくてはいけないような

気がしてきた。

大切なのは、人に不快感を与えない様に注意。

付けるところは、胸に吹きつけ、

それを両手の手首で拭きとるようにして着け、

その手首で首にもそして、太股の内側。

そうすれば量を沢山吹きかけなくてもいい。

女性だったら、オーデコロンは夕方までに消えてしまうので、

小瓶(アトマイザー)をハンドバックに潜めておくことを薦める。

2009年2月18日 (水)

男の身支度 Vol.3

シャツを着てネクタイを締める前には、

必ず一度、手の油を洗い落とす習慣を付けてもらいたい。

つまりネクタイを締める時に

油が付くのを気にしなくてはいけない。

締めるところだけが汚れている人が居るけど

それはみっともない。

ネクタイを締める時再度、喉の髭の剃り残しをチェック。

また、シルクのネクタイは特に要注意。

指先が、がさがさでは傷を付ける。

だから手は昨晩の内に

クリームを塗っておかなくてはいけない。

ポケットチーフとネクタイの柄は

極力同じ物は避けるようにしている。

あらたまる場合はきちんと折って、

そして何もないときはフワッと出る様に。

または、リネンのポケットチーフも良いね。

悲しい映画を見ている時、

彼女の頬をつたう涙を、チーフをさっと取り出して拭いてあげ、

またポケットに挿す。

カジュアルに着こなすには、

冬のツイードのジャケットの胸ポケットに

ペッカリーのドライバーズ手袋を挿すのもお洒落。

ただし、コートはだめ。

脱いだ時コートを折曲げて抱えるでしょ!

その時逆さまになって手袋を落としてしまうから!

ベルトはズボンのループにベルトを通したら、

鏡の前でくるりと見ないと、

時々通し忘れがあるから要注意。

バックルがウエストの中央になく

曲がっているのはみっともないので、

ズボンに付いている動き止めループ(チイ付き)に

金具を通し固定するなんて皆さん知ってる?

そして、極力

ベルト、時計、カフスボタン、靴の金具の色は統一したい。

ジャケットやシャツなどでボタンの多い物は

まず上を締め、そして下を締め、中を締めていく。

そうすると慌てた時にボタンの掛け違いをしない。

これは、学校の先生に習った。

何しろ僕の学校の制服は七つもボタンがあったから。

03

(295mm×400mm 透明水彩・パステル)

2009年2月13日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.04 【Collection:88/89 Autumn Winter】

88年秋、一番テルースらしい所かな。

毛皮、スウェード、赤い底、ヒールの高いレースアップ、

光る石、カット、インドで刺繍させたエンブレムの靴。

華麗なテルース。

Tel88_89aw01

Tel88_89aw02

Tel88_89aw03 

Tel88_89aw04

Tel88_89aw05

Tel88_89aw06

Tel88_89aw07

Tel88_89aw08

Tel88_89aw09

Tel88_89aw10

Tel88_89aw11

Tel88_89aw12

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.05」は2月27日公開予定です。

2009年2月11日 (水)

男の身支度 Vol.2

さて、ワイシャツ。

特にダークカラーは、襟、袖などが擦れてしまうのが目立つ。

色が薄くなった物や、プレスで光ってしまったもの。

特に時計のベルト(金物)で袖口が擦れて、

切れてしまったものは、お別れを告げなくてはいけない。

奇麗なシャツやお気に入りは、

普段、家に居る時に着るのもよし、

自宅での洗いざらしを素肌で着るのも気持ちがいい

(家で洗って乾かす時は、すそにおもりをつけると

ややシャンとなる)。

そして、ワイシャツの襟に入れる

プラスティックの棒(カラーステイ)の選択。

それを入れないとワイシャツの襟がピンとしないし、

襟がジャケットから出ているのもみっともない。

カラーステイが大変!

ワイシャツの枚数分プラス予備でもらった物の中から、

左右同じ物を選ばなくてはならない。

これは襟の形によって長さも違う。

統一された規格が無くて、まったく困ったものです。

でもこれはしょうがない事。

一度、タイプ別に分類しておいたのだが、

使い終わり入れる時にまちがえたりして、それは断念した。

ワイシャツは袖口より上にボタン(プラケットボタン)がある。

着る前にそれを止めておくと時間の短縮になる。

そして、見えないと思って締めない人がいるが、

上着を脱いだ時を考えなくてはならない。

だがしかし、このような意見もある。

あるイタリア人は、厚い自動巻の腕時計の為に、

ジャケットの袖のボタンを開け、プラケットボタンも

仕事をして緊迫している時の

少しでも隠れた開放感を得る為に開ける。

ムムム・・・・・。そうかもしれない。

カフスボタンを使用するシャツは、

会う人によってカフスを選択する。

ジャンキーなものから、まじめなシルバーまで。

僕の場合は前者が多い。

何故か会話の中で笑いのねたになる物が好き。

そして、着た後でカフスを付けると言うのは大変。

カフスを付けてから、手を細めて着てしまう方が早い。

でもそれは僕が痩せているからかもしれない。

02

(295mm×400mm 透明水彩・パステル)

2009年2月 9日 (月)

スウェット2

Photo

僕はスウェットは着ないのかと問われた。

着ることは着る。

トレーナー、ヨットパーカー、等々。

しかしこれらでは、山のキャンプとか

泥酔しない限り寝ない。

前回書いた

家に帰りスウェットに着替えて

それで寝る人を「パジャマ族」と称したが、

僕との違いは

それで寝るか寝ないかの違いである。

しかしパジャマと言うのは

寝る為に何故か機能的に出来ている物で、

汗の吸い取りなど、また寝返りの時など・・・。

まァこの様なことを言っても個人差がある。

さて、僕が言いたいのは

パジャマ族用シューズを考えなくてはならない。

つまり、それを着てコンビニくらいまで行ってしまうのであるから、

何かソフトな・・・履き口がゴム入りの柔らかい靴で可愛い色。

外で履かなければ、

フローリングの床なら室内履きにもなる。

どうですか、パジャマ族の方は。

「ちょっと履き靴」・・・必要?

Dm1

Dm2

2009年2月 4日 (水)

男の身支度 Vol.1

男も女性同様、朝の身仕度から

今日の仕事と言う戦いに向かって真剣に準備してもらいたい。

まず、歯磨き。

歯ブラシは、いつも通っている歯医者さんの

歯科衛生師さんに頼んで、一箱買っておくのがいい。

時期は、1年に2回の歯石、歯のチェックの時が丁度いい。

歯ブラシは常に、ブラシ部分が新しい方がいい。

使い終わった歯ブラシにもまた、その後の人生がある。

靴を磨く時に、クリームを塗ったり、

細かいところのブラシに使用したり、

自転車のギヤーやチェーンの汚れ落としに使用して、

歯ブラシの人生は終了する。

次に、今日会う人とスケジュールを思い浮かべながら髭を剃る。

この時鏡のチョイスであるが、やはり

片面が普通で、裏面が拡大鏡が良い。

何故なら、普通の面で髭を剃り、その後

細かい剃り残しを拡大鏡で見ると良いから。

さてさて、次は下着のチョイスだ。

絶対にみっともない下着は付けてはならない。

洗い過ぎて捨てる寸前の物は早く捨てる

(捨てる時は、必ず切ってから捨てる事)。

海外でも、もちろん使い捨て紙パンツなんてもってのほか。

旅の恥はかき捨て、旅のパンツは履き捨て、と言うのは良くない。

良く母が言っていた。

「もし変てこパンツを履いて事故を起こして

何かあっても貴方を引き取りに行かないからね。

誰かに、手術などで見られたりしてはお里が知れる」と。

Tシャツはワイシャツの色によって変えなければならない。

透けて、中のTシャツの色が見えていては幻滅。

例えば白のシャツの中にグレーのTシャツを着てごらんなさい。

ちゃんとグレーが透けて見える。

0812162

2009年1月30日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.03 【Collection:88 Spring Summer】

テルースのテーマの中に

旅・冒険は付き物。

アマゾンのテーマでは、マットパイソンを使用。

カモフラージュでは迷彩柄をパッチワーク。

そして旅のバッグ。

次のページはテルース。可愛い、楽しい、ペタンコ靴達。

Tel88ss01

Tel88ss02

Tel88ss03

Tel88ss04 

Tel88ss05

Tel88ss06 

Tel88ss07

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.04」は2月13日公開予定です。

2009年1月28日 (水)

スウェット

スウェットで調べると「スエットを見ろ」、と辞典は言う。

スエットで見ると「汗」ときた。

その下を見ると、スエットウェアー。

スエット素材で綿ジャージー等で作られた衣服、となる。

スエットシャツは「トレーナーを見ろ」と書かれ、

スエットファッションで見ると

「ジャージーなどのスエット素材で作られたファッション衣料で、

広くは汗をかく為のスポーツウェアー」とくる。

ようするに、スポーツ選手が汗を取る為のウェアーであり、

体を冷やさない為の一種のトレーナーである。

何を言いたいかというと、僕は

運動用のヤッケとかジャージーはあるが

家で着るスウェットは持っていないからである。

Tシャツが、下着から表で着るファッションとして

市民権を持って、40年が経つ様な気がする。

いつの間にか運動着が部屋着・町着に変化して来た。

確かに楽な様だ。

だがお洒落をする者なら徹してもらいたい。

旅でホテルに着く。スウェットに着替える。

そこまでは良いが、それを着て食事、そして散歩。

室に戻りごろごろ、そしていつの間にか寝巻きとなる。

ファッションは楽にあらず、ウエストゴムは楽だ。

しかし、その場所場所に合ったファッションを楽しんでもらいたい。

楽(らく)と楽しむ(たのしむ)は同じ漢字だが、

今一つ腑に落ちない。

僕はこの人々を「パジャマ族」と呼ぶことにした。

Photo_2

2009年1月16日 (金)

タイムマシンにお願い Vol.02 【Collection:85/86 Autumn Winter】

これは85年秋冬のカタログ。

テルースは常にアート性のあることを意識したカタログ。

全て楽器と靴を組み合わせにした写真です。

美しさを楽しんで下さい。

Tel85_86aw01

Tel85_86aw02

Tel85_86aw03

Tel85_86aw04

Tel85_86aw05

Tel85_86aw06

Tel85_86aw07

Tel85_86aw08

Tel85_86aw09

Tel85_86aw10

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.03」は1月30日公開予定です。

2009年1月 2日 (金)

タイムマシンにお願い プロローグ / Vol.01 【Collection:84 Autumn Winter】

九十六年、アイアンマン琵琶湖でトライアスロンを辞めた。

年の暮れに、今は無い青山のブラッスリーDのBARで一杯やっていた。

そこに、パトロンがやって来て、話しかけて来た。

パトロン「アッシュ・テーさんって、靴関係の人でしょ?」

僕「まぁネ」

パトロン「俺、昔の彼女にプレゼントする時は

      いつも渋谷のテルースで買っていたヨ。知ってる?」

僕「・・・」

パトロン「あの靴は、最初は外国の物かと思っていたヨ。

      良く出来てて、革の服もパッグも靴も全て同じ色で染まっているんだ。」

僕「へー」

パトロン「彼女に言わせると、すごく履きやすいらしい。

      ちょっと高いけどネ。

      でも今は無くなってしまった。あのブランド。

      アッシュ・テーさんも靴関係の人なら、あの様なブランド作ってヨ。

      夢があって、綺麗で、男もあの靴を彼女にプレゼントしたいと

      思わせる様なブランドを。」

僕「・・・・・・」

 

では、皆さんにお見せしましょう。昔のテルースを、八十四年のカタログより・・・。

スタート!

 

これは84年に出した、テルース初めてのカタログ。

テルースと言うブランドが

どの様な人に履いて、着てもらいたいかと言うイメージ。

レザーウェア、シルクのブラウス、スーツ、コート、ニット、靴。

すべてテルースです。

Tel84aw01

Tel84aw02

Tel84aw03

Tel84aw04

  Tel84aw05

Tel84aw06

Tel84aw07

Tel84aw08 

Tel84aw09 

Tel84aw10

◆次回「タイムマシンにお願い Vol.02」は1月16日公開予定です。

2008年12月12日 (金)

アイアンマンへの夢 最終話 「天国の君へありがとう」

いよいよ大会当日。

包帯を取れば、血は止っていた。

バンドエイドをはり直し、いよいよ会場へ。

空はどんよりとして、今にも雨が降りそう。

琵琶湖の湖は透明度のない暗い緑色。

泳いだら、水の中に引きずり込まれそうだ。

いよいよスタート。やはり、クロールは水をプッシュする時に力が入る。

手を見ると血が流れ始めていた。

泳ぎながら何度も考えたが、

その血だらけの手を上げボートを呼んだ。

リタイヤ。

数日後、彼の事が気になりお母様に電話した。

ひょっとして、13回忌?もう一つ気になっていたのは「彼は蛇年?」

その内容をお母様に話したところ、

背筋がぞっとした。彼は蛇年であった!

「きっと自分の代わりに夢を達成した事のお礼と、

もう、自分の為ではなくアッシュ・テーさんらしく生きてくれと言う事。

そして、その大会は手の怪我より

もっと大きな事故を予測して止めたのでは。」

と言ってくださった。

7

 【Fin】

2008年12月 5日 (金)

アイアンマンへの夢 第六話 「君からの最後のアドバイス」

それからの僕は、彼の事も忘れロング狙いで、

佐渡、宮古島と毎年数々の大会をこなした。

さて、96年琵琶湖の

アイアンマントライアスロンレースの出場が決まった。

そのころの練習は結構厳しく、

国体の選手に引かせ、集団で大井埠頭の周回練習。

その練習中に先頭が水のボトルを落とした。

そして僕の前に転がって来た。

これを踏んだら落車、それも集団だから大変。

だが、僕の車輪はそのボトルを真っ二つにした。

そして、全員の落車は免れた。

いよいよ琵琶湖、大会説明会も終わり、

友人達が時間もあるから、お城と庭を見に行こうと言うので、

我々は、試合の事を考えながら庭を散歩した。

すると、僕らの前を、

蛇が一匹僕らの進行を妨げるように横ぎった。

そのころの僕らは有頂天。「きっと幸運の女神さ」。

次の日は、バイクの車検。

この競技には、ちゃんと車検がある。

僕らは、タイヤに空気を入れ車検場へ。

その空気を入れ終わり、バルブを抜く時の事である。

僕のタイヤは決戦ホイール。

それは4本の風を斬る為の刃物のようなカーボンスポーク。

6

空気ポンプのバルブが抜けないので、思いっきり引いた。

抜けたと思ったその時、指が、その歯のようなスポークにグッサ。

血は吹き出すし、緊急手当をして、

包帯でぎゅうぎゅう捲きにした。

そして、車検の為の納車に行った。

その後は、気を落ち着かせる為、いろいろしたが、ずきずき痛い。

明日は、大会だし。その日は風呂には入らず(傷によくない)早く寝た。

 【最終話へ続く】

2008年11月28日 (金)

アイアンマンへの夢 第五話 「君との約束」

だからしょうがない、習ってもいない平泳ぎ。

故進まない。

土手からは「勇気あるリタイヤもあるぞー」。

自分の気持ちの中には、

「ここまで来るのにいくら金を掛けたんだ」。

しかし顔がつけられない。

しばらくすると、マーシャルの船が近づいてきた。

「リタイヤしますか?」

その時、船の波で「ガボッ」とその水を飲んでしまった。

するとどうだろう。汚い水が何ともなくなってしまったんだねぇ。

そこから、クロールスタート。

何人か抜いてスイムを終了。これから得意の陸の上。

バイクに飛び乗り、すいすいと抜いていく。

20kmくらいの地点で、何故か背中が暖かくなるのを感じた。

そしてバイクはより早くなる。

僕は霊感を感じた事はないが、ひょっとして、

彼が背中についているのでは?

とにかく早かったが、(そこの部分は少し傾斜になっていたのが後で分かった。)

そして、バイクの後はラン。

この様に最初の大会は無事完走した。

5 

その次の年も、もう一度、同じ大会をエントリーした。

そうしたら、彼のお母様からなんと大会と同日に3回忌をやると言われた。

僕は彼との約束があるので、出席をお断りし、手紙を添えた。

その2回目の大会は何もかもがスムーズ。無事に僕はゴールした。

3回忌に出席した人から聞いた話だが、

僕の手紙が何と丁度僕がゴールした時間に読まれた。

「今日は君との約束の試合だ。

今回は君の力を借りずにゴールするから、ちゃんと天国に行って下さい。」

多くの人が涙を流したそうだ。

 【第六話へ続く】

2008年11月21日 (金)

アイアンマンへの夢 第四話 「初挑戦 潮来の大会」

そこで考えた!

学生時代陸上の選手だった友達が家の側に住んでいるので、

早速電話してこのストーリーを話して、

とりあえず1年コーチを願った。

第1回目の練習の時。走りを見せろと言うことで目黒川から、

駒沢通、旧山手通、西郷山の周回4kmを走ったが、

次の日筋肉痛で足がガタガタ。

次からは、友人は、歩きの姿勢と、柔軟体操を半年間教え続けた。

一年経過して、何とか人前で

泳いで、バイクに乗って、走れるようになった。

いよいよ彼の目指していた、茨城潮来のショート

(スイム1.5km , バイク40km , ラン10km)トライアスロンにエントリーした。

しかし、水泳会場を見た時、汚さにショックだった。

だって死んだ魚が浮いている。

一応デリケートな僕は、メチャクチャ苦手。

勝鬨(かちどき)を上げていよいよスタート。

しかし、僕はその水に顔をつけられない。

4

 【第五話へ続く】

2008年11月14日 (金)

アイアンマンへの夢 第三話 「君の目標」

家に帰り、

「自転車もあるし彼に変わって僕トライアスロンをやるぞ!」

すると、家族が「泳げるの?」

そう僕はカナヅチであった。

よし、個人教授だ!気品匂うがごとく、愛らしい顔立ち、

すらっとした女の水泳の先生を探せ!

そこでやって来たのは、顔だちの可愛い奇麗な先生でした。

ところが、当時は水泳の事をよく知らず。

やはり昔選手だった人は逆三角形のボディーでした。

3

水の中で抱えてもらって、息継ぎを夢心地で習っていると、

少しずつ嫌いな水にも慣れてきた。

ある時水泳の先生が、「ランニングはどうするの?」

 【第四話へ続く】

2008年11月 7日 (金)

アイアンマンへの夢 第二話 「君の死」

ある時、自転車仲間のテルース新宿店(今は無い)の店長が

最近肺が痛いと言ってきた。

トライアスロンを目指していたその当時25歳の青年、

「大事はないと思うけど、ちょっと病院に行ってこいよ。」

と病院に行かせたが・・・・・するとなんとガン。

その若い、健康的な体はあっというまにガンが転移していき

トライアスロンへの夢と大好きなテルースと、

フィアンセを残してこの世を去っていった。

2

お葬式の日、

僕は最後のお別れのスピーチをしなくてはいけなかった。

その言葉の中で、

「僕を健康にする事を教えてくれた君が去っていく、

君の目標を一つ僕が達成しよう。」

つまりトライアスロンをやろうと誓ったのです。

 【第三話へ続く】

2008年10月31日 (金)

アイアンマンへの夢 第一話 「健康へのスタート」

僕のスポーツ?

「96年までトライアスロンをやっていた。」

(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)と答える。

「今は、軽く泳いで、軽くサイクリングして、ウォーキングかなぁ。」

すると、多くの人によく

「なんであんなに厳しい大変なスポーツをしていたの?」

と聞かれる。

何で・・・と言われても困るけど、20年くらい前だったかなぁ。

テルースの仕事をしていて、

またロベールクレジュリーのライセンスの契約の仕事もして

海外はしょっちゅう行かなくてはいけないし、

テルースは新しい店が毎年オープンしていくし、

毎日忙しい日々で、夜になると毎晩お酒。

この様な生活を送っていた。

テルースの店長達と雑談をしていたら、彼らの趣味が自転車だった。

「アッシュ・テーさんも健康の為に乗ったら?」

まぁ、子供のころには乗っていたし、即攻で、近くの自転車屋へ買いに行った。

1

ドロップハンドルの自転車に乗っていて、

ある時ハンドルのネジが緩んだかで落ちてしまった。

これがホントのドロップハンドル。なんて冗談は言っていられない。

スピードを出していたら大変。

この様な物は絶対にプロショップに限ると思い、

二台目の自転車を依頼しに行った。

こうして少しずつ体調がよくなってきた。

 【第二話へ続く】